茨城県議選は明日12日、投開票され、同日中に新県議65人が決定。
既に、8選挙区の8人が無投票当選を決めており、残る28選挙区の57議席を巡って各政党は、激烈な選挙戦を続けているが、政権与党の民主党は苦戦と報道。
茨城県議選で民主党が敗戦すれば、来春の統一選までに菅執行部が責任を取るのは自然でしょうね。
茨城県議選については、J-CASTが記事『茨城県議選に注目集まる 大敗なら地方から「民主崩壊」』、日刊ゲンダイが記事『茨城県議選 民主党国会議員 大量投入のアホらしさ』で、民主党も注力しているが苦戦と報道しています。
また、統一選も民主党が難渋と、朝日新聞の11日の記事『民主、統一選での擁立は目標の半数どまり 党勢低迷背景』で、”「来春の統一地方選で行われる44道府県議選で、民主党の候補者擁立が目標の約半分にとどまっていることが、朝日新聞のまとめでわかった。候補者のいない「空白区」の解消を目指しているが、菅内閣の支持率低迷で新顔が集まらず、公認辞退も相次ぐ。大幅な積み増しは難しい情勢だ。」”と政権与党の民主党が候補者擁立に難渋していると報道。
記事によれば、 9日までに地方組織で決まった公認・推薦は計676人(公認594、推薦82)で、岡田克也幹事長が掲げる「空白区の解消」に必要な約1300人の擁立に遠く及ばず、自民党に大きく出遅れていると。
一方、民主党は、岡田幹事長が国会招致で小沢一郎氏を説得できず、13日の役員会議で「国会による招致の議決」に委ねる方向で収束するとし、菅首相も了解していると報道があり、仙谷官房長官も招致議決には同調し、小沢一郎氏の国会招致を針小棒大に語っており、12日の茨城県議選の苦戦も小沢一郎氏に責任を転嫁するのでしょうね。
当方は、本ブログ「民主党の参院選敗北の主要因は菅・枝野・安住の小沢外し!」で、参議院選敗戦は、菅総理大臣の唐突な消費税率の引き上げ発言でなく、敗因の主要因は、小沢一郎氏外しと書きました。
民主党は、参院選敗北を、「本当の総括は次の地方選挙、衆院選に生かすこと 枝野幹事長が臨時役員会後に記者団に」で、次の地方選挙に活かすと総括したが、朝日新聞の記事では、統一選も民主党が難渋とあり、菅執行部が幼稚であったという証ですね。
茨城県議選の結果次第では、菅執行部の責任問題は当然でしょうね。
小沢一郎氏にとっては、このままでは茨城県議選、統一選に苦杯すると警告しており、また、衆議院政治倫理審査会だろうが、証人喚問だろうが国会招致は何時でも応諾する腹づもりであり、招致されれば「起訴が決定しており、裁判に関わる内容には、答えることできない」「自分の政治資金については、政治資金収支報告でオープンにしているので、是非、それを参照してください」という形式的な答弁すれば良く、国会招致など枝葉末節の問題でしょうね。
菅首相とすれば、地方選挙に敗戦が続き、茨城県議選、統一選での苦戦の報告を受け、執行部の尻を叩いているのに過ぎず、来年度予算の成立だけが眼中であり、社民党にヨリを戻すことや、舛添代表、与謝野代表に色目を使って、鳩山前首相より1日でも長く総理の椅子にしがみついているだけですね。
茨城県議選の結果が菅首相の一つ成績簿になりますね。
それにしても、民主党政権の幼稚性には呆れるだけです。