2008年の元旦を迎え、皆々様に幸多からん年になりますことを祈念致します。
本年もどうぞよろしくご愛顧のほどお願い申し上げますとともに、併せましてご指導・ご鞭撻賜りますよう伏してお願いのほど申し上げます。
でも早速。。やってしまいました。。ぬえ。
元旦そうそう初夢を見ました。
場所は師家のお舞台。朝、到着して着物に着替える ぬえ。これは。。どうやら申合の日であるようです。しばらくすると ぬえ、言われました。「皆さんお揃いになったら、少し早くても もう始めなさい」「。。へ? 。。な、何を。。?」
。。なぜか当たり前のことのように思い出しました。今日は ぬえが勤めるシテの舞台の申合。
!! 。。ぜんぜん覚えてない。稽古も一度もしていない。そんあ事はあり得ないのに、でもなぜか今日が申合であることは自分でも当たり前のように納得していて、ひたすら焦っている。今さら「何もやってきていません」とも言えず、体中から冷や汗をかきながら、外見はそ知らぬふりで、必死になって謡本をめくって謡を覚えました。謡だけ覚えたって型もあるのに。。それでも謡を必死に覚えようとしましたが、ほとんど頭に入りません。ああ! どうしよう!! やがてお囃子方も地謡も座に着き、ぬえは半べそをかきながら幕の前に立ちました。。
。。ここで寝汗びっしょりで目が覚めた。。曲目は『三井寺』だったことまで、なぜかリアルに覚えている。。
ああ! 今年 ぬえの身に一体なにが降りかかるというんだぁぁぁ! (T.T)
こういうヒドイ夢、内弟子の頃はしょっちゅう見ていましたが、久しぶりに体験しました。こともあろうに元日から。どうか、どうか、幸多い年でありますように。。>ぬえ
しかし、内弟子時代にこの夢を見て、翌朝に先代の師匠の奥様に申し上げてみたら、意外なお答えが返ってきた事をよく覚えています。
「あら! 私もそういう夢。。見るのよ。。お楽屋に居て、もう、無理矢理にお装束を着けられちゃうの。。みんな、私がそのお役をする事が当たり前みたいな態度で。。それで、お幕の前に立たされて。。でも何をしていいんだかわからない。。とうとうお幕が開いてしまって。。そこで目が覚めるのよね。。」
ああ、そうなのか。。奥様まで。。気が張っておられるんだなあ。。ぬえの場合は、内弟子の間はしょっちゅう見ていたこんな悪夢を、なぜか『翁』の「千歳」のお役を勤めてから、ピタッと見なくなりましたが。。
なんで今年になってから また? (・_・、)
どうか、どうか、幸多い年でありますように~~ (×_×;)