のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

揺れる

2014年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム
 白い雲がかかった谷川岳の写真です。
 新潟側から白い雲が登ってきて、山脈を這うように下にくだります。雲の中は雪になっているでしょう。

 土曜の夜の長野県北部の地震は糸魚川-静岡の断層が影響しているようですが、50cmも段差ができた場所があるみたいです。深夜の地震にもかかわらず火事も出ず、死亡者も今のところはいない。被害が少なかったのは住民の心がけと努力でしょう。
 断層を挟んで西側にも揺れは伝わっていたみたいです。

 地区の配り物を配布しながら近所の様子を見てきました。
 こちらの地域は高齢者が多く独居老人や高齢者世帯も多い。何かの時の連絡網などの準備はできていますが、実際に本番になってみないと分からないと言うのが本音の部分で、できるなら杞憂で終わってもらいたいと願っています。自然災害大国日本の中にあって、私の住む地区は地震被害が少ない土地らしく、そのため意外とのんびり構えています。群発地震があった頃に伊豆方面に仕事で何年も行ってきた人が言うには、地震が起きた時の悠長な様子に腹立たしく思えるほど警戒感がないと言う話です。その後、東北の震災などがありずいぶん意識は変わってきていますが、口は動くけど体が動かないと言うのが高齢者限界集落の問題です。
 地震よりも懸念しているのはこの冬の雪で、暖冬と予想されているものの積雪は別物です。例年よりもカマキリ虫の卵が高い位置にあるので雪が多いと警戒しています。

 
 昭和61年の伊豆大島の噴火の時には東京に住んでいましたが、群発地震で寝ていると頻繁に揺れていることを感じました。慣れてしまうとグラグラと来ない日があると大きいのが来るんじゃなかろうか?と心配になってしまいました。
 学生の時に最初に住んだ私鉄沿線のアパートは駅からは遠かったけれど線路のそばで、列車が通るたびに微妙に揺れていました。これも慣れると揺れ方で地震なのか列車が通過したのか?列車は何両編成か、客がたくさん乗っているのか少ないのか?がわかるようになります。
 今ではその線路沿いのアパートも取り壊されて列車も高架橋を走るようになって、どのあたりだったのかもわからないほど様変わりしてしまいました。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする