今年のGWは、5月2日に年休を取ったので7連休。
そこで、5月2日と5月3日にチャリ旅に出かけました。
いつか太平洋岸自転車道を走破するため、まずは勝手知ったる道でお試しと、3月に購入したTERN Verge P10で串本まで行くことにしました。
サドルバックには最低限の着替えなどを詰め、雑誌の付録についていたフロントバックには携帯工具やパンク修理キットを入れ、シートポストには輪行袋をくっつけてます。
5月2日の8時30分に自宅を出発しました。
ひたすらブルーラインをトレースしますが、コース中最もルートミスをしたのが地元。
ついつい知っている道に行っちゃいます。
海南市から有田市、湯浅町、広川町と、かつて週末練で爆走したコースを小径車でクルクルと走ります。
P10は評判どおり、よく走ります。でも、思ったよりスピードは出ません。
どうしても脳裏には「自転車は爆走」という考えが染み付いているようです(笑)
結論から言うと、コース中しんどかったなあと思ったのは由良の上り↓
海岸線から一気に駆け上がる感じで、フラフラでした。
ここからもうちょっと進むと、白崎海岸。青い海と白い岩がキレイです。
2番目に苦戦したのは、日高町から美浜町へのルート。地味に上っているし、自販機などない海沿いの道です。
4時間半ほど走ったところで美浜町のローソンが出てきて、そこで補給。ここで87キロです。
ここからは御坊市、印南町、みなべ町と国道42号線を走り、やっと1日目の目的地の田辺市に入ります。
ここでは国道から分かれ、ナショナルトラスト運動発祥の地である天神崎を通過します↓
ここは初めて通りました。確かに海の生物がいっぱい生息している感じ。
この日の走行距離は130キロで、実走時間は6時間23分、平均時速20.5キロでした。
自家用車で通勤している時は1時間10分くらいなので、えらい違いです。(走っているコースが違いますけどね。)
ホテルには16時に到着して、早速洗濯。
夕食は久しぶりに行ってみたかった店があいにく閉店だったために、職場の二次会でよくきた別の店へ。
個室でのんびり食べました。でも一人なら1時間くらいで終了。間がもちません。
そして5月3日。お世話になったホテルを8時20分に出発。
ちなみにこのホテル、飲み会などあった頃はよく泊まってました。
朝食付きで部屋もキレイなので、おすすめです。
まずは白浜方面へ。流石に朝から渋滞で、半分くらいは他府県ナンバーの車です。
ちょっと走って、円月島を通過↓
ここは14年前の研修員時代に朝練で度々走っていたコース、懐かしい。
白浜町の走行区間は結構長く、椿温泉のあたりから国道と分かれ小道へ。
ここはなかなか走りやすい自転車専用道ですが、一箇所だけ階段が登場します。
自転車を押した区間はここだけです↓
ここで国道に出た後、日置川あたりからは旧国道を通過し、すさみ町へ。
このあたりの車の通行量はかなり少ないです。今はほぼみんな高速道路ですから。
恋人岬で記念撮影、波が左右からやってきてぶつかるようです↓
この日は補給のための休憩はせず、ポケットに入れた羊羹やバーをこまめに補給しました。
すさみ町を過ぎれば串本町。いよいよゴール地点が近づきます。
串本の中心地あたりでは走行距離90キロくらい。
時間が少しあるので、潮岬を回るようにしました。
かなり疲れているのと、思ったより上りが多いので速度も全く上がりません。
ノロノロと走って、本州最南端に到着↓
この写真の左側がキャンプ場になっており、驚くほどテントがひしめき合っていました。
ここに住む職場の同僚に後日聞くと、一本道なので渋滞がひどいけど、地元のスーバーなどで食材などを買ってくれるので、経済効果はあるとのこと。
ソフトクリームを食べて、先を急ぎます。
ここまで来たら大島まで行きます、目指すは樫野埼灯台。
かなり弱ってきています、上りが長いぞ。。。
やっと到着↓
灯台に行く余力は毛頭なく、さっさと串本駅を目指します。
来た道を引き返すだけなので、上り3つの我慢。
そしてようやくゴールの串本駅に到着↓
この日の走行距離は120キロ、実走時間6時間7分、平均時速19.6キロ。
獲得高度は2日目の方が高かったようです。
串本駅の構内には輪行スペースがあり、他に自転車の客もなかったので焦ることなくパッキング。そしてホームへ↓
帰りは特急くろしおに乗車しました。
チケットレス予約で一番後ろの座席をゲットしたので、自転車も座席後ろのスペースに保管できました。
2日かけて走ったところを、特急電車は2時間で到着しました。
駅からはまた自転車を組み立て、自宅まで約4キロ走行。
無事に家に着きました。家族は「こんなタイヤのちっちゃい自転車で走れるの?」と思っていたようです。
今回はほぼ知っている道を走ってのお試し旅だったので、残念ながら感動はありませんでした(^^;
走ってみて分かったことは、
・折り畳み自転車は輪行があっという間で便利
・P10の走行性能は小径車の中では高く、サドルも快適
・速度が出ないので、楽しみながら1日で走れる距離は150キロ以下
こんな経験を積めたことが、今回の収穫です。
太平洋岸自転車道を走るととなると、10日くらいはかかる算段となります。
しっかり楽しむためには、体力を維持しておかないといけませんね(笑)