まるぞう備忘録

無題のドキュメント

牛すじカレー。その1。

2014-01-20 10:14:49 | まるぞうレシピ

先週末は仲間内の新年会でした。
その中で今年のカレー会は牛すじカレーにして欲しいと言われました。

カレー会?そう我々は年一回友人宅に集まってカレーを食べる会を開いているのです。
元々はかつてのサークルの仲間で今はもう中年の男女が集まって年数回飲む会でした。
何かの話題で私がカレーに凝っていた話になって、それなら一度みんなで食べたいということになったのでした。

カレーはその時私が凝っていた課題をご披露することとなります。
インド風のカレーの時もありました。
フランス料理のカレーの時もありました。
今回は牛すじカレーでというリクエストでした。
おそらく先週の朝ドラの影響でした。
牛すじカレーが先週一週間のテーマでしたから。

ふむふむ、ではどういう牛すじカレーにしようかしらん。
帰りの電車の中で早速あれこれ思案を開始しました。

週末のお昼ご飯と夕ご飯は、たいていは料理を作ります。
日曜の夜は牛すじカレーにして欲しいというリクエストが子供たちからありました。
ふうむ。
子供たちもまた同じ朝ドラを欠かさず見ているのでした。


ちょうど良かったです。
いろいろ考えていた牛すじカレーの仮説を試す機会です。
ということで牛すじカレーを作ってみました。


考えたこと1。
牛すじ料理は圧力鍋さえ使えればそれほど難しいものではありません。
ですから今回も圧力鍋を使いましょう。


考えたこと2。
今回の独自性はどこにもっていきましょうか。
ゆっくり煮込んでとろとろの牛すじカレーにするのも良いでしょう。
でもそれは昔はまって一応もう自分の中では卒業したレシピでした。
赤ワインで煮込み、醤油を隠し味にした、カレー粉を玉ねぎと炒めたものです。
そのカレーも美味しいのですが、その路線は飽きたので自分自身つまらないです。

今はまっているのは、辛いカレーと甘いカレーを混ぜて食べることです。
カレーの奥深さは複数のカレーを混ぜた時に生まれる絶妙な味のハーモニーです。

料理には「出会いのもの」という言葉があります。
相性が良いものどうしを組み合わせて食べる至福のことです。
私達日本人はなかなかスパイスの使い方は慣れません。
しかしインド人たちはもう何十種類というスパイスを素材に応じて使い分けて、一度の料理に何種類ものカレーを作ります。
やはりその真似事でも試してみたいのです。
それが私のカレーの今の課題です。

カレーの課題を挑戦するのはまあそれが趣味であるからです。
ただ本質的にそれは私がこの人生を挑戦するのと似ているかもしれません。
誰でも試したいことがあるからこの世に生まれて来るのだと思います。
つまり好奇心こそ生命の本質であると思います。

私達は毎日忙しい生活を送っています。
好奇心なんていってられない生活が大半でしょう。
しかしやはり私達の生命の奥底には誰でも「好奇心」が大きいうねりとなっています。

話は少しそれますが、この世は盛者必衰。必ず浮き沈みという変化が起きるようになっています。
この世界はもう変化せざるを得ないように出来ています。
成功し続けることもできないし、失敗し続けることもできません。
それはこの世界が「好奇心」でできているからです。

この世界を創造し維持しているエネルギーを「神」と定義するならば、「神」の本質とは「宇宙の好奇心」であるといえます。

私達もその宇宙から生命を預かって生きてられるということは、時間限定で「好奇心」を試すために生きているといえます。


どんな些細なことであっても、生活の中でいろいろ工夫し試行錯誤することが、宇宙を代表して好奇心を体現していることになります。


つづく





上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

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