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小田原の端々



小田原城址公園内に植えられているソメイヨシノの老木が8月下旬から撤去される。植替えの対象となったソメイヨシノは計10本で、すべてお堀端沿いに植えられているもの。先日、まもなく撤去されるソメイヨシノの老木を見に出かけた。お堀端に桜が植えられるようになったのは明治時代に小田原保勝会が花で小田原城を囲もうとの計画の一環で、明治38年に植栽されたのが始まり。現在お堀端に植えられているソメイヨシノの大半は二代目と三代目のもの。植替え対象のソメイヨシノの位置図(PDF)はホームページ上に公開されていたのでプリントアウトして現場へ。位置図には対象樹木にナンバーがふってあるが、現地のソメイヨシノにはナンバーのタグがついていないため位置図と対象樹木の照合がいまひとつ分かりづらい。ただ撤去対象となっていると思われるソメイヨシノには白のビニールテープが巻かれていたので、テープの巻いてあるソメイヨシノと位置図を照らしあわせながら探索を進める。三の丸小学校側の市道に面したお堀端のソメイヨシノは2本が撤去対象となっている。マーキングしてあるソメイヨシノはNO13でもう一本の撤去対象のNO17はビニールテープが巻かれていなかったので分からず。三の丸小学校横からお堀端通り沿いを探索。ここからめがね橋までの区間の撤去対象は1本だけ。NO42のソメイヨシノが対象となっているが、位置図に枯れと記載されている通り、該当の場所には切り株だけ残されていた。お堀端のめがね橋から学橋まで区間の撤去対象は2本。赤のマーキングをしているのがおそらく対象となっているNO62。もう一本の対象のNO71はビニールテープが無かったので分からず。今回の10本のソメイヨシノの植替えの中で半分の5本が学橋から小田原駅側のお堀端に植えられている。撤去対象と思われるNO91は横断歩道のすぐ横のソメイヨシノ。上の写真の赤くマーキングをしてあるのが撤去対象と思われるNO97のソメイヨシノ。同じく上の写真の赤くマーキングをしてあるのが撤去対象と思われるNO99のソメイヨシノ。上の写真左側が撤去対象と思われるNO103で右側がNO106のソメイヨシノ。今回撤去されるソメイヨシノは古いもので樹齢が90年近くあり長年小田原市民に親しまれた桜の老木もこの8月下旬から伐採が始まり植替えは11月下旬に行われるとのこと。新たな桜の木は来年どんな花を咲かせるのだろう。

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