傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

「夢の扉+」:天ぷら廃油でバイオ燃料「東京油田」に!(追記:思いつき)

2013-11-07 16:48:03 | 独り言

本ブログ『「夢の扉+」:天ぷら廃油でバイオ燃料「東京油田」に!・・・女性が社会を変容させる』(2013-03-04)で、廃食油の回収・リサイクル業の(株)ユーズの染谷ゆみ社長を取り上げ、女性が社会を変容させるエネルギーと女性の特質について書きましたが、「回収場所を提供出来たら」というコメントを頂きましたので、廃食油の回収・リサイクル業の(株)ユーズについての当方の思いつきを書きます。

廃食油の回収・リサイクル業の(株)ユーズの事業については、既に実業しており、事業コンセプト(循環型社会)もビジネスモデル(「TOKYO油田2017」)も明確であり、問題は、一般家庭からの植物性食用廃油の回収と推察できますね。

ビジネスモデル(「TOKYO油田2017」)では、オーナーのご好意(ボランティア)で運営している回収ステーションに、
①ステーションに設置してある缶に油を移し替えて、容器は持ち帰る。
②油の入った容器(ペットボトル)ごと回収する。
③ ①、② どちらでもOK。
で、消費者が廃食油に持ち込みによる回収スキームですが、消費者が持ち込み不要とする引取りスキームを検討したらと思いましたね。

社会の潮流について】、
現在、主婦にとって、重い物(米、ペットボトル(飲料、調味料・・・)、容量の大きい物(トイレットペーバー、紙オムツ・・・)は負担が大きく、マイカーでの買い物時か、通販を利用する潮流があり、廃食油を回収ステーションへ持ち込みはエコ意識があっても負担が大きいと思われ、一般家庭への引き取りであれば協力できるのはないかと思われますね。

家庭からの引取りについて
現在、一般家庭への引き取りには不用品の引き取りビジネス(?)があるが、サービス品質を考えると考え物ですね。
日常、一般家庭へ訪問している配達、配送、御用聞きの現業者への付帯サービスへの提案が良いのではないでしょうか。
まず、思い浮かべたのが新聞販売店ですね。
現在、大手新聞社の販売店には、出血サービスと思われますが、定期的に不用品引取りサービスをしていますね。
当方の居住する地域では、月一回、不用品引取りサービス案内し、利用者は販売店に希望を連絡すれば引き取りに来てくれます。
新聞販売店にとっては、月1回、集金業務もあり、定期的に契約更新時に景品を用意して契約継続をお願いしているのが実情と思われますね。

もし、廃食油の引き取りサービスを実行すれば、新聞購読者宅と新たな関係ができるメリットがあり、契約継続もお願いしやすくなりますね。
更に、引き取る業者(販売店が委託?)や廃油の提供者に、なんらかのインセンティブがあればよりベターと思われます。

本ブログ「日本郵便 高齢者支援を開始の報道に接して・・・誰でも考えるテーマ」(2013-08-27)で、
”「当方は、過去に、セコムの新規事業担当の人間に、”「セコムの競合相手は、同業他社で、差別化ですか?」”と問うた際に、セコムの新規事業のキーワードは、”「物理的拠点に情報ネットワークと人的サービスの組み合わせ」”
と、人的サービス要素を重要視していると書きました。
世の中、高齢少子社会になり買い物難民が顕在化し、出張販売、宅配サービス、御用聞きサービスが流行っていますがどれも人的サービスが関与していますね。

一般家庭宅への廃食油の引き取りサービスは、物理的拠点を持ち、日常的に家庭宅に訪問する業種の付帯サービスが親和性があると思われますね。
よって、新聞販売店、出張販売業、宅配サービス業、御用聞きサービスらが合致すると思われますね。

また、一般家庭の食用の廃油は、ほとんどが固めたりとか、新聞紙に吸わせたりとかして棄てられているのが現状だそうですが、廃油を手軽に汚さずに処分できないことも問題と思われます。
現在、廃油の容器類はホームセンターで販売していますが、廃油の器からペットボトルへ移し変えて回収センターに持ち込むのは、正直、面倒くさいですね。
引き取りサービスには、手軽な廃食油の回収容器は不可欠で、専用の回収容器を用意するこが賢明と思いますね。

引き取りサービスには緊急性を争う必要が無く計画的に実施可能で、引き取り業者にはインセンティブが必要と前述しましたが、引き取り業者より廃食油提供の一般家庭が重要と思われますね。要はエンドユーザー第一!
引き取り業者は新たなサービスを現有経営資源で消化できる範疇を思われ、一般家庭の現実的なメリットを享受させることですね。

まずは、廃食油の提供の都度、格安で植物性油を提供することで、製油メーカーに協力要請することですね。
製油メーカーに廃食油の引き取り意識を強いることです。
また、専用の回収容器(サイズは幾つか用意)は、出来れば家庭に2個用意し1個が満杯になれば引き取り業者に連絡する定期回収のスキームにすることですね。
引き取り時に、洗浄済の空の容器を置いて行くことです。

マアー、廃食油の引き取りサービスには何らコスト試算しておらず傍観者の当方の思いつきに過ぎませんが、(株)ユーズは既に実業しており、事業拡充の問題点は熟考されていると推察され、ペットボトルによるボランティアの運営による回収ボックスは先行的実績つくりと思われるが、染谷ゆみ社長の循環型社会を実現にはボランティア運営から営利事業へステップアップすることが循環型社会への道程と思いましたね。

(株)ユーズの将来性を思うと、事業の方向性は社会動向と合致しているが問題は事業性でしょうね。
如何に安価に安定的に廃食油を集め、VDF(Vegetable Diesel Fuel=植物油の軽油代替燃料)を安価で提供できるかでしょうね。
廃食油をボランティア運営の回収ボックスから実利的な引き取りが実現しても、VDFが安価で精製でき、競合製品と価格的に勝てるかどうかでしょうね。
ネット情報には、コンテナ型の「天ぷら油発電機]も開発済みとあったので、地産地消ではないが業務向け自家設による自産自消、地域による地産地消のエコ発電も面白いと思いますね。

蛇足になりますが、打算的な男性は、廃食油の先鋭的・革新的な回収ビジネスは二の足を踏み、一途で割り切りの女性である染谷ゆみ社長が起業しましたが、既に実業しており、染谷ゆみ社長の夢の循環型社会の実現への企画立案は男性が得意な分野であり、(株)ユーズの生成発展に男性スタッフの出番でしょうね。

余計な事を言いましたね。傍観者の戯言です。



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