まるぞう備忘録

無題のドキュメント

鬼の川。

2015-09-14 09:48:09 | 防災情報。


 昔むかし、毛野の国(現在の栃木県付近)に、毛野川という川が流れていました。普段は優しい川でありましたが、一度氾濫すると怒涛のように村を押し流してしまうことから、人々は鬼が怒る川と書いて、鬼怒川とも呼んでおりました。

 この鬼怒川と村との間には小さな山(現在の若宮戸山)がありました。この山には十一面観音様が祭られておりましたので、人々は十一面山と呼んでおりました。

 この山が自然の堤となって鬼怒川の氾濫から村を守っておりましたから、村人たちはこの十一面山を大切にし、普段から村人総出で掃除を行ったり、植林をしたりしておりました。

 しかしある日、ソーラー業者と名乗る人物がこの村にやって来、十一面山を削り始めました。村人はこの山が大切な堤防であることを業者に訴えましたが、自分の土地だからこちらの勝手だ。あまりしつこく言うとこの村に住めなくなるぞ。と逆に脅すのでした。

 村人たちはお役人に訴えましたが、お役人も現状の法律では対応ができないと村人の訴えが取下げられました。

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常総市議会会議録 
常総市:平成26年5月定例会議(第2回会議)

◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、風野議員の御質問にお答えいたします。
 鬼怒川左岸の若宮戸地区につきましては、堤防が築かれていない無堤部が約1キロメートルにわたり存在しておりますが、通称十一面山の丘陵部が自然の堤防の役目を果たしておりました。御指摘の若宮戸地先におきましては、ことし3月下旬に若宮戸地区の住民の方より丘陵部の一部が掘削されているとの通報があり、現地を直ちに確認し、鬼怒川を管理している国土交通省関東地方整備局下館河川事務所へ報告したところでございます。当該地区は民有地であったため、民間事業者の太陽光発電事業により丘陵部が延長約150メートル、高さ2メートル程度掘削されたものでありました。

◯道路課長(柴田 稔君) ちょっと今のところ、実際には全体を把握しておりませんが、常総市内においては若宮戸地区、先ほど申し上げましたように1キロ弱程度ですか、この地域が無堤地帯となっておりまして、一番危険な区域と判断しております。

◯道路課長(柴田 稔君) このような実態が発覚しまして、それが3月下旬だったんですが、それ以降は河川事務所、あと太陽光ソーラーの設置事業者、そちらと三者で今まで3回ほど接触をして交渉をしてまいりました。そういう中で、河川事務所のほうでは大型土のうをそこに設置するということで、太陽光の事業者のほうの御理解を得て借地するということでほぼ合意に達しているところでございます。(略)河川区域といいながら、あのところにつきましては、道路以外は全部民有地になってございます。ですから、河川事務所でも堤防を築くことになりましても、ほとんどが民有地ですから、その民有地の土地の所有者の方の協力を得られないと堤防をつくることができないというような状況ですので、今回は応急対策、間もなく台風のシーズンとかがこれから迫ってくるところでございますので、差し当たって応急対策として大型土のうを今ソーラー設置している事業者の土地、もとあった堤防上のところですか、あそこに設置させてもらうということで内諾を得ている状況でございます。

◯道路課長(柴田 稔君) 鬼怒川の国の計画としての水位なんですが、それは百年に一遍達っするであろう水位、それをもとに河川計画を立ててございます。現在までは、今回削り取られた丘陵部なんですが、そこで約百年に一遍に来るであろう高さ、それを食いとめていた状態なんですが、今回削り取られたことによってそれを下回りましたので、今回は百年に一遍の水位、その辺まで土のうを積むということで河川事務所は考えているようでございます。
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 こうしてソーラー業者は十一面山を削り、形ばかりの土のうを積み上げ、パネルを設置しました。
「この山が氾濫を守るだと。馬鹿らしい。川が氾濫するわけないじゃないか。ははは。」
ソーラー業者はそう一人でほくそ笑んでおりました。しかしまもなく空からポツリポツリと降ってきた雨は、たちまちのうちに大雨となり、それが何日も何日も続きました。
この雨によって、鬼怒川の水かさはどんどん増え、業者が十一面山を削った若宮戸地先から越水が発生したと思うまもなく、溢れた水は村ごとパネルを流し去って行きました。

とっぴんぱらりのぷう。



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洪水と土砂災害に遭わない嗅覚。

2015-09-11 10:50:02 | 防災情報。

 鬼怒川で大きな水害がありました。数日間この鬼怒川沿いに大雨が集中したことが原因でした。大勢の方々の生活に大きな被害が出ました。亡くなられた方々にはお悔やみ申し上げます。






