小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



今年の4月8日、小田原市内の桜の名所を巡りながらランニングをした際に風祭の農道脇で滝を見つけた。ランニングの途中だったので、そのときは詳しく調べなかったが、沢の落ち口から下を覗きこむと5mほどは落差がありそうな滝だった。以降、その滝のことが気になっていたが、先日夕涼みがてら風祭へ探索に出かけた。風祭の滝を探しにとりあえず風祭駅へ。4月のランニングの際は荻窪用水沿いを走っていてその滝を見つけたので、下の道路からのアプローチが分からない。風祭駅から旧東海道へ。風祭駅横の道路から旧東海道へ出て入生田方面に進む。酒屋の先を山側に曲がる。旧東海道から脇道へ曲がり、最初の二股を左へ進む。実は滝に行き着くまで散々迷ったので滝へのアプローチのための道順の写真は帰路途中に撮影した。二股の場所から道なりに10分ほど坂道を登ると、農道が分岐するのでそのまま直進。さらに5分ほど登ると山間の場所に出る。農道脇にはキウイ畑や蜜柑畑。農道右側に細い沢が流れているはず。農道脇の沢を見ると、なんと沢水が枯れていた。涼しげな滝が見れるものと期待していたのに。この沢の上流に目指す滝がある。滝の下流の沢沿いからは藪が多くて近づけない。農道を登り滝の上部へ。農道は滝を回りこむようにして上の沢に続いている。滝の途中くらいの場所の農道脇から滝の下に行けそうなので慎重に下る。岩場伝いに下りてゆくと切り立った崖が見えてきた。残念ながら水音はまったく聞こえない。岩場伝いに滝の下へ。高さ5mほどの滝には沢水の流れた跡がはっきりと残っていたが、この日は水が枯れていてただの崖にしか見えなかった。暑いなか、20分ほど坂道を登ってきたのでなんとも残念。滝の下の滝つぼ部分。それほど深くえぐれていないので、普段から水量は少ないのだろう。見たところ、曽我の弓張の滝よりは落差もあって、垂直に切れ落ちているので大雨の後は結構見事な滝が見れるのではと思う。この滝をネットで調べたが、学術関係のレポートでは風祭滝と出てくる。滝の名前も追って調べてみたい。

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