のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

五寸釘

2024年08月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 今度は神奈川県で震度5レベルの地震があったようですが、こちらは全然揺れを感じなかった。それでも、神奈川は人口密集地ですから気がかりですね。

 午前中は耕作放棄地の草刈り仕事をしていたのですが、日陰が全くないので近くの神社に行って休憩しました。

 どんな神様まつっているのか全然知らないのですが、このあたりでは五寸釘の神社と呼ばれ、時折藁人形が打ち付けられている太い杉の森があるので木陰で涼しい。近くには雑木林があり、夕方このあたりを通るとよくモモンガが飛び出してきます。社殿の床下にはタヌキが棲みついているみたいで、出入りする痕跡や足跡が残っていました。

 元学校の先生が生徒やPTAにいじめられると丑の刻参りしていたというのはそのご近所の暗黙の了解で、定年後は急激に藁人形見かけなくなったようです。とても温厚で控えめな先生なんですが、ストレスためていたんでしょうね。ご近所では暗黙の了解になっていたようです。でも、さすがプロだなぁと感心したのは、林業作業道に丸太並べて道を作るときに、丸太をとめる六寸の釘を使うんです。これは特注物なんですが、それを見たときに「これは市販されている釘ではないですね。六寸ですか?」と一発で見抜いたことで、やっぱ日ごろ五寸釘を扱っている人は違うなぁと見直しちゃいました。

 以前、お宅を訪ねたときに玄関の下駄箱の上にろうそくの燭台を見つけました。鉄板をハンダ付けで作った代物で、これを額につけてその上から鉢巻き巻いて、ろうそく二本立てて、いわばヘッドランプですね。こんなものまで自前でつくっちゃうのか?と、探求心の深さに感銘をおぼえずにはいられませんでした。うっかりけなすと藁人形にされちまうので、いつもいいところを見つけてほめたたえるよう接しています。今日見たところでは、藁人形はなかったですね。

 稲が結実したみたいです。天皇陛下になり替わって豊作を願っておりますが、この稲わらでお人形さんが作れるんですよね。

 夕方、風呂で釣り師のおっさんと顔を合わせました。今年のアユは大きさいかがですか?と聞いたら、例年より大き目かな?でも、連日の夕立で川が増水して近づけないよ。それに、こう暑くちゃ外に出ないで家でエアコンに冷風浴びてる方が健康的な気がすると申してました。

 冬の雪が少なかったので、夏に雨が降るだろうとは予測していましたが、長雨にはならず豪雨の夏になりました。川遊びなんか危なくてできない水の量です。

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