 赤丸が決壊場所です。標高15m以下が水色の地図です。栃木はずっと内陸のイメージがありますが、川の周囲は標高が低いのですね。一度川が決壊すると、標高の低い場所はいくら海から遠い内陸であっても、水浸しになってしまうことが、あらためて思い知らされました。またこれらの地域は低地であるがゆえに水が引きにくいという問題もあります。これからポンプなどで水を川に戻す作業があることと思いますが、被害にあわれた方はまだしばらく不便な生活になるということであります。お見舞い申し上げます。

 鬼怒川は語源は毛野の国の川ということですが、鬼が怒るという当て字に変化したのは、今回のように一度決壊すると鬼が怒ったように怖いということであるようです。地名には隠された先人の知恵が潜むことが多いようです。「なんとかが丘」みたいに造成したあと不動産屋が命名した最近の地名は消されてしまいますが、明治時代ころの地名がわかるとその地域の災害リスクはわかると言われています。

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①地すべりの状態を表したもの
大崩・崩田・崩沢・白崩・崩畑・蛇崩・杖立・青潰・久江ノ上・柆野(くいの)・ 津江抜間・ヌケ・のけ・抜田・青抜・抜崩・蛇抜(蛇がつくのは緩慢な動きを意味している。)・佐連・猿飼・佐礼谷・沢連・石ゾーリ・大草連・猿谷・小砂(こざれ)・砂子谷・大歩危・小歩危・法花津・波介(はげ)・犬の墓(せまい崩壊地)・欠の上・柿原・鍵掛・蔭田・影山・欠山・角間・落合・木落・走落・落倉・切通・奈切・大鍋割・立割・鳥越・天水越・乗越・巻山・裾巻・埋巻・飛山・飛士・一刎

②地すべりの結果生じた地形、谷の状況を表したもの
成・成田・竹成・魚成(うおなし)・堂ケ奈路・奈良尾・畑ヶ原(-なる)・大平・梨平・真萩平・南平(-びら)・久保・大窪・窪・窪田・久保田・梨窪・大草窪・水窪・溝尾・段・段地・深沢・赤沢・小荒沢・地獄谷・濁沢・大濁・小濁・浅谷・深谷・赤谷・五十谷(いそだに・いかだに)・老谷・大谷内・谷内田

③地すべり地の地質を表したもの
赤石・岩平・大石沢・石原・石谷・郷路谷・黒石(くれいし)・榑山・榑谷・久礼坂・暮畑・八栗・土ヶ谷・土路沢・シラベト・ヒド・白野・赤池・泥の木・泥沢・湯の沢

④地すべり地の田・畑の状況を表したもの
赤田・青田・挟田・棚田・谷内田・五反田・一枚田・久保田・榑田・深田・早稲田・餅田(粘土質)・田麦・千枚田・障子田・四十刈・五十刈・八斗・八斗蒔・白米平・白米(しらよね)・長畑・立畑・横畑・丸畑・切畑・越畑

⑤地すべり地の湿地及び湿地植物を表したもの
芹場・芹平・芹川原・菖蒲・菅久保・菅刈・菅沼・蒲生・蒲池・葭野・吉沢・吉越・吉原・葭尾・吉池・吉ヶ乎・萓場・大カヤ場・萓坂・真荻平・莇平・蓬平・田蓬・清水・涌池・溜井・池舟・月池

⑥その他
荒廃状況を表した荒平山・砕木窪・移動状況を表した出の脇・潜岩(くぐりいわ)・離山・突出・喰田、離村跡を示す古屋敷・寺屋敷・ゴンボ屋敷、生育に適した作物を表す味大豆・大豆谷・胡桃、所有地の紛争を表したと思われる論平・論地・論田があり、切、割などの地名は土地の区別を表している場合がある。

http://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/tyotei/t_zisuberi/pdf/yobou_tebiki_1.pdf
地すべり災害を予防・軽減するための活動の手引き



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崩壊地名

崩壊地名とは、過去の災害履歴を表わす地名を言う。
 地名には、過去の河川の氾濫などの水害、土砂崩れや崖崩れ、沼や池といった軟弱地盤の歴史と情報が組み込まれていることが多くある。例えば――「栗」が付く地名は、地面が崩れる「えぐられる」という過去の履歴を表わすことが多い。また「萩」は地肌が「はぎ取られる」、「荒」は自然や川が「荒れる。暴れる」、「柿」は土地が「欠ける」、「猿」は小石の礫から転じて「山崩れ」など。こうした地名を「崩壊地名」と呼ぶ。

