傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

クリントン訪朝成果に比べて、拉致問題の歯がゆさ!

2009-08-06 11:08:37 | 拉致問題

クリントン元大統領が訪朝し、裏取引があろうがなかろうが、私的訪問の形をとろうが、拘束された二人を米国に連れて帰った成果に比べて、日本の拉致問題は、政府が声だかに取り組みを掲げても、何ら成果なく、時間だけが経過の現実は、やはり、無策としか思えないですね。

クリントン元大統領の訪朝については、メディアは、「核・ミサイル問題での妥協するな」、「6カ国協議への復帰への期待」の論調であるが、クリントン元大統領の訪朝で、現実に2人の記者を連れ帰った事実に鑑み、当方には、拉致問題が何ら進展が無く、硬直状態を見ていると、政府に当事者意識の希薄さを感じ得ないですね。

要は、拉致問題は、日本と北朝鮮との2国間の問題であり、アメリカや、6カ国協議(非核)などは、主体者ではないのです。
日本が「血も流す、金も出す」覚悟で、北朝鮮をテロ国家として、当事者意識でメインプレイヤーとして拉致問題に取り組みをしてきておらず、アメリカのテロ支援国家指定解除問題は、拉致問題ではサブプレイヤーにすぎず、政府の責任を転嫁する弁明など聞きたくありませんね。

暴論・極論になりますが、
横田早紀江さんらの講演で、「自分が親の立場になったとして、理解と支援を」というニュースに見聞きするたび、当方が、もし自分の子供が北朝鮮に拉致されていたら、国に自衛軍艦を差し向けてでも、わが子の取り戻しを要求しますね。
親は、出来が悪い子供であろうと、仮に社会的な問題を起こしてても、わが子をかばうのが親です。
それを、何も非のない子供が、暴力的に拉致され、他国に連れて行かれ、孫の存在が公になっているに、指をくわえて、北朝鮮に向かい、わが子を祈るだけの国民がいるのに、政府は、国交もなく、核問題もあり、「アメとムチ」で最大限の努力していると耳にタコが出来るほど聞かされても、何も具体的な進展が無いのは、政府は無策としかいいようがないです。

当方は、拉致問題については、日本の政府に、根源的な覚悟がないことが、北朝鮮に振り回されているという印象を持っています。
国民の生命の安全には、「血も流す、金も出す」覚悟が、政府に無い事です。
最悪の事態には、ミサイルが日本に飛ばされる覚悟が無く、日米の関係を思わんばかり、核拡散の過剰な脅威意識があり、具体的な問題解決に至らないのです。

麻生首相は、選挙戦突入の際に、横田めぐみさんが拉致された現場を視察し、拉致問題を重要な課題と選挙にも利用するニュースを見て、「空々しい」という思いですね。

また、拉致被害者家族会が、田原総一朗氏の「拉致された人間は、既に、死亡していると外務省から聞いた」という発言に、クレームをつけましたが、田原総一朗氏は拉致被害者家族には、心情的な配慮不足であったと謝罪はしたが、外務省のある筋から聞いたことは事実と弁明しました。
当方が怒りを感じるのは、真実は何かであり、何をしてきたかです。

外務省は、「裏金」を使おうと、「裏取引」であろうと、影響力ある政治家・民間人を動かしたりするような画策したか?、異常な国には異常な手段を講じてきたか疑問であり、表面的な「アメとムチ」での「対話と圧力」路線で、拉致被害者家族を説得・納得させ、「時間が解決」という姿勢としか思えないのです。
国民の生命を守ることを第一とすれば、北朝鮮からミサイルがとんでくる覚悟を国民に問うことが必要で、その覚悟がなくて、何が「対話と圧力」か?思いますね。

拉致家族会が、「拉致問題は基本的に日朝2国間の問題で、日本政府は北朝鮮への制裁強化なども含めて拉致問題解決への様々な方策を進めてほしい」という大人なコメントに、政府は甘えているのに過ぎず、政府に当事者意識ない証で、無策ですね。

当方と波長があうブログ「ゲンダイ的考察日記」の「 米国と北朝鮮が急接近、取り残された日本のミジメ…」で、”「・・・・、頼みの綱の米国にも見捨てられた麻生・自民党。こうなったら、安倍元首相も北に乗り込んで拉致問題解決に向けて直接交渉すればいい。コブシを振り上げ、キャンキャン吠えているだけの自民党は本当にダメだ。」”と書いておりますが、自民党は官僚感覚の政策に麻痺しており、ダメですね。



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