折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周29日目 2012年1月29日 大分県 佐伯~宮崎県 延岡

2012年02月06日 | 日本一周


ホテルの窓から外を見ると、空は綺麗に晴れ渡っていました。
Bromptonを組立て、今日は九州最東端を目指します。


鶴見半島の県道604号線を走っていると、丹賀砲台園地というところがありました。
200円を払って入ると、トロッコで高台に上ることができるそうです。
地下道にあるトロッコは、自分で動かさないといけません。


動かすといってもスイッチを押すだけですが、トロッコはゆっくりと急な地下道を登って行きました。

 戦時中は、この高台に15センチ砲が据えられていたそうです。
射程距離は30,000メートルもあるそうですが、広い日本を守るには少し心もとない気がしました。


丹賀砲台園地を後にすると、道は急な坂に差し掛かりました。
九州最東端の鶴御岬灯台は、とんでもない坂道の上にありました。
やっと入り口のゲートが見えたと思ったら、急な下り坂の向こうに灯台が見えました。
帰りにこの坂を上ると思うと、ここで記念写真をとって、引き返したい気分です。


気を取り直して坂を下り、灯台に辿りつきましたが、最東端の碑はさらに140m先でした。


急な階段があったので、Bromptonには灯台の下で待ってもらって、僕だけで最東端の碑に向かいました。
遠くに四国が見えます。

僕より東に九州人は一人もいないと思うと、少し優越感にひたれます。


灯台から引き返してくると、「水の子島海事資料館」がありました。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になったところで、受付のおじさんが、丁寧に案内してくれました。

 100年以上も前の灯台守の宿舎が保存されて、ここから14km離れた水の子島の灯台に、2週間交代で灯台守をしていたそうです。
資料館の中には、水鳥の剥製がいっぱいありました。
灯台にぶつかって死んだ鳥を、灯台守の人が剥製にしたそうです。
2週間交代で、剥製を作る暇のある仕事が、うらやましく思えます。

それから、水の子島では、60センチのグレがバンバン釣れるそうです。
僕は年末に和歌山へ磯釣りに行ったのですが、25センチのグレが一匹だけ、それもうらやましい限りです。

県道604号線から県道501号線に入り、延岡を目指したら、道が行き止まりになっていました。
漁港の人に道を尋ねると、目の前に立ちはだかる山を越えないといけないそうです。

 
 覚悟を決めて山を登っていくと、空の展望所というところがありました。
別に空を目指して走っているわけではないのに…


展望所を越えて坂を下っていくと、自転車を停めていた数人の男の子が「グッドジョブ」と声をかけてくれました。
手をあげて答えると、拍手を送ってくれました。
ちょっとした英雄気分です。

国道388号線に入り、もう少しで延岡というところで、またもやひどい上り坂です。
日が暮れて道は暗く、車の通りも多く、恐々の態で、延岡にたどり着きました。
 
地理がわからず、信号で停まっていたルイガノのクロスバイクに乗った青年に延岡駅の場所を尋ねると、親切にも駅まで先導してくれました。

29日目

 

走行距離

141.3km

GPS計測)

 

総走行距離

2,847.1km

宿泊費

2,980

 

合計

2,980

 

※経費には食事代やお土産代は含んでいません。