Yahoooの天気予報を見たら、土曜日は気温が低いものの、天気は晴れ、波の高さは1メートルで、風は風速1メートルから2メートル。
冬場にこんな穏やかな日は珍しく、これは行くしかないと、嫁さんに呆れられながらも、筏へ初釣りに行きました。
筏釣りは、ヌカと砂を混ぜたものに、オキアミや貝を包んで、黒鯛を狙う釣りです。
こんな感じです(お昼にカップヌードルを作っているときに撮りました)
ちなみに、ヌカと砂を混ぜたものを、ダンゴと呼んでいます。
12月29日の釣り納めは、天気が良かったものの、水温が低くて、僕も釣友二人もアタリが全くなく、散々な結果に終わりました。
釣友に声を掛けたのですが、急な思い付きだったので、二人とも不参加。
今日は一人で頑張ります。
7時に出船して筏に渡り、意気込んでダンゴを落としましたが、案の定、魚の反応はありません。
時々餌を齧られますが、ハリスの傷のつき具合から見て、フグの悪戯でしょう。
今日も厳しい釣りになりそうです。
筏のチヌ釣りは、穂先でアタリをとります。
10時ごろ、波に揺れる穂先に、かすかなアタリがありました。
思いっきりあわせると、肩にずっしりとした重みがかかりました。
かなりの大物がかかりましたが、すぐに喜んではいられません。
ボラという魚がダンゴが大好物で、チヌ釣りにはつきもの外道なのです。
特にここのボラは、50センチを超える大物ばかりで、3匹も釣ったら腕がパンパンになってしまいます。
ボラは横に、チヌは底に向かって走ります。
この手ごたえは、底に向かっています。
これはチヌだろうと、期待を胸にリールを巻き上げていくと、銀色の魚体が浮かび上がってきました。
初釣りでチヌを釣るなんて、チヌ釣りを初めて13年になりますが、これが初めてです。
そしてなんと、11時ごろにもう一匹追加。
今年は、なんて良い年なんでしょう。
嫁さんに2匹目が釣れたとメールをしたら、イカも釣ってと返事が来たので、チヌ釣りを小休止、エギングでアオリイカを狙いましたが、釣れそうな気がしません。
早々にエギングを切り上げ、チヌ釣りに戻り、3時ごろにそおっと誘いをかけた時、穂先がチクっと動きました。
すかさずあわせると3匹目のチヌです。
穂先とウキの違いがありますが、小さなアタリを見極めるのは、ヘラブナ釣りと共通です。
小さなアタリと鋭い引き、これがチヌ釣りとヘラブナ釣りの醍醐味だと思います。
3匹も釣れば上出来なのですが、釣り人とは欲張りなもので、もう一匹と頑張りました。
4時半に船が迎えにくるので、4時には片付けを始めないといけません。
もう時間がないなあと、仕掛けを回収しようとすると、いきなり竿を持っていかれました。
首を振りながら、底へ向かって走る、鯛系独特の引きです。
それも、今まで味わったことのないぐらいに強烈な引きです。
体感的には5分ぐらい魚と引き合っていたでしょうか。
やがて魚が疲れてきて、浮かび上がってきました。こちらも腕がクタクタです。
ようやく魚の姿が見えました。
銀色の魚体です。
これは記録的な大チヌか! と思ったら、細長い魚体です。
なんと、ボラの尻尾に針がかかっていました。
そら尻尾に針が掛かって上に引っ張られたら、振るし底にも走るわな・・・
残念です。
それでも46センチを筆頭に、44センチと42センチのチヌが釣れましたから、今年は素晴らしい年になりそうです。