<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

そこは悲劇が起こる地点ではなかった

2017年02月24日 20時35分14秒 | Weblog

飛行機は着陸地点が近づくにつれて徐々に高度を下げていく。そして着陸する。人間だってそうするんだよね、かならず。かならず高度を下げていく。徐々に徐々に下げていく。そうしないと死という最終着地が出来ないのじゃないのかな。修行を積んで悟りを開いたお坊さんはこの徐々に高度を下げるという操作ができたようだ。計画的な死の演出である。まずは食事を徐々に控えるようにした。そして着陸地点がそこに見えて来ると水分補給を断った。そして呼吸を止めた。そういうことができたようだ。彼らにとって着陸地点は、悲劇が起こる地点ではなくて、完成地点、完了地点だったのではないか。長ければ長いほど、長く空中を飛行していればそれだけ、機体が勝れているとも言えない。何処かには着陸しなければ行けないのだ。そこが遠いところである場合もあるし、近いところである場合もあるはずである。わたしも年を取っているので徐々に徐々に高度を下げていかねばならない。その準備態勢に入ってきたようだ。兎に角ここまで、このところまで飛行をしてきたのだ。継続して飛行を続けて来られたのだ。そのことを思いやってこれから後は今まで以上に感謝をこそ前面に出してくる必要がありそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする