7月19日(木)
昨年に引き続き、今年も立山山頂に立つことができました。
18日に北陸地方も”梅雨明け”のニュースを聞くと、やっぱり山へ行きたくなりました。
連日の真夏日から逃げ出したい気持ちもありました。
歯科の予約をキャンセルして、急遽18日の夜に、朝と昼用のおにぎりを作り
登山用具をリュックに詰めました。
今回は、弥陀ヶ原か室堂ターミナル付近をトレッキングするつもりで、
登山靴を止めてトレッキングシューズに、食料もおにぎり以外は、
わずかな行動食(キャンディー、おかき、ビスケッットなど)を準備するのみでした。
お茶は1人1Lを準備。
でも、雨具ぐらいは、必要でなくても一応持って行くことにしました。
朝6時、車で自宅を出発。うす雲が広がっていて、ちょっと心配しました。
北陸道・立山ICまで約30分。その後一般道で、電鉄立山駅へも、30分余りで到着。
驚いたことに、電鉄立山駅前の駐車場はガラガラ。
平日の木曜日だからでしょうか?
登山スタイルに着替えて、立山駅へ。ひっそりと静まり返っています。
7時20分のケーブルカーに乗ると、乗客6名と電鉄職員5名の11人。
これまで、幾度となくこのケーブルを利用してきたが、
こんなに乗客の少ないことは、初めてです。
駅員の方も、全く珍しいとあきれたように、おっしゃっていました。
立山ケーブルカーは、立山駅と美女平駅、標高差500m、平均勾配24度で
1300mの距離をわずか7分で登りました。
ケーブルから降りると、青空が広がってきました。
予定を変更して、やはり立山山頂(雄山)へ、登ることに決めました。
美女平からは立山高原バスに乗り換え、山岳ドライブを楽しみながら
弥陀ヶ原(バスの窓から)
ソーメン滝(バスの窓から)
約50分で、室堂ターミナル到着(8:30)。
室堂ターミナルは、標高2450m。気温は16.5℃。
ひんやりした空気が、とても気持ちがいい。
ターミナルから徒歩5分ほど、春5月、雪が10m以上積みあがってできる雪の廊下
「雪の大谷」(標高2390m)を見に行った。
例年なら、この時期にはほとんど雪を見ることがないのに、
今年はまだ、多くの雪が残っていた。
雪の大谷
再度ターミナルに戻り、登山道の続く室堂平まで、歩き出した。
室堂ターミナルから立山頂上を望む
雄大な雄山を眺めると、山頂までの登山道には、雪渓がまだ多く残っていて、びっくり。
短いトレッキングシューズを履いてきたことと、スティックを持ってこなかったことを後悔。
でも、せっかくお天気も良いし、雄山頂上までは、絶対登ると決めました。
朝食を食べ、しばらく休憩後9:00出発。
この登山道沿いは、例年ならたくさんの高山植物がみられるのに、殆ど見つかりません。
雪で埋まった登山道を、管理員の方たちが除雪しておられました。
スコップを手に、硬くし固まった雪を掘り起こしていました。
雪渓の無い場所で、ようやくチングルマやイワカガミ、ツガザクラのかわいい姿に出会いました。
でも、とっても少ないのです。やはり雪渓がいつまでも解けずに残っているため、
開花が遅れているのでしょう。
雪渓の登山道を注意しながら登り、約1時間後、一の越(標高2700m)に到着。
一の越から登山道を振り返る
今日のここからの眺めは素晴らしい。北アルプスの山々が、目の前にずらーっと
連なって見えます。槍ヶ岳や、穂高も、遠くには富士山が雲の切れ間から、頂上部分が
少し見えてきました。
尖がった槍ヶ岳に続く穂高岳
奥の台形状の山並みの真ん中に、薄青く富士山が見える
表示台で確認
よほどお天気が良くないと見えない光景なのです。とてもラッキーでした。
30分ほど休憩後、頂上(雄山)を目指して登り始めました。
風が強くて帽子が飛ばされそうでしたが、ゆっくりゆっくり、足元を確かめながら
登りました。
約1時間後、立山頂上(雄山)に到着。11:30でしたが、頂上でも
登山客は20人余り。
一等三角点「立山」の表示
こんなに登山客が少ないことは、これまで一度もありませんでした。
