弾丸四国旅も後半へ。
体をいたわることを悟り始めた歳だけに、西への強行軍を諦め東へ戻りながら観光しながら帰宅することにしました。今後の四国における戦場を限定するために、この際、潰せる城は潰しておく作戦に決める。
石鎚山SAで、夜の8時に到着。車の中で寝る。(早!)
3時おきで疲労しているとはいえ、狭いし寝心地悪いし車は周りを動くし寝苦しい。
こりゃ、寝られないかもしれないなと姿勢をぐるぐる変えていると、「はっ」と気がつく。
いつの間にか寝ていました。
どうせいつものように夜中の2時か3時の中途覚醒か、と、思って時計を見ると
『5時』。
いつもより寝てるし!
と、驚く。
ただ、布団で寝たときならばもう少しすっきりしている感がありましたが・・・。
贅沢はいえない。
車外に出て体を動かした後、SA内で朝食を喰いながら旅程を組み立てようとする。飯を買っている際、会計してたお兄さんが「歴史好きなんですか?」と聞いてくる。「いや、城の本と歴史地図もって歩いて見えたんで、入ってきたときから気になってまして。自分も歴史好きなんです。」とのこと。少し城の話などを交わす。こういう会話が楽しいです。一人旅だと特に。
さて、早朝5時台の四国の高速は空いてる。
丸亀城に7時00分。
※渋谷で5時、は、鈴木雅之。
このアングルを見た瞬間、興奮するしかない。
公園化している丸亀城には散歩中の地元民が一杯。
その中に明らかに不審なカメラ持った城変態が混ざりこむ。そもそも、年齢層がちがう。
そして観光客にしては見るポイントが変。
門をくぐり、
枡形に侵入するとこんなものが。
※もう、撫で回したい。
そして先に進むと見事なまでの石垣がもう。
別アングルからも狙う。
石垣の説明に「石垣の美」と書かれていましたが、本当、その通り。
ここまで高く美しい石垣はそうそうない。
勾配を描きながらビシーっと立ち並ぶ石垣。そして何より色が良い!「THE・石」という感じの質感に興奮するしかない。見事です。
石垣に独り盛り上がってから城を登る。
やっぱり石の城となれば侵入路を限定されるし、道は曲げられるし、そして上から狙われるし、というセオリーどおり。
※遊歩道化されており歩きやすい。
櫓台の先端まで歩けるのは嬉しい。
バカとなんとかは高いところに登りたがる(隠す方を間違えた。)と、いいますが、やっぱり高台から見る景色は最高。
そして見上げればこの構図。
※ひゃー、俺、天守から狙われちゃってるよ~(嬉)。
本丸の石垣をぐるりと一周した後、いよいよ本丸へ侵入し天守とご対面。
写真でよく見る現存三重最小天守!でも、立派!
でも、こっちから見ると、
あれ?
下見板が貼ってあるのは一部なんですね。
そして縦横比の関係からか、下見板のない方向から見ると、「え?」と思ってしまうほど素っ気無い造りになっているのに驚く。なんかカワイイ。これは現地にいかないとわからない。
天守と言うより櫓に近い。
魅せる方向には唐破風や下見板で意匠を凝らしていますが、ついつい内輪のほうには「まぁ、ええやん。」という感じか。四方からの見栄えを気にする天守が多い中、この潔さが逆に新鮮。
残念ながら時間が早すぎて天守内部は見られず。
次回の何かのついでのお楽しみとしておきましょう。
そして、早朝散歩の方に「名古屋から来たの?あっちに井戸があるけど行った?面白いよ。」と教えてもらう。
※この高さに井戸が。確かに珍しい。
このほかにも本丸したの石垣はぐるっと一周できると教えてくれる人もいたり、とにかく親切な人が多い、という印象があります。郷土の誇りでもあるのでしょう。そして、この城は誇るべきものかと。
登りは別の方面から登って気がつきませんでしたが、二の丸(?本丸下をとりまく曲輪)にこんな階段が。
降りの方が石垣が構成する虎口の意図がよくわかると思う。
大手の門にはこんな立派な木が使われていました。これも行きには気がつかず。
さて、野面積みの石垣があるようなので探しに歩く。
するとこんなものが・・・。
なぜ。
なぜこの時期に。(4月中旬)
そして、なぜこの場所に。
「廃墟でおこる恐怖」とありますが、廃墟とは失礼な!この見事な城を!
