まるぞう備忘録

無題のドキュメント

牛すじカレー。その2。

2014-01-21 09:59:43 | まるぞうレシピ

もう20年以上も昔の話です。
茨城県の友人宅に遊びに行った時のことです。
友人がスリランカカレーを食べに行かないか。というのです。
本場のスリランカ人のコックさんが開いているというカレーショップでした。

今でこそ都内にはあちこちインド人のカレー屋さんはあります。
でもその頃はとても珍しかったのです。
しかもスリランカ?しかも茨城?

ランチセットになっていたので、たくさんの中から三種類のカレーを選びました。


うん。どれも美味しいな~。
さすが本場の味だ。カレーそれぞれ堪能していたら、スリランカ人の店主がそばにやってきました。

違う違う。そんな風に一種類ずつ別々に食べるんじゃないですよ。
その三種類を混ぜて食べてください。

おそるおそる三種類のカレーを混ぜてみました。
こんな感じでしょうか?

違う違う。もっともっと。
そんなことしたら、元のカレーの味がわからなくなるじゃないですか。
と思いつつ、三種類をもう均等になるように混ぜました。

そうして食べると!あら不思議!全く別なカレーになった。しかも美味しい!


そうなのです。
例えばメニューにABCDEの5種類のカレーがあったとします。
もちろん単品でも美味しいです。
しかしAとB、CとDなど選んだカレーを混ぜると新しいカレーとなるのです。
AとBとC、AとDとEでもまた新しいカレーとなります。
しかも単品のカレーよりスパイスのハーモニーが広がり、混ぜた方が更に美味しくなります。

たとえるならABCDEのカレーとはそれぞれ協和音の鍵盤のようです。
単音でも良い音が出ますが、二つ、三つの鍵盤をどれを組み合わせてもそれぞれ奥深い和音を奏でます。

ふうむむ。これがインド・スリランカカレーの奥深さか~。
日本人には思いもつかない美味しさの概念です。

初めての本場インド・スリランカカレーを体験した瞬間でした。


つづく





上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

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