1
その人に応じた分のよろこびをよろこぶ。これでいい。
2
Aさんの受け取るよろこびと、Bさんの受け取るよろこびは、同じではない。
3
AさんがBさんのよろこびをよろこぼうとすると、そこで食い違いが起きてくる。
4
AさんにはAさんにだけの奇特なよろこびを与えてある。BさんにはBさんだけがよろこべる種類の希有なよろこびを与えてある。
5
わたしのよろこびをよろこぶ。これでいい。
6
人の真似はしないでいい。真似するとそこで食い違う。嫉妬がおきる。
7
上下はない。高低はない。優劣はない。千差万別でいい。何処からでも仏陀が見える。
8
その人だけによろこべるよろこびというのがある。それをよろこべばいい。
9
トマトにはトマトの花が咲き、胡瓜には胡瓜の花が咲き、茄子には茄子の花が咲く。優劣はない。
10
それを同じにしようとすると、ぎくしゃくしてしまう。悩みに落ちてしまう。
11
わたしが受けるよろこび、それをよろこんでいればいいのだ。
12
それぞれの生き方がある。そのそれぞれの生き方に、それぞれ独特のよろこびが与えられている。
13
10000段の石段がある。10段目の石段から見る風景も美しい風景である。上り詰めた10000段目の石段から見る風景も美しい風景である。
14
上り詰めた高い高い石段の上から出ないと美しい風景が得られないのではない。どこの石段に立っていても、美しい風景が与えられている。
15
心配は要らない。
16
能力が劣っていることは決してマイナスなことではない。それぞれでいい。
17
100倍にしてよろこべは、よろこびは100になる。100分の1倍にしてよろこべは、そのよろこびは100分の1になってしまう。
18
よろこびを10倍、100倍にする能力が、人には与えられている。
19
よろこびを100分の1にしてしまう人よりも、100倍にしている人に、より多くの感動の涙が流れるだろう。
20
わたしたちが生きているこの世界は自己否定を学ぶ所にもなるが、自己肯定を学ぶところでもある。
21
仏陀は差別をなさらない。仏陀は平等主義者である。誰もがそれぞれに己の価値を見出して、よろこびを受けて生きていいことになっている。
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