だいたい、wikiで調べたら『豆腐売りの人柱伝説』ってあるじゃない。
『丸亀城築城の際、石垣の工事が難航したため、人柱を立てる事となった。雨が降る夕暮、工事現場付近を通り掛かった豆腐売りが捕えられ、無理矢理に人柱として生き埋めにされてしまった。豆腐売りは雨で豆腐が売れないため、普段は通らない城の付近を偶然通り掛かったのであった。その後、石垣の工事は完成したが、それ以来、雨が降る夜にはその石垣の辺りで「とーふー とーふー」という豆腐売りの声が聞こえて来たという。』
こえーよ!
て、いうか、折角の地域の伝承。こっちを活かせよ!
もっとも、豆腐売りの人柱伝説なんてお化け屋敷が伝承現場にあったら、怖くて洒落にならんか。
お化け屋敷の違和感はさておき、堀も見事です。
そして、野面積みがありましたよ。
なぜこんな場所にあるのかと不思議でしたが、場所から言って土留めっぽい感じがしました。上に綺麗な石垣があるんですよね。で、ここを抑えておかないと崩れてしまう。実際のところ、どうなんでしょう。
早朝から訪ねた丸亀城。
期待はしていましたが、やっぱりすごい城ですね。
前日は汗ばむ陽気でしたが、この日は曇りでさぶかった!
※車の気温計は10度。。。
城歩きの人間にとっては、歩くと暑いし、脱ぐと寒いし、という感じ。
痛し痒し。
いとしこいし。
車の中で暖をとりながら、次は高松城へ。
体をいたわることを悟り始めた歳だけに、西への強行軍を諦め東へ戻りながら観光しながら帰宅することにしました。今後の四国における戦場を限定するために、この際、潰せる城は潰しておく作戦に決める。
石鎚山SAで、夜の8時に到着。車の中で寝る。(早!)
3時おきで疲労しているとはいえ、狭いし寝心地悪いし車は周りを動くし寝苦しい。
こりゃ、寝られないかもしれないなと姿勢をぐるぐる変えていると、「はっ」と気がつく。
いつの間にか寝ていました。
どうせいつものように夜中の2時か3時の中途覚醒か、と、思って時計を見ると
『5時』。
いつもより寝てるし!
と、驚く。
ただ、布団で寝たときならばもう少しすっきりしている感がありましたが・・・。
贅沢はいえない。
車外に出て体を動かした後、SA内で朝食を喰いながら旅程を組み立てようとする。飯を買っている際、会計してたお兄さんが「歴史好きなんですか?」と聞いてくる。「いや、城の本と歴史地図もって歩いて見えたんで、入ってきたときから気になってまして。自分も歴史好きなんです。」とのこと。少し城の話などを交わす。こういう会話が楽しいです。一人旅だと特に。
さて、早朝5時台の四国の高速は空いてる。
丸亀城に7時00分。
※渋谷で5時、は、鈴木雅之。
このアングルを見た瞬間、興奮するしかない。
公園化している丸亀城には散歩中の地元民が一杯。
その中に明らかに不審なカメラ持った城変態が混ざりこむ。そもそも、年齢層がちがう。
そして観光客にしては見るポイントが変。
門をくぐり、
枡形に侵入するとこんなものが。
※もう、撫で回したい。
そして先に進むと見事なまでの石垣がもう。
別アングルからも狙う。
石垣の説明に「石垣の美」と書かれていましたが、本当、その通り。
ここまで高く美しい石垣はそうそうない。
勾配を描きながらビシーっと立ち並ぶ石垣。そして何より色が良い!「THE・石」という感じの質感に興奮するしかない。見事です。
石垣に独り盛り上がってから城を登る。
やっぱり石の城となれば侵入路を限定されるし、道は曲げられるし、そして上から狙われるし、というセオリーどおり。
※遊歩道化されており歩きやすい。
櫓台の先端まで歩けるのは嬉しい。
バカとなんとかは高いところに登りたがる(隠す方を間違えた。)と、いいますが、やっぱり高台から見る景色は最高。
そして見上げればこの構図。
※ひゃー、俺、天守から狙われちゃってるよ~(嬉)。
本丸の石垣をぐるりと一周した後、いよいよ本丸へ侵入し天守とご対面。
写真でよく見る現存三重最小天守!でも、立派!
