<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

生きている者が生きている音を聞いた

2016年07月20日 02時37分39秒 | Weblog

およそ2時間を走り抜けて海を見に行った。わざわざ夏を見に行った。松林が樹海を作り、白浜まで続いていた。松林の間からぎらぎらと光る昼間の海を見た。波打ち際に波が打ち寄せ打ち返していた。しばらく音を聞いた。生きている者が生きている音を聞いて、ものを思った。白浜は熱く焼けていた。足が砂に沈んだ。たしかに夏を見た。近くで泳いでいる人を見かけなかったが、遠くの沖合に小さくヨットが走って、絵を描くように白い雲が天空の高いところまで元気と痛快と、健康と隆盛をふくらませていた。乾いた海風が頬を撫でた。

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