<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

死はおおいなる放棄である

2007年06月04日 10時13分12秒 | Weblog
@ <おおいなる放棄>と呼ぼう おのれへの縛を放ったはばたきの死は
                           薬王華蔵

 わたしは一生涯<わたし>に繋がれています。<わたし>が<わたしの肉体>を指していることもあるし、<肉体を駆る御者>を指していることもある。どちらにしても、<わたし>は<わたしをかわいいとする>自己執着である。一生涯、<わたし>を何よりも優先させている。その分の煩悩、愛憎、計算は計り知れない。<おおいなる放棄>は、釈迦その人にのみ形容されるべきかもしれないが、仏陀へ向かって<羽ばたいてゆく>ことで、わたしもまたわが死を<大いなる放棄>と呼びたいと願うのである。
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