あけぼの

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旅を彩る出会い

2010-07-05 12:43:58 | アート・文化

  シニアになると行動も控えめになるのが世の常ではなかろうか。だが家に居て視覚や聴覚のみの生活では記憶が減退した今、脳裡に何も残らなくなり、評論家的老人ライフとなる。静かに涸れて行くことをお望みのお方はそれでいいだろう。我々は夫婦合わせて150歳だが、幸い足腰がしっかりしていて健康にも支障が少ない。暮らしにアクセントをつける目的で頻繁に旅に出る。このところ毎月、近隣の海外をほっついている。

小生の性格上旅先で誰にでも話しかける。人それぞれの体験談や人生論など拝聴し自らも体験談を述べ、楽しく密度の濃い出会いと旅を継続している。今回はミヤンマーに行く中継点バンコックである女性と会った。タイからの帰り、ご主人は日本大使館員参事とのことだった。私たちの旅を心配し、「夜遅くてもよいですから」と電話番号をくださった。ミャンマー初日にはお電話せず、9日間無事旅を終えて事後報告をしたところ、残した見どころを案内して頂くという幸運に恵まれた。

海外の旅で大使館や大使と関わりがあったのはこれで3回目、グアテマラではリゴベルタ・メンチュウさんとの面会の仲介に努力していただいた。アルゼンチンでは小生の「無謀旅」のご心配を頂き、お礼に行った。いずれもこちらから働き掛けた事件や活動に対して反応いただいた出来事だった。新体験は珍体験になることが多く脳の活性化に繋がり、加齢対策には何より効果があると確信している。(自悠人)