おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

立山登頂 

2012年07月21日 21時56分21秒 | 立山登山
7月19日(木)
   昨年に引き続き、今年も立山山頂に立つことができました。
   
   18日に北陸地方も”梅雨明け”のニュースを聞くと、やっぱり山へ行きたくなりました。
          連日の真夏日から逃げ出したい気持ちもありました。
      歯科の予約をキャンセルして、急遽18日の夜に、朝と昼用のおにぎりを作り
               登山用具をリュックに詰めました。
       今回は、弥陀ヶ原か室堂ターミナル付近をトレッキングするつもりで、
         登山靴を止めてトレッキングシューズに、食料もおにぎり以外は、
      わずかな行動食(キャンディー、おかき、ビスケッットなど)を準備するのみでした。
              お茶は1人1Lを準備。
        でも、雨具ぐらいは、必要でなくても一応持って行くことにしました。

      朝6時、車で自宅を出発。うす雲が広がっていて、ちょっと心配しました。
   北陸道・立山ICまで約30分。その後一般道で、電鉄立山駅へも、30分余りで到着。
   
          驚いたことに、電鉄立山駅前の駐車場はガラガラ。
             平日の木曜日だからでしょうか?
       登山スタイルに着替えて、立山駅へ。ひっそりと静まり返っています。

    7時20分のケーブルカーに乗ると、乗客6名と電鉄職員5名の11人。

          

       これまで、幾度となくこのケーブルを利用してきたが、
          こんなに乗客の少ないことは、初めてです。
      駅員の方も、全く珍しいとあきれたように、おっしゃっていました。

    立山ケーブルカーは、立山駅と美女平駅、標高差500m、平均勾配24度で
             1300mの距離をわずか7分で登りました。

         ケーブルから降りると、青空が広がってきました。
      予定を変更して、やはり立山山頂(雄山)へ、登ることに決めました。
   
      美女平からは立山高原バスに乗り換え、山岳ドライブを楽しみながら
         
           弥陀ヶ原(バスの窓から)
        
           ソーメン滝(バスの窓から)
        

         約50分で、室堂ターミナル到着(8:30)。
        室堂ターミナルは、標高2450m。気温は16.5℃。
          ひんやりした空気が、とても気持ちがいい。

     ターミナルから徒歩5分ほど、春5月、雪が10m以上積みあがってできる雪の廊下    
              「雪の大谷」(標高2390m)を見に行った。
        例年なら、この時期にはほとんど雪を見ることがないのに、
             今年はまだ、多くの雪が残っていた。

           雪の大谷
         

     再度ターミナルに戻り、登山道の続く室堂平まで、歩き出した。

           室堂ターミナルから立山頂上を望む
        
        
    雄大な雄山を眺めると、山頂までの登山道には、雪渓がまだ多く残っていて、びっくり。

        

    短いトレッキングシューズを履いてきたことと、スティックを持ってこなかったことを後悔。
    でも、せっかくお天気も良いし、雄山頂上までは、絶対登ると決めました。
    朝食を食べ、しばらく休憩後9:00出発。

    この登山道沿いは、例年ならたくさんの高山植物がみられるのに、殆ど見つかりません。

    雪で埋まった登山道を、管理員の方たちが除雪しておられました。
    スコップを手に、硬くし固まった雪を掘り起こしていました。

         
 
    雪渓の無い場所で、ようやくチングルマやイワカガミ、ツガザクラのかわいい姿に出会いました。
    でも、とっても少ないのです。やはり雪渓がいつまでも解けずに残っているため、
    開花が遅れているのでしょう。

    雪渓の登山道を注意しながら登り、約1時間後、一の越(標高2700m)に到着。

            一の越から登山道を振り返る
         

    今日のここからの眺めは素晴らしい。北アルプスの山々が、目の前にずらーっと
    連なって見えます。槍ヶ岳や、穂高も、遠くには富士山が雲の切れ間から、頂上部分が
    少し見えてきました。

            尖がった槍ヶ岳に続く穂高岳
         
            
            奥の台形状の山並みの真ん中に、薄青く富士山が見える
         
          
            表示台で確認
         

    よほどお天気が良くないと見えない光景なのです。とてもラッキーでした。
 
    30分ほど休憩後、頂上(雄山)を目指して登り始めました。
    風が強くて帽子が飛ばされそうでしたが、ゆっくりゆっくり、足元を確かめながら
    登りました。
    約1時間後、立山頂上(雄山)に到着。11:30でしたが、頂上でも
    登山客は20人余り。

                   一等三角点「立山」の表示
   

    こんなに登山客が少ないことは、これまで一度もありませんでした。

    頂上からの360度の眺望も素晴らしく、黒四ダムや黒部湖、剣岳、白馬岳、槍、穂高なども
    すっきりと眺められました。しかし、一の越で見えた富士山は、もう雲に隠れて見えませんでした。
           
           立山峰神社(雄山頂上)と神主
       

           雄山頂上の表示と、後ろは立山剣ヶ峰
       

           黒四ダムと黒部湖
         

    昼食後、立山頂上(標高3003m)「雄山神社峰本社」にお参り。
    私たち夫婦1組だけのためのお祓いをしてくださいました。

    素晴らしい眺めをゆっくり、たっぷり楽しんだ後、12:30一の越へと下山し始めました。
    約45分で一の越へ到着。途中、元気よく登ってくる小学生の学校登山の一行と出会いました。

    さらに一の越から室堂平まで、約45分。登山道の除雪作業はまだ続いていました。
    彼らのお蔭で、綺麗に除雪された道を安心して歩くことができました。

    室堂平には、立山室堂山荘があるが、日本最古の山小屋「立山室堂」も、国指定重要文化財
    として、保存されています。

                 日本最古の山小屋「立山室堂」
  

    室堂山荘からミクリガ池周辺を廻り始めると、火山ガスを噴出する地獄谷に近くて
    気温が高いせいか、ここでもお花をちらほら見つけることができました。
    (地獄谷は、現在火山ガス噴出が活発なため地獄谷エリアは通行止めです)
      
           雄山の美しい姿を映すミクリガ池
 
     

           火山ガスが立ち上る地獄谷

       

    室堂ターミナルの前の名水「立山玉殿の湧水」をペットボトルに汲み、15:30の高原バスと
      ケーブルに乗り継いで立山駅へは16:30頃到着しました。

           名水「立山玉殿の湧水」

     

    途中、登山の疲れを取るべく、立山吉峰温泉「グリーンパーク吉峰」へ寄り、
           天然温泉で疲れを流し、自宅へと帰りました。


     ★**********************************★

            今日出会った花たちは、次回にUPします
    

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海王丸の総帆展帆と畳帆 | トップ | 立山の花たち ’12 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2012-07-22 00:27:48
本当に仲良しですね。
趣味が同じ、というのは羨ましいです。
剣岳ではないけど、「点の記」をおもいだしますね。
広い立山、独り占め気分でしたね。
幸の大谷も少なくなって・・
返信する
Unknown (ヒマ子)
2012-07-22 11:30:22
姫様
夏の山は、やはり2000m以上でなければ涼しくないので、
立山は手軽に行ける最高の山です。
いつか縦走もしたいと思っていますが・・。
「点の記」の撮影のために立山へ来ていた香川照之に、
室堂ターミナルで出会ったことを思い出します。
返信する

コメントを投稿

立山登山」カテゴリの最新記事