 東日本大震災での巨大津波の被災地には、「砂」、「須賀」、「浦」、「潮」、「浜」、「釜」など、海を連想させる文字を含む地名が多いという。いっぽう、わが国の内陸中山間地には、岩石が崩れることを意味する「反」や「崩」を含んだ「反田」「大崩」といった地名が点在する。さらに、河川が蛇行し水害が多い地域は、その地形から「ツル」が付く地名が多く、当て字に「鶴」の文字を含むことが多い。また土砂崩れした地域では、山や崖が「欠ける」を意味する「柿」のほかに、「埋まる」の意がある「梅」を含む地名が多い。

 ほかに、「小豆」=崩壊、「麻布」=崖、「碇、猪狩、五十嵐」=怒る、あふれる、「水押、砂押、押切、押口」=水害や大水、「倉、桜、佐倉」=崩壊、「滝ノ沢、竹谷」=崖、「燕、椿」=崩壊、「大貫、抜」=鉄砲水、「放山、離森」=崩壊、地崩れ、「砂場、中浦、潮見、長浜」=津波、などの事例が見られる。

 土地崩壊を地盤工学的にみると、同じ地域で繰り返し起こることが少なくない。しかもそうした「素因」は長年にわたって変化し、その変化は地盤をさらに不安定化する方向に進む。
 災厄に結びつく地名が、語呂合わせで縁起のいいものに改められたのは先人の平穏を願う祈りに由来する。しかし現代では、地名がイメージ化・記号化され、災厄から断絶しつつある。日本の至るところに「みどりが原」、「希望が丘」が増えていくことは考えものである。

http://www.hazardlab.jp/know/glossary/崩壊地名#gsc.tab=0



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「地名はその土地の成り立ちを表すことが多いんです。例えば、『池』や『沼』などがつく土地は『低湿地』を、『新田』は湿地帯や荒れ地を新しく開墾した『田んぼ』を表しています」

液状化の危険性が高いのは、「地下水位が高い(浅い)場所」「若齢な地盤の場所」「砂質地盤または地下水位が浅い砂質地盤の場所」など。「池」や「沼」がつく地名は、それらの場所に当てはまることが多いというわけだ。

しかし、なかにはわかりづらいものもある。たとえば「緑」がつく地名は、埋め立て地・造成地を示しているのだという。若松さんは以下のように解説する。

「緑は、造成地なので若々しいイメージの良さを狙って命名されているのだと思います。東京都足立区千住緑町、新潟県長岡市緑町など全国の12の緑町に過去の液状化履歴があり、東京都墨田区の緑町では、1894年の東京湾北部地震と1923年の関東大震災の両方で液状化が発生しています。イメージが良い町名、おめでたい町名は新しい土地ですから要注意です」

「日の出」なども同様で、東日本大震災では千葉県の浦安市、船橋市、茨城県潮来市で液状化が確認されたという。未来の液状化を予測することはできない。だが、歴史から学べることはたくさんあるはずだ。

※女性セブン2011年9月29日・10月6日号
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 明治時代ころに上記の地名だった付近にお住まいの方は、注意される方が良いかもしれません。ただ簡単に引っ越しすることは難しいでしょうから、せめてこれからの大雨時には「万が一」を想定され行動されるべきであると思います。事前に家と家財には保険をかけておくことや、強い雨続き出したら自家用車は高台に移動するなど。
 土砂崩れの前には必ずものが焼けるような異様な臭いがするという証言があります。裏に山がある人で、原始人体質の人は大雨が続き出したら夜中でも窓を開け、裏山の臭いに注意することは身を守ると思います。臭いを嗅ぐとは自分の命を守るすぐれたセンサー能力であります。



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ブルッブルッ。

2015-09-10 11:53:05 | 防災情報。

 NHKスペシャルで、異常気象と天災の特集が再開されました。またうちの会社に「東京防災」という冊子が配られました。東京都もやればできるじゃん。とても良い冊子なので、日本中の家庭に配布されるといいな。と思います。





http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/index.html


 東京地方は大雨でした。みなさんの住まわれてる場所はいかがでしたでしょうか。自分は東京住まいなので気候の話題は東京中心になってすみません。

 台風というのは赤道上に集中して受けた太陽エネルギーを、北と南の極に分散させる作用であります。暴風とか暴雨のエネルギーも元をたどると太陽エネルギーであります。地球上におけるこの気象エネルギーの分配のバランスが、ここ最近急速に崩れ始めているということです。太陽からのエネルギーは変わりませんが、配布に問題があるということです。

 これもまた地球の陰陽の周期で、「配分のバランスが通れている時代」と、「配分が崩れる時代」が長い長い周期で繰り返されているのだと思います。今回は空の気象だけでなく、大地奥の活動周期も連動しているようです。原因は同じかもしれませんね。海洋の温度が上がっているため、気象配分バランスが崩れ出していると考えられていますが、大地奥の活発化が海底の温度を上げていると私は考えています。だから大地の活性化と異常気象が同時期に発生しているのだと思います。

 海水温度が上がると二酸化炭素の飽和濃度が下がります。つまり海中に溶け込んでいられる二酸化炭素の量が少なくなりますから、海中から追い出された二酸化炭素は大気に放出されます。これが昨今二酸化炭素の濃度が高まっている理由です。
 多くの人類は二酸化炭素が増えたから温暖化が進んでいると洗脳されていますが、因果関係は逆にです。一般には秘密ですが。炭素ガス排出権をビジネスにするために、頭のいい人達が考えたものだと思います。そもそも二酸化炭素が吸収する赤外線帯域は大昔から飽和状態ですから、たとえこの後二酸化炭素濃度が10倍になっても、温暖化ガス現象が原因で大気温度があがることは1℃もないでしょう。


 地球の大地が活性化することは、私たち人間には大脅威ですが、大自然の視点では、人間が汚した地球を大掃除するミソギに映るかもしれません。人類はこのミソギの洗礼を無事通過して、さっぱりとした顔で、次の文明に引き継げたらいいですね。その頃の人間は大自然に父性の畏怖と母性の感謝を持っていることであろうと思います。



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(静止軌道衛星上の電子束が乱れています)



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3つのコツ。後編。

2015-09-04 10:04:02 | まるぞう経営学

 私たちが企業から受け取る給料の本質とは、会社が社会から負った理不尽の昇華の役割のいくばくかを、割り勘で肩代わりして昇華することにあります。

 しかし一つ大切なことは、理不尽の肩代わり昇華が、給料仕事の本質でありますが、それは決して無理をして自分を傷つけながら行う事ではないということです。決して重たいコンダラを引っ張る根性論ではない。ということです。





 自分の中に挑戦心がある限りは、理不尽昇華を極めることをお勧めいたします。その体験の蓄積こそが、かけがえのない自分の人生のお宝になるのは間違いありませんから。
 ただ、「理不尽昇華」に対して、自分自身への挑戦の気概が萎えている場合は、おやめになった方がいいと思います。自分の心を傷つけてまで、理不尽を食べ続けることは、全くありません。

 さて、会社の仕事が理不尽であるのは、社会の理不尽昇華を一手に引き受けているからでありました。では理不尽に満ちたこの社会が悪いのか。いいえ、この社会が理不尽に満ちているのは、この現世自体が理不尽で成立しているからです。と私には思えます。

 つまり・・・
 生き物が歓喜を創造し、歓喜を体験するために、この世は理不尽で満ちているということです。私のように年齢を重ねて、世の中の仕組みが何となくわかってきますと、「理不尽」と「創造歓喜」は、同じもののオモテウラであると感じるようになります。


 そう、今、たとえパートの仕事に出ていなくても、家事や子育て、親戚近所付き合いは理不尽に満ちています。一切実社会からの交流を絶ってニート生活を送っていたとしても、親のスネをかじりながら、実社会の理不尽を味わいます。親が他界すれば、もう親の年金はあてにできません。あるいは高齢で寝たきりになっても、介護の生活では無数の理不尽を感じるかもしれません。
 このように生きている限りはどこにいても理不尽に向かい合うこととなります。

 今は会社に勤め、上司やお客から理不尽の仕打ちを受けていると錯覚しておりますが、実は自分が「生きている」限りは、死ぬまで理不尽の昇華をし続けなければならないのです。
 それは「生きる」=「理不尽昇華」であるからです。そのようにこの世界が出来ているからです。言い換えれば「理不尽昇華」=「生きる歓喜」であります。



 仏典には「一切皆苦」と書かれているそうですが、私たちはこれを「生きているうちは苦労ばかりだ」と読むかもしれません。あ~あ、いつ私はこの苦労が止むのだろうか。この苦労は永遠に続く業火なのだろうか。と思うかもしれません。

 しかしこの世界は「逆こそが真なり」であるそうです。先生がいつもお話しくださっておりました。ですから、もしオシャカさまが「一切皆苦」とお話しされたにでしたら、それは「人生はどこに行っても生きる歓喜に満ち溢れている。」という意味であるに違いない。と中年オヤジまるぞうは考えるのであります。

 そういえば私の人生で、創造の歓喜を感じることとは、必ず理不尽な出来事を、自分たちの知恵や努力で昇華した時でありましたから。

 また私が人生で出会った「母性の人」とは、皆「理不尽昇華」の高い人でありました。「理不尽昇華」の高い人は、男女の別なく魅力的で、多くの人に信望される人でありましたから。



 私たちはどのように生きても生きる限りは必ず理不尽に出会うようにできています。なぜなら私たちは生きている限り「生命の歓喜」に触れざるを得ないように、この世ができているからです。これはとてもありがたいこの世の性質であります。

 この理不尽は、本来私が受けるべきものではない。◯◯のせいで、自分が尻拭いをさせられているんだ。◯◯のせいだ。と、理不尽のない青い鳥の楽園を夢見ながら、自分の境遇を嘆く人もいらっしゃるかもしれません。
 しかし、生きている間はどこにいっても理不尽だらけなら、もう逃げることはしない。今この瞬間に自分にぶつかってきたこの理不尽を跡形もなく昇華させてやる。と自分の人生の挑戦ととらえる方もいらっしゃるかもしれません。

 そう。どんな職場にいても、必ず理不尽は自分にぶつかってきます。上司に怒られるから、という理由ではなく、生きている限りの自分自身の挑戦として、この目の前の理不尽を完全に昇華させてやりたいと思います。なぜなら人生の本質とは生きる歓喜であるからです。

 「今この瞬間を生きる」という哲学的な意味は私にはわかりません。ただ目の前に現れた、仕事上の、人間関係上の、社会上の、健康上の、人類全体の、などなどの理不尽に対して、逃げることなく丸ごと受け止めてやりたいと思います。
 「理不尽昇華力」=「母性(生み出す力、育てる力)」であり、それはとても素敵なことであります。



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3つのコツ。中編。

2015-09-03 10:11:20 | まるぞう経営学

ポイント3 それは「理不尽昇華力」。ナンノコッチャ。

 会社の価値とは何でしょうか。それは社会から必要とされるモノやサービスを提供することであります。しかし見方を変えると、社会の理不尽を昇華する働きともいえるのではないでしょうか。
 たとえば、理不尽そのものを解決するというプロ集団の企業もあるでしょうし、理不尽の昇華を凝縮させたモノを製造したり販売する会社もあるでしょう。
 売れるモノを生み出すとは、理不尽さの昇華の結晶行為であります。モノを生み出すとは、納期が短かったり、予算が足りなかったり、人手が足りなかったり、多くの人の都合を一つに調整したり、 現場で起こる理不尽な数々の問題を、一つ一つクリアしていくことが、会社におけるモノつくり=創造という結晶化をさします。。
 またそれを営業する仕事も「理不尽の昇華行為」です。お客全員が「それを必要としていたよ。その値段で買いたかったよ。」と行ってくれれば問題ありません。しかし営業とは、必要としていないかもしれない人にも、「買いませんか?」と根気強く回る仕事でありますから、やはり現場は理不尽なことがたくさんあることでしょう。
 しかし営業さんが、たくさんの理不尽を乗り越えて売ってくれるから会社は利益が出て、みんなの給料が払えます。したがってこの営業行為も「理不尽の昇華行為」といえるでしょう。

 さて企業とはこのように社会の理不尽を昇華する代償として、利益を得ます。モノであれサービスであれ、人々がお金を払う対象の本質を突き止めていくと、それは「理不尽を昇華してくれた」ということであると言い換えることができます。

 たとえば、一年間に100億リフジンを昇華する企業があるとします。それは社員が組織的にコツコツと自分に課せられた理不尽を昇華した総和であります。たとえば一人あたり一時間に1,000リフジンを昇華する企業であったりします。一日7,000~10,000リフジンを平均して昇華するでしょうか。たとえばそんな感じであります。

 ただ企業といってもピンきりで、中には理不尽昇華が少ないのに利益をあげている企業もあります。「それはうちの課の仕事ではありません」と蹴ることができる人たちの企業は理不尽昇華は低いです。お客がいなくても、税金が投入されるようなぬるい会社です。そういう既得権益の企業は求人はありませんから、私のようなおっちゃんが再就職できることはありません。

