傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

野田聖子議員の生殖医療による出産・・・朝日新聞の記事を連想

2012-01-20 18:22:26 | 社会

野田聖子議員の不妊治療、米国で高齢出産、育児について、TVで紹介が多いと思っていたら、本日 フジテレビが金曜プレステージ『私は母になりたかった』で2時間番組を放送します。
当方は、TBSテレビの「ひるおび!」で取り上げたのを視聴し、野田親子には痛々しさを感じましたが、一方、朝日新聞の記事を連想しました。。

本日のフジテレビが21時~23時に放送の番組紹介『私は母になりたかった』を転載すると、

”「2011年1月、衆議院議員・野田聖子が50歳で男児を出産した。
不妊治療、流産を経て、新しいパートナーを得た野田は、卵子提供が認められているアメリカで念願の妊娠。だが、母と子には数々の試練が襲いかかる。
番組では、息子・真輝くんが今月6日に1歳の誕生日を迎えるまで密着取材をした。
40歳の時に自然妊娠が不可能な体であることが分かった。14回の不妊治療を繰り返すも出産にまでは至らなかった。そして、彼女は卵子提供という道を選択した。2010年初春、ネバダ州で、夫の精子とアメリカ人の卵子による受精卵が彼女の子宮に戻され念願の妊娠。

2011年1月6日、真輝くんが誕生した。生まれてすぐに臍帯ヘルニアの手術を受けた真輝くん。食道閉鎖症の所見もあり食道に対する緊急手術が行われた。新生児集中治療室に入院。2011年5月中旬、真輝くんは心臓の手術を受けた。今回の心臓手術はこれまでとは比べ物にならないほどの危険が伴う。真輝くんは見事この困難を乗り越えたが、10月17日朝、3分間の呼吸停止。命に別状はなかったものの、右手、右足のまひ、脳梗塞の所見などの試練が襲い、11月には医師から気管切開の提案を受けた。かわいい声と引き換えに行われるこの手術を夫婦は承諾した。苦渋の決断だった。
今年1月6日。真輝くんは1歳の誕生日を迎えた。番組では家族とは、親子の絆とは、そして、生きる力とは何かを問いかける
。」”

と、番組紹介だけでも痛々しいです。

当方が連想した朝日新聞の記事については、本ブログ「朝日新聞の記事「人工操作加えるほど体重増」・・・・内部被曝を連想?」で、
朝日新聞が、24日、記事『体外受精児を追跡調査へ 人工操作加えるほど体重増』で、厚労省の調査で、対外受精で生まれた赤ちゃんの体重は、人工的な操作を加えるほど体重が重くなると報道。
体外受精は、遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出ている可能性もあり、今後、健康影響を調査するという内容です。

朝日新聞の記事『体外受精児を追跡調査へ 人工操作加えるほど体重増』を再度転載すると、

”「体外受精で生まれた赤ちゃんの体重は、凍結保存など人工的な操作を加えるほど重くなることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出ている可能性もあり、将来、がんなどのリスクが高くならないか、15年間、数千人を対象に健康影響を調べていくことにしている。

研究班(主任研究者=吉村泰典・慶応大教授)は2007~08年度に、体外受精により正常な週数で生まれた赤ちゃん約2万7千人の出生時の体重を調べた。
 その結果、受精卵をそのまま子宮に戻した場合は平均3003グラムだったが、受精卵を胚盤胞(はいばんほう)という段階まで体外で培養すると3025グラム、凍結保存すると3070グラム、体外で培養し、凍結保存した後に戻した場合は3108グラムと、受精卵に操作を加えるほど重くなっていた。凍結保存した場合は、正常な週数で生まれた平均体重3060グラムよりも重く、いずれも統計的に有意な差があった。これらの操作は、妊娠率を高めるために行われるようになった。

この10年、生殖医療で生まれた子どもは遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出るゲノムインプリンティング異常症」を発生する頻度が高いという報告が相次いでいる。
その一つに過剰な成長をもたらし、胎児性腫瘍につながる先天異常(BWS)がある。BMSは約1万人に1人の割合で発症。米ではBMSと診断された65人中3人(5%)、英では149人中6人(4%)が生殖医療で生まれたとの報告もあり、新生児全体の中で生殖医療で生まれた割合の1%より高かった。がんや生活習慣病との関連も指摘されている。

国内の体外受精児は年間約2万7千人と、赤ちゃんの40人に1人を占める。排卵誘発剤により多くの卵子が採れた場合、使わなかった受精卵は凍結保存しておくことが多い
。」”

と報道。

要は、生殖医療の操作を加える程、赤ちゃんの体重は増えるとし、遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出ている可能性もあり、今後、体外受精児の健康追跡調査をすると報道しているが、体重が増える傾向と表面的な事象を言っているが、遺伝子の働きを調整する仕組みの異常がでている可能性の危険性が深刻ではないかと思いました。

医療については、ド素人の当方は、TBSの野田親子の紹介番組を視聴し、朝日新聞が報道した「ゲノムインプリンティング異常症」ではないかと連想しました。
生殖医療には、まだまだ未知なる分野があることですね。

当方が朝日新聞の記事を意識したのは、原発事故による放射線による内部被曝を連想したからです。
産経新聞が記事『あの田母神氏、渡部氏も激賞 「真の近現代史観」放射線論文が最優秀賞 「福島県民は誰も甲状腺がんにならない」』で、札幌医科大の高田純教授(57)による論文「福島は広島にもチェルノブイリにもならなかった~東日本現地調査から見えた真実と福島復興の道筋」が一部から絶賛されていると報道しています。

確かに、高田純教授の主張には、一理はあり、納得できる部分もあるが、
”「高田教授は大震災後の昨年4月以降、福島県内で住民の甲状腺検査をボランティアで実施。その結果、検査した66人の甲状腺被曝(ひばく)量は最大でも8ミリシーベルトと、チェルノブイリの事例(最大50シーベルト)と比べて千分の1以下だった。
その線量から計算すると「福島県民が甲状腺がんになるリスクは年間で1千万人あたり1人以下。といっても福島県の人口は約200万人。つまり、誰も甲状腺がんにはなりません
」”
の断定的な意見には違和感をもっています。

高田純教授の主張は、放射線量と甲状腺がんに特化した意見であり、従来からの環境破壊物質汚染に、新たな放射線汚染の複合汚染による影響における安全に関して未知なる世界です。

当方が懸念するのは、1975年に、『複合汚染』の著した有吉佐和子女史が語った”「30年後に、”女性は子供が産まれなくなるだろう」”が現実化しており、そこに、福島原発による放射線汚染が加味し、内部被曝が生殖機能に悪影響する通説もあり、「複合汚染」が増大する将来不安です。

生殖医療にも、まだ、未知なる分野があり、放射線に加味された「複合汚染」(遺伝子への影響)は、何ら検証されておらず、真剣に考えるべです。

我々人間は、肥田瞬太郎氏が言うように、人間は、自然界の摂理に順応すべきで、人間のもつ自然抵抗力・治癒力に準じるのが自然なのです。



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