傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

鳩山連立政権:連立が活性・牽制の効用!

2009-12-11 03:03:41 | 民主党・鳩山由起夫

鳩山連立政権について、メディアは弱小政党との功罪と報道としていますが、当方は、活性・抑制剤の効用が好意的に見ていますね。
特に、亀井大臣の政治感覚と、福島社民代表の普天間基地問題の重大発言は、好感しています。

当方は、亀井大臣の言動には、好感していますが、メディアは弱小政党の亀井大臣の突出した言動で、鳩山首相は連立政権の運営に苦慮していると論調ですね。
NHKニュースでも、「連立政権 運営難しさ浮き彫り」でも報道していますね。転載すると、

”「アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐる社民党の対応に加え、経済対策では国民新党が上積み要求して取りまとめが難航したことで、政府内では連立政権の運営の難しさが浮き彫りになってきたという指摘が出ており、鳩山総理大臣が、来年度予算案の編成などで対応に苦慮することも予想されます。

今年度の第2次補正予算案に盛り込む経済対策をめぐっては、国民新党の上積み要求で取りまとめが難航し、最終的に財政支出の規模を1000億円程度増やし、7兆2000億円程度とすることで決着し、当初の予定より4日ずれこみ、8日決定しました。
一連の過程をめぐり、8日の政府の基本政策閣僚委員会で、菅副総理兼国家戦略担当大臣が「先週の基本政策閣僚委員会は、亀井郵政改革・金融担当大臣が出席しなかったため開かれなかった。
国民新党にも、鳩山内閣の一員として協力してもらいたい」と述べ、亀井大臣の対応を批判したのに対し、亀井大臣は「鳩山内閣は連立政権だ」と述べ、国民新党が党としての主張をするのは当然だと反論しました。
これについて、鳩山総理大臣は記者団に対し、「政策論争だから、互いの意見の開陳のあとは仲よくすることは当然であり、しこりが残らないように努力する。振り回されているという見方もあると思うが、連立政権は重視したいし、貴重な政策提言には耳を傾けていく」と述べました。
政府内では、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、社民党が政権離脱も辞さない覚悟で県外への移設を主張していることに加え、今回の国民新党の上積み要求で、連立政権の運営の難しさが浮き彫りになってきたという指摘が出ており、鳩山総理大臣が、来年度予算案の編成などで対応に苦慮することも予想されます。
」”

と報道しています。

当方は、亀井大臣の手掛けた「日本郵政株凍結法案」も成立させ、民主党の「脱官僚、天下り・渡り禁止」の公約違反の側面もあるが、佐藤次郎元大蔵次官の日本郵政社長の任用させたことも、資金繰りで苦悩する中小零細企業・住宅ローンの返済に難渋者向けに、返済猶予法案(貸し剥がし、貸し渋り法案)も、生活を守る観点からも、的を得た政策と思っています。
更に、金融機関が中小企業に融資する際に経営者の連帯保証の弊害を問題視しており、弱者側の目線ですね。

2次補正予算については、本ブログ「亀井金融相:2次補正「民主は分からず屋」発言・・・ごもっとも!」でも所感を書きましたが、亀井金融相は、当初から、2次補正に消極的な民主党を「民主は分からず屋」発言し、事業仕分けで無駄の削減も当然であるが、貧困社会に陥った現下の非常時では、まずは、社会的弱者の支援と景気の2番底の回避に財政出動は当然ですね。

亀井大臣の主張で、鳩山政府は、2次補正を2,7兆から7.1兆円にし、更に、7.2兆円で確定しましたが、財政規律か、財政出動かの問題ですが、他方、現下は安定期か、非常時かも問題でもあり、まずは、非常時で、年越しに苦悩する中小零細企業・社会的弱者に支援するのが正解ですね。

当方は、亀井大臣については、典型的な政治屋と言う印象をもっていましたが、本ブログ「同級生が語る亀井静香なる人物像・・・・正義感・熱血・人情派」に書きましたが、亀井大臣は、人情派の人間ではないかと思っています。

亀井大臣については、安住淳議員が自身のブログ「亀井大臣の大立ち回り」で、

”「民主党の政治家は、一部を除くと全体にまじめでルールを逸脱したり常識外の行動に出るタイプは少ない。 今度も初の政権交代ということで各閣僚も手堅いベテラン政治家が選ばれている。 そして、みんなマニフェストを実行しようと釈迦力に取り組んでいる。 ところが、一人だけ、昭和の自民党時代の雰囲気を漂わせ異彩を放っているのが亀井氏だ。」”

”「まあ、よくも悪くもこの型破りな個性こそ亀井静香という政治家の政治家たる所以ではなかろうか。 この亀井大臣の大立ち回りのエネルギーを出来れば良い政策を実現する方向に使いたいものだ。」”


と語っていますね。
要は、亀井大臣は、青二才集団の民主党には、活性剤でしょうね。
鳩山首相も、軽妙な人事をしたという印象ですね。

連立する社民党については、福島代表は「はしゃぎすぎ」という印象を持っていましたが、普天間基地移設問題で、鳩山政府が既定路線を安易に容認することであれば、重大な決断(連立解消)をせざるを得ない発言は、岡田外相・北澤防衛相への牽制になり、存在価値を示しましたねね。
重大な決断発言は、日米関係を第一とする「独りよがり」の岡田外相、既定路線しかないと容認の北澤防衛相の言動への牽制となり、「沖縄県民の負担軽減を第一」の思いの鳩山首相には後方支援になりましたね。

小沢幹事長が、「大連立構想」で辞任会見で、「民主党には、政権を運営する能力を疑問視」の発言をしましたが、民主党は「政策立案」には長けているが、国家運営した経験不足が「どういう国家に、どうように導くか」という実務能力が希薄ということです。
奇麗事だけでは、世の中、動かないのです。
鳩山政権は、国民新党と連立しているこで、実務的な国家運営ができていると思っています。

小沢幹事長は、「民主主義は数の原則」、「多数の数が権限を持つ」、よって「選挙に勝つ事が第一」であり、「選挙に勝つ」には、「国民の生活第一」という考えは単純明快であり、亀井大臣は、「弱者のために政治がある」という政治の信念の持ち主であり、鳩山首相は、選挙に強い小沢幹事長と政治感覚の鋭敏な亀井大臣を抱えており、高次元の「新しい日米関係」を掲げ、メディアの偏狭・偏向な批判など気にせずに、「沖縄県民の民意が第一」で沖縄基地問題にあたり、「友愛社会」の実現に邁進あるのみですね。

[参考]

① 植草一秀氏のブログ「亀井金融相の財政政策主張に歴史的正当性あり
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-8b9e.html

② 木走正水氏のブログ「亀井氏こそ政策実現力を備えた真の「友愛」政治家である
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20091210/1260426373




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