松本復興相の岩手・宮城両知事との面談時の発言が、軽率・失言・放言の次元でなく、資質が問われていますね。
当方は、本件を、最初に新聞ニュースで知り、違和感?を感じた程度でしたが、その後、TVで動画を視聴し、松本復興相の資質を問われるのは当然と思いましたね。
当方が、松本復興相の発言で、特に、不愉快さと資質を疑問に思ったのは、村井県知事との面談です。
報道によれば、
”「宮城県庁を訪れた松本氏は、村井嘉浩知事が自分を応接室で待たせたことに腹を立て、「(村井知事が)先にいるのが筋だよな?」と同行の事務方に話しかけ、数分後に村井知事が笑顔で現れて握手を求めると、松本氏は、「終わってから」と言って拒否。村井知事が水産特区を要望すると、県がコンセンサスを得ないと国は何もしないと突っぱね、応接室で待たせたことをこう非難したのだ。
「今、後から自分(知事)入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序が分かっている自衛隊なら、そんなことやるぞ!わかった?」
村井知事が自衛隊出身なのを指して言ったらしい。松本氏が身を乗り出して同意を迫ると、村井知事は、年下であることを意識したのか、「はい」と答えた。しかし、顔は引きつり、苦笑いを浮かべていた。」”
と報道しています。
その後、松本復興相は、
”「しっかりやれよ。(報道に向けて)今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。。いいですか。絶対書いたらその社は終わりだから」”
と報道陣に「オフレコ」と恫喝。
松本復興相は、命令調で、「自分の責務を果たしてから、相談に来い」という感覚ですね。
不快なのは、自分らを「お客様」として位置づけし、買ってもらいたければ、お客様を大事にしろという感覚です。
要は、金(財源)を出してもらいたければ、厚遇せよといっている姿勢です。
当方の世代は、新入社員の導入教育で、協力会社(下請会社)が新入社員でも挨拶され、訪問時に、「お茶」を出してくれるのは、社員に対してでなく、社員のバックにある会社に敬意を示すているのであり、勘違いするなと教わったものです。
この度の松本復興相に、知事が面談するのは、松本復興相を相手にしているのでなく、後方の政府を相手にしているのです。
政府が財源を確保するのは、政府が自ら稼ぐのでなく、国民の税金であり、松本復興相の個人資産ではないのです。
松本復興相は、政府のリソース(資金・智恵)を自分の才覚(権限)だけで使えると勘違いしているのです。
また、松本復興相の発言”「今、後から自分(知事)入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序が分かっている自衛隊なら、そんなことやるぞ!わかった?」”で、「長幼の序」を持ち出し、自衛隊を持ち出す感覚がわかりませんね。
企業と顧客は対等であり、立法と行政も対等であるべきです。
「長幼の序」は、社会安定化の道理で否定しないが、「国民の税金と住民の生活」の論議の場に、「長幼の序」を持ち出すのは、年寄りの跋扈であり、社会変革の最大の障害です。
宮城・岩手知事との面談内容以前に、松本復興相の資質を問われるのは当然ですね。
このような劣等な人物が議員になり大臣に就任していると思うと、日本は自壊しますね。
「追記」
読売新聞の記事『私B型でちょっと短絡的…4日の復興相発言=3』で、松本龍復興担当大臣が記者団に、
”「私はちょっと、B型で短絡的なところがあって、私の本意が伝わらないという部分があるということは、さっき女房からも電話がありましたし、反省しなければならないと思っています」”
と語ったと報道。
当方もB型ですが、衝動的な言動で、授業料を払い、その後は、「長い物には巻かれろ」の適当な人間と広言していますが、経験的に学習したのは、「高圧的」な発言は反動が大きく、まずは、現場指向で、もみ手で折衝することが得策と思いましたね。
B型の人間が短絡的といわれるのは、心外ですね。
血液型や、女房に言われたなどどうでもよく、育ちの問題でしょうね