いま法華経を読んでいます。
しだいに日が落ちていきます。
☆
わたしを訂正しています。
わたしの間違ったものの見方を訂正しています。
いま法華経を読んでいます。
しだいに日が落ちていきます。
☆
わたしを訂正しています。
わたしの間違ったものの見方を訂正しています。
安らかな見方をすれば安らかでいられる。
安らかでいるのかいないのか、それはみなわたしにかかっている。
☆
安らかでいたくないのなら、安らかにならない見方に執着していればいいのだ。
わざわざわたしを苦しめることはあるまい。
わざわざわたしを苦しめるような考え方に執着しない。
その方が、まずは、気楽だ。
☆
火の車作る大工はおらねども己が作りてて己が乗り行く。
火の車は自分が作った火の車である。
☆
だから、考え違いをしないでいたらいいのだ。火の車を作らないようにすればいいのだ。
憎しみを持たなくすればいいのだ。恨みを持たないようにすればいいのだ。妬みを持たないようにすればいいのだ。
☆
そうであるのに、それを起こす。そしてそれを百倍千倍して、苦しんでいる。
☆
わたしにはいつも消しゴムがいる。
わたしが過ごした一日が最高最良最大の一日である。
此処に落ち着かせる。
これでよい。
わたしがいまいる場所が最高最良最大の場所である。
此処に落ち着きを持つ。
その他の見立てをすれば、こころは雑念としてしまう。
わざわざ雑念とするような見立てをしないでおく。
雑念を捨てる。
ああ、いい夕暮れ時だ。うっとりと暮れて、静かだ。
とろとろ眠い。とろとろとろとろとろとろ眠い。
朝の10時を回ったところ。
ぼふうお爺さんはすることがない。
読んでいる本が手元から落ちそうになる。
窓の外はお天気がいい。
霞が遠くまで、遠くまで。そのまた遠くまで。