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小田原の端々



小田原市国府津の国府津海岸にある国府津海水プールは2011年の秋に台風による高波のため設備が破損し、更に昨年春に行われた準備作業において井戸枠の継目が断裂したことにより2012年度は閉場となった。昨年度から国府津海水プールの改修を検討したところ約2300万円の工事費がかかることが判明したため、今年度の施設の修理や改修は見送られて閉場が決定した。先日、国府津海岸に出かけたので国府津海水プールに立ち寄った。例年であれば海の日の2日前の土曜日から8月31日まで開場されているが、今年度も閉場となり入口は閉ざされている。入口の隙間から閉場中の国府津海水プールを撮影。まるでここだけ夏が素通りしたような寂しい風景。波音と上を通る西湘バイパスの車の音が重く響いていた。国府津海水プールは2011年の夏から使われておらず、まもなく2年が経過する。プールの底には砂や剥がれたプールのコンクリートが転がっている。国府津海水プールは西湘バイパス下にあるため、陽が差し込まず寒い思いをすることが多かったが、今年の8月の暑さなら快適に利用できただろう。その暑かった8月もまもなく過ぎ去ろうとしている。国府津海水プールが出来たのは昭和32年。開設から50年以上が経過して老朽化が進み、いよいよ存続についての方向性が今後話し合われるとのこと。来年の夏、国府津海水プールは果たして存続しているのだろうか。

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