 逆に理不尽昇華をたくさんしないと成り立たない企業もあります。人手が足りないとか、業界の競争が激しいとか、そもそもマニュアルなんかが整備されてなくて、個人個人の力量で成り立っている会社などです。そういう企業は求人がたくさん出ています。世の中では「ブラック」と呼ばれる企業であることも多いかもしれません。


 さてこのように考えると、自分が企業で働くということは、企業が社会から受けた「理不尽」を、社員みんなで割り勘して昇華していく。ということであることがわかります。

 まるぞうおっちゃんは、求人が出ている会社に面接に行き、何とか幸運なことに試用してもらうことになりました。しかしその会社は理不尽なことだらけでありました。マニュアルもない、仕事の指示もあいまい、正社員もいないのに新人バイトが采配しなきゃいけない。しかも問題が起きたときだけ、全部こちらのせいにされ怒鳴られます。
 私はどんな仕事でもこなす忍耐力には自信がありますが、理不尽なことだけは受け入れられません。まるぞうはそのように思います。ああ、やっぱこの会社もダメだなあ。もうこんなブラックな会社しか残ってないのか。畜生。とまた前の会社の上司や同僚に対して恨めしく思いながらお酒を呑むかもしれません。ヒック。

 しかしまるぞうは大きな勘違いをしておりました。どんな仕事でもこなす忍耐は自信があるが、理不尽だけは嫌だ。と。しかし本当の仕事の本質とは「理不尽の昇華力」だけであったのでした。
 前の会社でもまるぞうが結局リストラされたのは、自分が会社の理不尽に対して、ずっと文句をいい、抵抗してきたからかもしれません。まるぞうは気づいておりませんが。


 みんなどの社員も平均して一時間1,000リフジンをこなしていたとしましょう。中には5,000リフジンをこなす優秀な社員もいれば、本人は全く理不尽昇華せず、右から左に理不尽を部下に流すだけの無能社員もいるかもしれません。あるいは理不尽度を昇華するどころか、社内に増やしている問題社員もいるかもしれません。
 しかし会社の人は、みんなそれを見て知っています。誰がもっとも理不尽を昇華しているのか。誰がさっぱり理不尽に手をつけないで、さっさと帰ってしまうのか。

 長い長い会社生活の中で、理不尽昇華力の高い人は、当然のことながら周りの人から重宝されることになります。辞められては困る人であります。



 仕事の本質とは「理不尽昇華力」であるということです。「理不尽がある今の職場が問題」なのではないのです。どこかに理不尽のない楽園のような青い鳥の職場があるというのは幻想であります。私達は自分に与えられた職場の理不尽を昇華する代償として給料をもらっております。これが労働の本質であります。



書ききれませんでしたので、つづく
理不尽昇華に無理は禁物です。



おひさま、ありがとうございます。




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3つのコツ。前編。

2015-09-02 09:52:03 | まるぞう経営学

ポイント1 既存社員の負荷が減るのか。

 私のような中高年がリストラされると、再就職は厳しいです。まず今までの給料の半分になります。しかしそれでも就職口があるだけまだましです。
 やっと雇ってくれる会社があっても試用期間で断られてしまいます。そりゃ私は器用な方ではありませんが、遅刻もせず決められた時間は真面目に仕事しています。
 指示されないことまでやることはできませんが、そんな罵倒も黙って耐えました。自分のミスもきちんと謝りました。年下の先輩に。しかしそれでも不採用になるのは、やはりこの社会が理不尽であるからです。

 もし私がリストラを受けたらきっと社会に対してこのように思うことでしょう。ここで思考実験で、逆の立場を考えてみてみます。雇う側の経営者の考えを覗いてみます。

 なぜ求人をしたかというと、人手が足りないからです。そこで応募してきたまるぞうというおっちゃんを試しに雇うことにしました。本当は仕事の飲み込みがいい若い人がいいのですが、年の功のメリットもあるのでは、と考えたからです。

