<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

皺の向こうに透かして見ている

2017年08月21日 21時36分08秒 | Weblog

皺皺皺。わたしは眼鏡を掛けています。するとわたしの腕が皺皺皺なのです。長く生きてきたのだから、これは勲章のようなものです。よくまあこの老齢まで生きて来られたものだなあと思います。我が事ながら感心します。苦、悲、病、怪我、災難さまざまなものが襲って来ただろうに、それを騙し、憐れみを請い、それを避けそれを逃れ、青ざめ、隠れ、身を潜め、死んだ振りをして生き延びてきたんですねえ。手の甲にも皺がある。指にも皺がある。守って守って守られて守られて守られてここまで辿り着いているいのちの不思議。皺の向こうにそれを透かして見ている。

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