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王維の詩 「歎白髪」を 読む 慰めをもらう

2019年05月27日 17時29分29秒 | Weblog

王維の詩を読む。今日は王維に助けを借りよう。さみしい。何があったというわけではないが、こころの中へも空っ風が吹き込んで来る。

「歎白髪」   王維

宿昔朱顔成暮歯 須臾白髪変垂髫 一生幾許傷心事 不向空門何處錆

「白髪を歎ず」   王維

宿昔(しゅくせき)の朱顔 暮歯(ぼし)を成す 須臾にして白髪 垂髫(すいちょう)を変ず 一生幾許(いくばく)ぞ 心を傷(いた)ましむる事のみ 空門(くうもん)に向かわずんば何れの處にか錆(け)さむ

朱顔=紅顔。 暮歯=暮年、老齢。須臾=たちまちのうちに。垂髫=童子の髪。空門=仏教の空という悟りへの道。錆=消す。

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