のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

湿原を歩く

2014年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日から我が家に泊まりに来ているワンワンが私の腹の上で寝ていたため、変な夢にうなされて目が覚めました。なんだかわからないけれど突然起き上ったものですから、腹の上にのっていたワンワンは布団の上を転げ落ち、今度は腹の上にのられないように横になって寝ていたら、背中の方から布団の中に潜り込んできて寝返りが打てねくなりました。ネコみたいな犬です。

140913 花咲湿原と田代湿原に行ってきました。すっかり秋もたけなわの光景が広がっていました。

 

 この夏の笑めの多い気候の影響がここにも出ていて、例年よりぬかるみが増え、今まで登山道として使えた道もぬかるみが深くなり、木道でも設置しなければ通れなくなっていました。

 

 今年はブナが実をつけない年なので、ブナに限らすおおむね山の木の実が不作なんですが、山のお生き物にとってはこの秋から冬に食糧不足で淘汰されて適正な数に調整されるのが本来の自然の姿です。

140913a 湿地帯のヌマガヤも黄金色に染まりました。

 

 これだけ大きな実をつければ食べられそうな気もしますが、山の草食動物も鳥たちも好んでこの身を食べているようには思えないので美味しくないのかもしれません。

 

 ブナの実と言えば、銀座の高級クラブのマダムに採ってきてくれと頼まれて、ブナが実をつける年には大きめの実を送っていましたが、付け出しに行ったブナの実を出すのだそうです。あんなもの食って喜んでいるクマのような男たちの気が知れませんが、ところ変われば価値観も変わります。 

140913b ヤマブドウの実も色づき始めましたが、まだ酸っぱくて食べられたものではありません。

 

 一足先に色を変えるブドウの葉っぱはそろそろ赤くなり始めました。

 

 ナナカマドも赤くなり始めたので、あと一週間もすれば劇的に様相が冬に向かって突き進むと思いますが、 また今年もこの光景を見られたことが幸運です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フランダースの犬 | トップ | 100歳 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事