私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



少し古いことになるが、バッハ生誕300年の年に当たる1985年に、従来その存在は知られていたが、バッハの作品の原典として取り上げられる事のなかったイェール大学の音楽図書館所蔵のローウェル・メースン蔵書の手稿(LM 4708)に含まれるコラール曲が、改めてバッハの作品として注目を集めることとなった。現在「ノイマイスター手稿」と呼ばれる写本である。今回はこの手稿を含む3つのコラール手稿を世界で初めて録音した、ヴィルヘルム・クルムバッハの演奏によるCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )