小沢幹事長が記者会見で、土地取引問題で「陳謝」したとメディア各社が報道していますね。報道各社は、「陳謝」と表現していますが、犯罪性は否定しており、具体的な事柄は、何も語っておらず、検察との攻防戦も終盤かなという印象を持ちましたね。
小沢幹事長が定例記者会見については、TVニュースを視聴したが、「昨年春から、誤解をあたえ、心配をかけたが、意図的な犯罪行為はない」と弁明していると思いましたが、報道各社の「陳謝」、「謝罪」という表現をしており、違和感を感じましたね。
朝日新聞の記事「総理になる資格はありません」12日の小沢幹事長」で、小沢幹事長と記者とのやり取りの詳細記事に接して、検察との攻防戦も終盤を迎えていると印象を持ちましたね。
小沢幹事長は、
「私自身も、また私の事務所の者たちも計算上のミスやらそういったものはあったかも知れませんけれども、意図的に法律に反するような行為はしていないものと信じております。」
とし、
「その後も弁護士等を通じて事実関係には包み隠しなく話しておると思います。従いまして、今の段階で私が申し上げるのは差し控えますけれど、検察当局におきましてはこの問題についてすべてご存じのことであるという風に思っております。以上です」
と、小沢幹事長側の姿勢は、検察は認識していると語っています。
昨年春、小沢幹事長の秘書の西松建設献金の政治資金規正法違反事件の時は、小沢氏は野党第一党の代表であり、解散が噂される時期であり、国策捜査まがい事件ですが、その後、政権交代となり、現在は政権与党の幹事長であり、事実上の政府に影響力をもつ存在です。
検察が小沢一郎を金権政治家と社会悪とみなし、「小沢バッシング」の遂行した時節と、現在は、明らかに、環境が違いますね。
政権与党であれば、検察の活動報告は入手でき、検察に見えない圧力をかけられますね。
当方は、検察は、市民団体から告発を受理した以上、大久保秘書の公判もあり、検察の体面もあり、ゼネコン関連も再調査したり、石川議員に事情聴取したり、充分、捜査している印象をメディア利用して喧伝しているのではないかと邪推しています。
もう、検察側と小沢幹事長側とでは、着地点の攻防戦をしているのではないか邪推します。
「サンデープロジェクト」でゲストの郷原信朗氏が「検察も、小沢事務所側も、何も正式に発表していない」とし、未記載と報道されている4億円は、収支報告書に記載されているおり、報道だけだと「なにが犯罪か、わからない」と発言がありました。
検察は、押収資料で、収支報告書は記載されている事実は把握していたが、メディアの報道については沈黙していたのは、メディアは検察に利用されていたのでしょうね。
小沢幹事長からの4億で土地代金を支払うことができたのに、わざわざ定期預金を担保で融資するのは異例で、検察は注目し、石川議員から再度、事情聴取するとの報道がありましたが、石川議員は、「陸山会は不動産購入の際には、定期預金を担保で融資で処理が慣例」と説明しており、辻褄はあっていますね。
メディアは、検察に利用されている可能性がありますね。
どちらにしても、近日中に、攻防戦も決着がでるでしょうね。
小沢側が石川議員の在宅起訴で妥協するのか?、全面戦争に突入するのか?わかりませんが、時間の問題ですね。
攻防戦も、パワーゲームですから。