朝日新聞が連日、ハッ場ダム関連で、砒素が含有、酸性中和を必要とする水質の記事を報道していますね。
前原国交相の直球型のダム建設中止発言を、ダム建設推進派からは、マニフェスト第一の住民無視の独裁政治と、地元や流域地域首長から強烈な反対意見が報道されておりましたが、ハツ場ダムは致命的な問題を抱えており、建設推進の矛盾が報道されるようになりましたね。
朝日新聞が、14日に「ダムを守るダム、年10億 ハッ場の上流に中和専用ダム」で、強酸性水質で中和作業が不可欠なハッ場ダムと、13日に「八ツ場上流、ヒ素検出を公表せず 国交省」で、砒素が含有データを国交省が未発表だったと吾妻川の水質の問題を報道しています。
当方は、ハッ場ダムについては、前原国交相の建設中止発言までは、中身を知りませんでしたが、建設反対の市民団体のHPをアクセスして、ハッ場ダムは、建設不適な地学的問題を抱えていると知り、建設反対の賛同者になり、前原国交相の「八ッ場ダム建設中止発言」は、地域住民の心情を逆なでした側面は否めませんが、正論と思う人間です。
ハッ場ダム建設予定地は、吾妻川の中流地区にあり、上流には浅間山の裾野の支流があり、幾つかのダムがあるが、強酸性水質に、地滑りや多発地区へのハッ場ダム建設には、地学的な問題を抱えていると、本ブログらで、ダム建設には、不適と書きました。
当時、インターネットで調べてたら、砒素が含有する水質と情報もありましたが、砒素となると慎重になり、敢えて取り上げしませんでした。
その後、保坂展人氏のブログ 「八ッ場ダムと同規模の戸倉ダムが6年前に消えたのはなぜ? 」で、利根川水域で、ダム建設の好適地の戸倉ダムの建設中止を知り、ハッ場ダムは、治水・利水を大義にした公共事業で利益を目論む集団(政官業)の典型的な産物と思いましたね。
前原国交相のハッ場ダム建設中止発言で、地元住民無視とメディアも野党も地域首長も騒ぎましたが、翻弄された声無き地元住民が最大の被害者であり、大声で建設中止反対を喧伝する人種ほど無知か私利私欲の印象ですね。
それにしても、朝日新聞は、最近、鳩山政権には、好意的な論調になりましたね。
当方は、朝日新聞は反小沢・反民主と本ブログ「朝日新聞の姿勢は、反小沢?、反民主党?」と書きましたが、最近は好意的な印象を受けますね。
遠藤浩一氏(評論家・拓殖大学大学院教授)が、文藝春秋(2009.12号)に寄稿した『朝日は鳩山民主党の機関紙なのか』で、他紙と比較し、「不偏不党」の新聞かと批判していますね。
当方は、朝日新聞が、過去の偏向気味から現実的になったかなという印象ですね。
新聞業界は、経営が苦しいこともあり御用傾向もあると思うが、政権交代により、記者連中にも政権交代(パワーゲーム)の証で、自民党から民主党への勢力図が交代したのでしょうね。