でも、こっちから見ると、
あれ?
下見板が貼ってあるのは一部なんですね。
そして縦横比の関係からか、下見板のない方向から見ると、「え?」と思ってしまうほど素っ気無い造りになっているのに驚く。なんかカワイイ。これは現地にいかないとわからない。
天守と言うより櫓に近い。
魅せる方向には唐破風や下見板で意匠を凝らしていますが、ついつい内輪のほうには「まぁ、ええやん。」という感じか。四方からの見栄えを気にする天守が多い中、この潔さが逆に新鮮。
残念ながら時間が早すぎて天守内部は見られず。
次回の何かのついでのお楽しみとしておきましょう。
そして、早朝散歩の方に「名古屋から来たの?あっちに井戸があるけど行った?面白いよ。」と教えてもらう。
※この高さに井戸が。確かに珍しい。
このほかにも本丸したの石垣はぐるっと一周できると教えてくれる人もいたり、とにかく親切な人が多い、という印象があります。郷土の誇りでもあるのでしょう。そして、この城は誇るべきものかと。
登りは別の方面から登って気がつきませんでしたが、二の丸(?本丸下をとりまく曲輪)にこんな階段が。
降りの方が石垣が構成する虎口の意図がよくわかると思う。
大手の門にはこんな立派な木が使われていました。これも行きには気がつかず。
さて、野面積みの石垣があるようなので探しに歩く。
するとこんなものが・・・。
なぜ。
なぜこの時期に。(4月中旬)
そして、なぜこの場所に。
「廃墟でおこる恐怖」とありますが、廃墟とは失礼な!この見事な城を!
だいたい、wikiで調べたら『豆腐売りの人柱伝説』ってあるじゃない。
『丸亀城築城の際、石垣の工事が難航したため、人柱を立てる事となった。雨が降る夕暮、工事現場付近を通り掛かった豆腐売りが捕えられ、無理矢理に人柱として生き埋めにされてしまった。豆腐売りは雨で豆腐が売れないため、普段は通らない城の付近を偶然通り掛かったのであった。その後、石垣の工事は完成したが、それ以来、雨が降る夜にはその石垣の辺りで「とーふー とーふー」という豆腐売りの声が聞こえて来たという。』
こえーよ!
て、いうか、折角の地域の伝承。こっちを活かせよ!
もっとも、豆腐売りの人柱伝説なんてお化け屋敷が伝承現場にあったら、怖くて洒落にならんか。
お化け屋敷の違和感はさておき、堀も見事です。
そして、野面積みがありましたよ。
なぜこんな場所にあるのかと不思議でしたが、場所から言って土留めっぽい感じがしました。上に綺麗な石垣があるんですよね。で、ここを抑えておかないと崩れてしまう。実際のところ、どうなんでしょう。
早朝から訪ねた丸亀城。
期待はしていましたが、やっぱりすごい城ですね。
前日は汗ばむ陽気でしたが、この日は曇りでさぶかった!
※車の気温計は10度。。。
城歩きの人間にとっては、歩くと暑いし、脱ぐと寒いし、という感じ。
痛し痒し。
いとしこいし。
車の中で暖をとりながら、次は高松城へ。
小さな山城も砦も身近でなぜか懐かしい空気を感じますが、
有名な「ザ・城」と言われる大きなお城もまたすばらしい空間が繰り広げられております。
高校の修学旅行で姫路城を初めて見た時の感動や、犬山城を何度も訪ねた時の天守からの眺めを思い出していました。
それにしても
>撫でまわしたい・・・
には 思わず「わかるわかるゥ~」と飲んでいた”泡”を吹きそうになりました。
きょうは”戦国絵巻三部作”作手古城まつりでしたね。