頂上からの360度の眺望も素晴らしく、黒四ダムや黒部湖、剣岳、白馬岳、槍、穂高なども
すっきりと眺められました。しかし、一の越で見えた富士山は、もう雲に隠れて見えませんでした。
立山峰神社(雄山頂上)と神主
雄山頂上の表示と、後ろは立山剣ヶ峰
黒四ダムと黒部湖
昼食後、立山頂上(標高3003m)「雄山神社峰本社」にお参り。
私たち夫婦1組だけのためのお祓いをしてくださいました。
素晴らしい眺めをゆっくり、たっぷり楽しんだ後、12:30一の越へと下山し始めました。
約45分で一の越へ到着。途中、元気よく登ってくる小学生の学校登山の一行と出会いました。
さらに一の越から室堂平まで、約45分。登山道の除雪作業はまだ続いていました。
彼らのお蔭で、綺麗に除雪された道を安心して歩くことができました。
室堂平には、立山室堂山荘があるが、日本最古の山小屋「立山室堂」も、国指定重要文化財
として、保存されています。
日本最古の山小屋「立山室堂」
室堂山荘からミクリガ池周辺を廻り始めると、火山ガスを噴出する地獄谷に近くて
気温が高いせいか、ここでもお花をちらほら見つけることができました。
(地獄谷は、現在火山ガス噴出が活発なため地獄谷エリアは通行止めです)
雄山の美しい姿を映すミクリガ池
火山ガスが立ち上る地獄谷
室堂ターミナルの前の名水「立山玉殿の湧水」をペットボトルに汲み、15:30の高原バスと
ケーブルに乗り継いで立山駅へは16:30頃到着しました。
名水「立山玉殿の湧水」
途中、登山の疲れを取るべく、立山吉峰温泉「グリーンパーク吉峰」へ寄り、
天然温泉で疲れを流し、自宅へと帰りました。
★**********************************★
今日出会った花たちは、次回にUPします
昨年に引き続き、今年も立山山頂に立つことができました。
18日に北陸地方も”梅雨明け”のニュースを聞くと、やっぱり山へ行きたくなりました。
連日の真夏日から逃げ出したい気持ちもありました。
歯科の予約をキャンセルして、急遽18日の夜に、朝と昼用のおにぎりを作り
登山用具をリュックに詰めました。
今回は、弥陀ヶ原か室堂ターミナル付近をトレッキングするつもりで、
登山靴を止めてトレッキングシューズに、食料もおにぎり以外は、
わずかな行動食(キャンディー、おかき、ビスケッットなど)を準備するのみでした。
お茶は1人1Lを準備。
でも、雨具ぐらいは、必要でなくても一応持って行くことにしました。
朝6時、車で自宅を出発。うす雲が広がっていて、ちょっと心配しました。
北陸道・立山ICまで約30分。その後一般道で、電鉄立山駅へも、30分余りで到着。
驚いたことに、電鉄立山駅前の駐車場はガラガラ。
平日の木曜日だからでしょうか?
登山スタイルに着替えて、立山駅へ。ひっそりと静まり返っています。
7時20分のケーブルカーに乗ると、乗客6名と電鉄職員5名の11人。
これまで、幾度となくこのケーブルを利用してきたが、
こんなに乗客の少ないことは、初めてです。
駅員の方も、全く珍しいとあきれたように、おっしゃっていました。
立山ケーブルカーは、立山駅と美女平駅、標高差500m、平均勾配24度で
1300mの距離をわずか7分で登りました。
ケーブルから降りると、青空が広がってきました。
予定を変更して、やはり立山山頂(雄山)へ、登ることに決めました。
美女平からは立山高原バスに乗り換え、山岳ドライブを楽しみながら
弥陀ヶ原(バスの窓から)
ソーメン滝(バスの窓から)
約50分で、室堂ターミナル到着(8:30)。
室堂ターミナルは、標高2450m。気温は16.5℃。
ひんやりした空気が、とても気持ちがいい。
ターミナルから徒歩5分ほど、春5月、雪が10m以上積みあがってできる雪の廊下
「雪の大谷」(標高2390m)を見に行った。
例年なら、この時期にはほとんど雪を見ることがないのに、
今年はまだ、多くの雪が残っていた。
雪の大谷
再度ターミナルに戻り、登山道の続く室堂平まで、歩き出した。
