あけぼの

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誕生日のボヤキ節

2012-02-05 10:16:56 | アート・文化

007 傘寿の自悠人

 昨年は結婚50周年記念、バックパッカーで地球6大陸を東奔西走した。明けて80歳、傘寿の誕生日を迎えた。朝、寝ている部屋にワイフが顔を出して「おめでとう!」と言った。絵の会にUSの学生方式で「今日は私の誕生日です」と言ってケーキを持参した。ここでお祝いしてもらったのは良かった。だが夕食は普段と変わらず、いや、珍しくおじやだった。残りものを片付けたのだろう。「仕方がない」と正月の残り酒を飲んで寝た。男の平均年齢より生きた事を喜ぶべきか、悲しむべきか自問して見た。定年前後20年、USの暮らしというブランクがあったにしろ、電話もEメールもこず、誰もお祝いを言ってくれない誕生日。何もせず元気で長生きだけでよいのかと。わが人生、医療費は殆んどゼロだった。保険の賭け金の方が高いぐらいだ。三半規管や脳神経系の反応は鈍くなったようだ。尿意など辛抱出来る時間が短くなった。思い込み、物忘れ、掴んでいたものを落す、つまずくなど増えたのは当然だろう。MRIの画像結果から3年前にはなかった脳梗塞状況が進んでいると医者も言い始めた。健康体にもヒビが入ったか。情けない現象で生きているのは侘しい。これからは新鮮な空気を脳味噌に取り込み、外部に向けて発信しなければ。(自悠人)

 期待を裏切られ内省していらっしゃいますが、この日は妻、彩の渦輪は眼の手術の直後だった。夕食ぐらい作って頂けないかな、とこちらも期待していました。会話が減った夫婦のボヤキ節です。(彩の渦輪)