傍観者の独り言

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朝日新聞の恣意的報道:長妻大臣が3度阻止した(独)福祉医療機構の天下り人事

2010-04-03 04:25:55 | 民主党・鳩山由起夫

朝日新聞が記事「長妻氏の個人的な逆恨み」 天下り阻まれ関係者恨み節」で、長妻大臣が有識者による選考委員会が2度にわたって同じ官僚OBに決めた(独)福祉医療機構の役員人事を覆したのは「(長妻大臣の)個人的な逆恨み」(関係者)と報道しています。
同じ内容をブログ「ゲンダイ的考察日記」様がエントリー『長妻大臣が3度も天下り阻止』でも「日刊ゲンダイ」の記事を紹介しています。
朝日新聞の記事は、「長妻大臣の悪評」を増長させる恣意的な報道ですね。

当方は、長妻大臣が阻止した天下り人事より、(独)福祉医療機構そのものの精査(事業仕分け)が必要と思っています。
郵便不正事件の村木容疑者の元上司(塩田幸雄元部長)が在籍している独立法人であり、美味しい商売をしており、国会でも取り上げられた独立法人です。

まずは、朝日新聞の記事『長妻氏の個人的な逆恨み」 天下り阻まれ関係者恨み節』を転載すると、

”「30日決定の独立行政法人の役員人事で、厚生労働省所管の理事ポストが削減された。有識者による選考委員会が2度にわたって同じ官僚OBに決めたが、長妻昭厚労相が覆した。不透明な天下り人事の排除を狙った公募だが、長妻氏による「人事介入」への疑問も出ている

 長妻氏が覆したのは、福祉医療機構の理事ポスト。学者4人をメンバーとする選考委は昨年12月、元社会保険庁幹部(56)を候補として決めたが、長妻氏が認めずに再公募となった。選考委は再検討の結果、今月になって同じ人物を提案したのに対し、長妻氏は異例の面接に踏み切ったうえで、起用を見送った。

 任命権者は理事長で、理事ポストの削減理由は「任命権者と大臣が協議の上、適任者なしで空席」とされた。ただ、この元幹部は、長妻氏が野党時代に年金記録問題を追及した国会で答弁していたことから、「個人的な逆恨み」(関係者)との指摘もある。選考委の一人は「官僚OBがダメなら最初から明確にすべきだ。ルール変更はおかしい」と不満を漏らしている。
」”

一方、「ゲンダイ的考察日記」様のエントリー『長妻大臣が3度も天下り阻止』 を転載すると、

”「問題の元社保庁幹部は消えた年金の“A級戦犯”だった
長妻厚労相(49)が、厚労官僚OBの天下り人事をハネ返した。

きょう1日付で、独立行政法人「福祉医療機構」の総括理事から更迭されたのは元社保庁運営部長の青柳親房氏(56)。自公政権下で年金問題をめぐって、野党時代の長妻大臣と国会で対決した“宿敵”だ。

青柳氏の更迭について厚労官僚たちは「大臣の個人的な逆恨み」なんて言っているが、バカバカしい。天下りした経緯や、青柳氏の経歴を見れば更迭は当然。なぜ、機構側がこんな人物の起用にこだわったのか、そっちの方にクビをかしげたくなる。

青柳氏が厚労省を退官し、総括理事に再就職したのは昨年7月のこと。政権交代直前の駆け込み天下りだった。この人事に長妻は、大臣就任初日にいきなり「NO」を突きつけた。

「省内に『天下り凍結』を指示し、青柳氏の就任は棚上げ。機構の総括理事ポストも公募されることになったのです。ところが、昨年12月に機構側は有識者による選考委員会を開いて、4人の最終候補から再び青柳氏を選出した。当然、長妻大臣は認めず再公募となりましたが、今月になって機構の選考委は6人の最終候補の中から三たび青柳氏を提案してきたのです」(厚労省関係者)

こんな男を何度も理事にした選考委は正体をさらせ!
完全に長妻大臣への嫌がらせだ。業を煮やした長妻大臣は「それなら、直談判だ」と異例の面接に踏み切ったが、機構改革の意欲をただしても、青柳氏は「厚労省の関係部局と協議して」などと“官僚答弁”に終始。結局、長妻は続投拒否を決めて、総括理事ポストは削減された。お払い箱となった青柳氏には規定通りの退職金が支払われるという。

「社保庁ナンバー2の運営部長時代の青柳氏は、宙に浮いた年金記録が5000万件にも及ぶことを把握しながら、当時の安倍首相に1年近く情報を上げなかった“A級戦犯”のひとり。記録漏れを認めた後も対応は後手後手に回り、国民の怒りを増幅させた。結局、07年の参院選での自民惨敗後、一連の混乱を招いた引責人事で、厚労省の九州厚生局長に“左遷”されました。

こんなボンクラOBを2度にわたって理事に推した選考委の見識を疑うが、福祉医療機構は選考委の構成について「大学教授4人」と答えるのみ。氏名や所属大学などの公表は一切拒んでいる。奇怪な話だ。本当に選考委なんて存在するのか

長妻大臣は詳細を国会で公表した方がいい。
」”

朝日新聞は「長妻大臣の悪評」を増長させる恣意的な報道し、世論誘導としか思えないですね。

当方は、(独)福祉医療機構の存在を知ったのは、NHK番組・国会での質疑応答でした。
その後、郵便不正事件で、村木容疑者にの元上司(塩田幸雄元部長)が天下りしている団体が(独)福祉医療機構とわかり、当初は、郵便不正事件は不可解な事件とし、厚労省の営々と築かれた官僚組織の犯罪と思いましたが、現在は、極悪は、塩田幸雄元部長と推測しています。

昨年の6月23日に、本ブログ『郵便不正事件:村木容疑者の元上司(退職:57歳)が極悪!(1)』で、NHK番組、国会でも取り上げられた「年金担保貸付」を調べて、(独)福祉医療機構の存在を知り、

”「振り込みされる年金を口座から天引きで回収するため、機構側には焦げ付きのリスクは軽微であり、こんな美味しい商売はないですね。民間では許されない貸付事業を、天下り団体だけが、「貧困ビジネス」を手掛けているとしか思えないのです。
その天下り団体(福祉医療機構)に、郵政不正事件で逮捕された村木厚子容疑者(53)の上司だった当時の同省障害保健福祉部長(57)(退職)が理事で、在籍しているのです
。」”

”「ネットでは、元上司については、実名で、新宿のノーパンしゃぶしゃぶ「楼蘭」の常連だったなど、叩かれていますね。
村木容疑者より元上司(退職:57歳)が極悪ですね!
そして、内実を知っている厚生省幹部も、自民党幹部も、偏向報道のマスコミも「極悪」ですね。

一度、政権交代して、機密の暴露が必要ですね。
」”

と書きました。

その後、郵便不正事件の公判で、塩田幸雄元部長から小泉元総理の秘書の飯島勲氏の名前が出、本ブログ『郵便不正事件:公判で、自民党議員の名前が出る・・・背景に政管の利権か』で、塩田幸雄元部長は元自民党議員(木村義男)から金銭を授受しているのが暴露され、郵便不正事件は、村木容疑者は無関係で、検察のでっち上げで、政管の利権からみの様相です。

当方は、(独)福祉医療機構は、特殊法人等改革により、社会福祉・医療事業団の事業を承継して、平成15年10月1日に福祉の増進と医療の普及向上を目的として設立された時期であり、塩田幸雄元部長は自分の天下り先となる「福祉医療機構」を波風立たずに、立ち上げる為に、自ら、政治家対策をしていたと邪推しています。

朝日新聞の記事は、(独)福祉医療機構については何も論評せずに、長妻大臣の個人的な逆恨みの論調であり、「長妻大臣潰し」の意図が働いているとしか思えないですね。
「日刊ゲンダイ」の記事にあるように、”「こんなボンクラOB(青柳親房氏)を2度にわたって理事に推した選考委の見識を疑うが、福祉医療機構は選考委の構成について「大学教授4人」と答えるのみ。氏名や所属大学などの公表は一切拒んでいる。奇怪な話だ。本当に選考委なんて存在するのか!」と指摘していますが、(独)福祉医療機構は、厚労省の官僚が営々と築いてきた天下り団体であり、選考委員も「おこぼれ」を預かっているメンバーなのでしょうね。

長妻大臣には、(独)福祉医療機構そのものを「事業仕分け」すべきですね。



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