室堂ターミナルから立山頂上を望む
雄大な雄山を眺めると、山頂までの登山道には、雪渓がまだ多く残っていて、びっくり。
短いトレッキングシューズを履いてきたことと、スティックを持ってこなかったことを後悔。
でも、せっかくお天気も良いし、雄山頂上までは、絶対登ると決めました。
朝食を食べ、しばらく休憩後9:00出発。
この登山道沿いは、例年ならたくさんの高山植物がみられるのに、殆ど見つかりません。
雪で埋まった登山道を、管理員の方たちが除雪しておられました。
スコップを手に、硬くし固まった雪を掘り起こしていました。
雪渓の無い場所で、ようやくチングルマやイワカガミ、ツガザクラのかわいい姿に出会いました。
でも、とっても少ないのです。やはり雪渓がいつまでも解けずに残っているため、
開花が遅れているのでしょう。
雪渓の登山道を注意しながら登り、約1時間後、一の越(標高2700m)に到着。
一の越から登山道を振り返る
今日のここからの眺めは素晴らしい。北アルプスの山々が、目の前にずらーっと
連なって見えます。槍ヶ岳や、穂高も、遠くには富士山が雲の切れ間から、頂上部分が
少し見えてきました。
尖がった槍ヶ岳に続く穂高岳
奥の台形状の山並みの真ん中に、薄青く富士山が見える
表示台で確認
よほどお天気が良くないと見えない光景なのです。とてもラッキーでした。
30分ほど休憩後、頂上(雄山)を目指して登り始めました。
風が強くて帽子が飛ばされそうでしたが、ゆっくりゆっくり、足元を確かめながら
登りました。
約1時間後、立山頂上(雄山)に到着。11:30でしたが、頂上でも
登山客は20人余り。
一等三角点「立山」の表示
こんなに登山客が少ないことは、これまで一度もありませんでした。
頂上からの360度の眺望も素晴らしく、黒四ダムや黒部湖、剣岳、白馬岳、槍、穂高なども
すっきりと眺められました。しかし、一の越で見えた富士山は、もう雲に隠れて見えませんでした。
立山峰神社(雄山頂上)と神主
雄山頂上の表示と、後ろは立山剣ヶ峰
黒四ダムと黒部湖
昼食後、立山頂上(標高3003m)「雄山神社峰本社」にお参り。
私たち夫婦1組だけのためのお祓いをしてくださいました。
素晴らしい眺めをゆっくり、たっぷり楽しんだ後、12:30一の越へと下山し始めました。
約45分で一の越へ到着。途中、元気よく登ってくる小学生の学校登山の一行と出会いました。
さらに一の越から室堂平まで、約45分。登山道の除雪作業はまだ続いていました。
彼らのお蔭で、綺麗に除雪された道を安心して歩くことができました。
室堂平には、立山室堂山荘があるが、日本最古の山小屋「立山室堂」も、国指定重要文化財
として、保存されています。
日本最古の山小屋「立山室堂」
室堂山荘からミクリガ池周辺を廻り始めると、火山ガスを噴出する地獄谷に近くて
気温が高いせいか、ここでもお花をちらほら見つけることができました。
(地獄谷は、現在火山ガス噴出が活発なため地獄谷エリアは通行止めです)
雄山の美しい姿を映すミクリガ池
火山ガスが立ち上る地獄谷
室堂ターミナルの前の名水「立山玉殿の湧水」をペットボトルに汲み、15:30の高原バスと
ケーブルに乗り継いで立山駅へは16:30頃到着しました。
名水「立山玉殿の湧水」
途中、登山の疲れを取るべく、立山吉峰温泉「グリーンパーク吉峰」へ寄り、
天然温泉で疲れを流し、自宅へと帰りました。
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今日出会った花たちは、次回にUPします
趣味が同じ、というのは羨ましいです。
剣岳ではないけど、「点の記」をおもいだしますね。
広い立山、独り占め気分でしたね。
幸の大谷も少なくなって・・
夏の山は、やはり2000m以上でなければ涼しくないので、
立山は手軽に行ける最高の山です。
いつか縦走もしたいと思っていますが・・。
「点の記」の撮影のために立山へ来ていた香川照之に、
室堂ターミナルで出会ったことを思い出します。