 さて実際に仕事をさせると、全然こちらが楽になっていないと担当社員から苦情が来ます。まず仕事の段取りを伝えるのに時間がかかります。まるぞうは何だかお客さま状態です。まるぞうおっちゃんに仕事の段取り教える時間で、慣れた社員はもう半分は仕事できちゃいます。
 またまるぞうは仕事のあとのミスも目立ちます。慣れないことなので器用にさばけとはいいませんが、最低でも言われたことは間違えないで欲しい。と社員はいいます。まるぞうおっちゃんの仕事のあとは、ミスがないか、全部自分が一からチェックしないといけません。これなら全部自分がやった方が早いです。と社員は言います。
 そう言われてまるぞうおっちゃんの仕事を見ていると、絶対ミスしない、という気迫がありません。人間なんだからミスしても仕方ないでしょ。慣れてないんだから仕方ないでしょ。というオーラが出ています。

 まるぞうおっちゃんは、自分が社員の負担になっていることは全く気がついていないようです。担当社員は、結局まるぞうおっちゃんがいてもいなくても、ほとんど工数は減っていません。しかしおっちゃんは、自分は朝9時から夕方5時まで拘束されているのは事実だから、その分給料はもらえて当然と思っています。

 しかし会社はまるぞうおっちゃんの時間を拘束して利益を得ているのではありません。会社全体で効率があがることを期待して、おっちゃんを雇っているのです。担当社員が御膳立てして、しかも丁寧なチェックをしなくてはいけないのであれば、会社全体としては全然効率があがっていません。しかしまるぞうおっちゃんは、自分が拘束されていた分は給料は当然と考えていますので、会社としてはボランティアで彼に給料をあげているようなものです。

 せめて不注意ミスがないだけでも雇う価値はあるのですが、当事者意識が薄いのでミスはなくなりません。年の功なので今までの経験があると主張したいのはわかりますが、変な癖がついているので教え難いです。若者なら少なくともこちらの指示したチェックはやってくれますが、まるぞうおっちゃんは独断で「大丈夫大丈夫」って判断してしまうようです。せめて謙虚に素直であれば。

 もしまるぞうおっちゃんが、仕事全体を俯瞰できるだけで、仕事の姿勢は実は変わるはずです。会社が見ているのは、既存社員の負荷が減らせられるか。だけが着目点です。せめて不注意ミスさえなく、こまめにメモさえとっていつも見直してくれれば、それ以上は最初は期待しません。



ポイント2 この先社員と問題をおこさないか

 まるぞうおっちゃんの気持ちもわかります。元の会社からリストラ受けただけでも心に大きな傷を負います。ましてやまともな就職口もなく何回も面接を断られ、年下の人間にボロカスに言われる毎日では、本当に毎日心が傷だらけです。しくしく。
 まるぞうは、毎晩お酒を呑むと思い出すのが、前の会社の上司たちです。結局奴らは自分たちだけうまいことやって、シワ寄せは全部俺におしつけやがった。あいつも最後には俺を裏切りやがって。これもみんな◯◯のせいだ。◻︎◻︎のせいだ。ヒック。

 そのようにしてまるぞうは徐々に黒い空気を身にまとい始めます。人を憎むと身体はあっという間に酸化して老け込むようです。すっかり年齢上の外見になったかもしれません。


 さて視点を変えて経営者の視点で観てみます。経営者が考えることは、この人を雇って効率が上がるかだけでなく、この人間が既存の社員と問題を起こさないでうまくやっていけるか。ということです。

 ただ勘違いしてほしくないのは、採用社員には、社交性があって人付き合いがうまいか。ということは全く期待していないのです。付き合い下手でいいのです。無口でいいのです。朝と帰りの挨拶だけはっきり言えればいいのです。宮沢賢治のようなでくのぼうで良いのです。
 経営者が敬遠するのは、愚痴顔であり陰口顔です。日頃から愚痴と陰口を言い続けるとその黒い空気が本人の雰囲気となり人相を作ります。経営者は人の裏側を観るのが仕事でありますが、どうやって見抜くかというとその人の空気の色が黒いか明るいかで判断するのではないかと思いますよ。それはみなさんが、人を観るときと何ら変わりはないことでしょう。
 愚痴顔や陰口顔は職場を暗くします。せっかく給料を払うのに、職場を暗くする人はちょっと遠慮したいと思います。もしあなたの家に同居する人を募集するとします。どういう人を選びますか。黒い空気の他人が自分の家に入り込むのは、きっと嫌だなあと思われることでしょう。会社の募集人員も全く同じであります。
 
 さて、人によっては、愚痴を止めるのは嫌だ。陰口を止めるのは嫌だ。という方もいらっしゃるかもしれません。愚痴こそが陰口こそが自分のストレスを解消する健康法であるとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。それはそれで各自の健康法でありますから、良いと思います。

 ただもし生活の中で自分は絶対に愚痴は言わない。陰口は言わない。と決めていらっしゃる方があれば、その行為は本人に蓄積され、本人をまとう空気となり、本人の人相となります。その空気は絶対に誤魔化せないものでありますから、御本人の貴重な財産である。と私は信じております。



ポイント3(後編)につづく。



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どの国。どの時代でも。やはり労働讃歌。

2015-09-01 10:40:27 | まるぞう経営学

 先日NHKスペシャルで、親子が貧困で共倒れするという特集があり、興味深く観ました。ヨメが義父の介護で数ヶ月実家に帰り、私と子供達で主婦業をおこなっておりましたから、高齢者の介護問題は他人事ではありません。

 番組では、会社でリストラされたり、正社員になれない中年の子供が高齢の親と同居するということが社会問題している。ということでした。
 中年世代である子供は定職がなく、高齢の親の年金で親子暮らしをするということでした。しかも親は、子供と同居しているため、生活保護を止められる。というパターンが増えているということでした。


 ただ今回の番組を観た私の感想は、製作者の意図とは異なるものでした。番組は生活保護や非正規雇用の問題が原因である。というように結びつけたがっているように感じました。
 もちろん社会の構造が大きく変わっておりますから、社会保障制度もそれに合わせて変わっていく必要があります。
 番組ではただ非正規雇用者が、低賃金であるのが問題であるという論調でした。非正規雇用を廃止して、全員正規雇用になれば、収入が倍になるので、こういった社会問題は解決する。という論調でした。

 ヨメは番組を観て、世の中には正規雇用と非正規雇用の二種類の人間がいて、正規雇用になれば、自動的に給料が倍になると受け取っていました。
 しかしながら、社会は、そんな単純な話ではないのです。正規雇用とは雇用契約が5年以上をいいます。非正社員でも契約が5年なら正規雇用です。では正規雇用なら収入が保障されるかというとそんなことはありません。会社の業績不振であれば、正社員だろうが正規雇用だろうがリストラができます。きちんと売り上げ不振を証明できれば社員を会社都合でリストラできます。

 ですから問題は正規雇用か非正規雇用かではなくて、単純な低賃金労働しかつけない人がいる。ということなのです。今日本は労働力不足であると言われています。海外から移民を。という声があがるくらいですから、年金親と同居している子供に仕事がないのは、なにか他に原因があると私には感じられます。

 会社でバリバリ第一線で仕事している人が、親の介護のために休職や退職せざるを得ないケースはわかります。しかし寝たきりでもない年金生活の親元に、東京でリストラされて戻り、定職につけない子供の問題はまた違うと思います。


 親御さんもお子さんも将来は不安であると思います。親御さんにしてみると、老後は年金で自分たちの面倒は自分でみると思っていたら、もうこの年になっても子供を自分の年金で食べさせなければならないのか。もし自分にもしものことがあったら、この子供はどうなるんだ。
 子供は子供で、やはりリストラで社会に排除されたということで、心の傷を負ったように見えました。仕事というのはどこでもキツイものです。しかも社会の仕事とは、「自分がもらうものより多くを与えなければなりません」から、特にキツイものであります。特に彼らのように専門職でなくしかも中年を越えると、単純で厳しい仕事しか見つからないでしょう。
 しかし、上司や客に罵倒されず、単純作業は肉体作業でない仕事は、世の中にはないです。



 一方同じNHKのドキュメンタリーで、72時間の定点観測の記録があります。私はこの番組が好きです。それは社会の底辺と呼ばれるような環境であっても、一生懸命に働いている人が、たまにいらっしゃるからです。
 リストラにあって、転職して厳しい仕事の人もいます。身体にハンデをもっている人もいます。しかし家族を養うために、寝たきりの親を介護するために、一生懸命働いて生きている無名の方を観ると、本当に「人生ってすごいなあ」と感動いたします。

 そう。どんな人生であっても、自分の現在の環境を丸ごと飲み込めれば、もうそれで勝ちであるということを、彼らは私に教えてくれます。私はこのブログの記事のタイトルに「労働讃歌」と良く使います。私はこの言葉が大好きなのです。

 人間が生きている人生の意味は、逆境の中での「労働讃歌」であると思います。丸呑みできた逆境こそが、宝石に変化すること。でありますから、逆境の人ほど本当は大いなる境遇であると言えるのかもしれません。どうせ短いあっという間の人生であります。腹をくくるだけで、自分の不幸な身の上が宝石になるのであれば、それは本当にありがたいことです。うむ。



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