私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハがヴァイマール宮廷のオルガニスト、宮廷楽士であった1713年に、ヨハン・エルンスト王子がオランダ留学中に購入した多くの楽譜が帰還の際宮廷に送り届けられ、その中に、ヴィヴァルディの作品3「調和の幻想」などのイタリアの協奏曲があった。バッハはこれらの協奏曲をチェンバロやオルガンのために編曲した。この編曲は、おそらく王子の注文に基づくものと思われるが、それによってバッハは、イタリアの器楽協奏曲の様式を体得し、後に作品に反映させることとなった。今回は、それらの内オルガンのための編曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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