産経新聞が記事『【検証・八ツ場ダム】(4)巨額建設費に群がる人々』で、建設に関わる補償に群がる実態を報道しています。
当方は、八ツ場ダムは利水・治水効果が疑問に、地学的な問題を抱えており、建設中止に賛同者です。
当方は、自民党の御用新聞である産経新聞の報道は、通常は無視していますが、産経新聞が記事『【検証・八ツ場ダム】(4)巨額建設費に群がる人々』を読み、やはり、ダム建設で美味しい商売する目ざとい人間がいますね。
記事”『【検証・八ツ場ダム】(4)巨額建設費に群がる人々』”で、当初の3.5倍になった立ち退き補償費目当てに一儲けする輩として、
”『・・・・ 国や県の生活補償案が、地元に示され始めた昭和55年以降、ダム予定地では異様な光景が広がり始めた。
水没予定地の山林が次々と伐採され、プレハブ小屋が建ち始めたのだ。土地を取得したのはほとんどが群馬県以外の人。東京都内の不動産会社などの名前があった。買収された総面積は約10万平方メートル、甲子園球場の2・5倍になるという。
3・3平方メートル(1坪)で1500円ほどの山林地を3倍ほどの値段で買い取り、4万5千円ほどで転売する。小屋を建てることで「宅地」として高い補償金で買い取ってもらう算段だったとみられている。・・・・ 』”
と記事にしています。
マアー、公共事業の計画段階を、日頃から高い所から狙っており、具体的な動きを察知し、急降下し、買いあさるハゲタカの存在ですね。
日本郵政事案で、「かんぽの宿」を1万円で落札し、即、1000万単位で転売されたと話題になりましたが同質で、世の中、公共事業には、インサイダー商売がつき物で、如何に、情報を早く、確実に入手する政官業の癒着構造ですね。
記事では、県外の不動産屋となっていますが、県外の人間だけでは事はスムースに運ばず、現地に協力者がおり、美味しい商売のお裾分けを頂くのが現実で、正直者が馬鹿を見る構造のパワーゲームですね。
無駄を削減せよという論調記事でありながら、最後は、「マニフェストに沿って、全国143ダムに行われる建設見直し作業。公共事業に群がる人たちにまでメスが入る予兆はない。」と鳩山政府を牽制していますね。
自民党の御用新聞の産経新聞の苦しいまぎれの結語ですね。
もし、全国143ダムに行われる建設見直し作業で、公共事業に群がる人たちにまで精査したら、建設中止反対で美味しい商売や利権確保した事実が露見するでしょうね。