「おはようさん」の「さん」は「おはよう」を愛らしくする。擬人化効果が出て、イキモノのようになる。ことばを掛けられる相手になる。すると話し相手になれる。こちらのことを聞いてくれそうにも思う。
そこに人がいなくても、いるような錯覚に陥る。この世は一人ではないという気持ちになる。孤独が癒される。「さん」は愛称の「さん」であり、[相性]のいい「さん」ともなる。おはようさん、おはようございます。
今日は僕は友人のところへ出掛けます。10時を過ぎた頃には。ちょっと遠いところだから、到着はお昼を過ぎるでしょう。途中で何が果物を買うことにします。これで元気を出してくれたらいいがなあ。高校時代の仲間です、彼は。長居をしないで戻ります。
おはようさんにお願いします。彼を元気にして下さい。またいっしょに花見弁当が食べられるようにして下さい。大勢の仲間たちといっしょに愉快に遊べるようにして下さい。人格を持つおはようさんにお願いします。