小沢幹事長批判した生方幸夫副幹事長を民主党執行部が解任したことで、民主党の一部に、執行部批判があるが、子供の「自家中毒」症状ですね。
メディアは鳩山政権の支持率下落傾向を「政治とカネ」が主原因で、小沢幹事長に「説明責任」があると批判的であり、民主党の議員にも「民主党らしさが無くなった」という風潮もありますが、執行部批判は政権与党の自意識不足の側面がありますね。
生方副幹事長が問題とされたのは、17日付産経新聞のインタビューで、生方副幹事長が党運営を中央集権的と批判し、「鳩山さんは小沢さんを呼んできちんと注意してほしい」などと求めたことに対して、高嶋良充筆頭副幹事長が「執行部を批判した」として生方氏に辞任を求めたが、生方副幹事長は「言論の自由がない」と拒否し、逆に「党内には秘書が3人も逮捕されても何にもならない人がいるのに、何で私が役職を解かれるのか」と改めて小沢氏を批判し、執行部が解任したと報道されています。
この解任に、渡部恒三議員、野田佳彦副財務相、枝野幸男行政刷新担当相、安住淳衆院安全保障委員長も同調し執行部批判(暗に小沢幹事長批判)していますね。
生方副幹事長は、本日もTBSの『みのもんた朝ズバ!』、テレビ朝日の『スクランブル』に出演し、現在の民主党は権限と財源が一人(小沢幹事長)に集約され、閉塞感が渦巻いているとし、民主党の支持率下落傾向にあり、小沢幹事長は「政治とカネ」で国民に説明責任を果たし、それでも、国民が納得できなければ辞任すべきとし、このままでは、参議選挙は戦えないと持説を披露し、一部の意見ではなく、48名、70名、100名程度の同じ意見と強調していました。
生方副幹事長の解任問題は、自民党の御用新聞の「産経新聞」の取材に応じて、内部批判を口外したことが直接的な起因で、また、高嶋良充筆頭副幹事長が「大人の注意」すれば良いのを、辞任要求、解任処分と性急しすぎの側面があり、どちらも「自家中毒」症状ですね。
生方副幹事長の持論は今回が始まったことでなく、以前からその傾向があり、組織幹部の意見にしては視野が狭く感情的であり、自家中毒症状そのもですね。
当方は、「政策調査会の設置を目指す会」の動きは、時期尚早で、政権与党の自意識不足で、子供が原因不明で起こす「自家中毒」症状と思っていました。
鳩山政権の支持率ダウン、不支持率アップの要因は、「政治とカネ」問題より、政権与党としての国家運営の「不慣れ」、「驕り」とマニフェスト公約の実現に挙党一致の組織力が発揮されておらず、メディアの偏向報道もあるが、期待した鳩山政権への「不満・不安・不信」が国民に芽生えているのです。
長崎県知事選・町田市長選での大敗は、地方組織の貧弱さに、鳩山政権への国民の「不満・不安・不信」の表れです。
政権交代は、営々と築かれた政官業の旧勢力グループの復権との戦いで、「平成維新」を実現することであり、マニフェスト公約を強力に推進することです。
個々の議員には、それなりの思いがあることは理解できるが、たかが半年経過程度、内部批判など愚の骨頂で、子供が「あの人は嫌いだ、やり方が嫌いだ、雰囲気が悪くなった」と愚図っているのに過ぎないのです。
渡部恒三議員は「老害」で論外ですが、野田佳彦副財務相、枝野幸男行政刷新担当相、安住淳衆院安全保障委員長も政権与党とは何かの消化不良で、自家中毒症状を増長させ悪化させていますね。
国民が政権交代を実現させたのは、政官業の既得権社会の「破壊」であり、「老化体質」「自閉気質」の硬直化社会から「老若男女が安心社会」の「創造」を期待したのであって、「政治とカネ」(鳩山首相、小沢幹事長、小林議員)の問題があるが、「新しい社会」への実現を期待したのです。
「民主党らしさ」などは二の次で、マニフェスト公約の社会変革を期待したのです。
民主党で、最重点課題は、マニフェスト公約実現への政権の安定基盤の確立なのです。
まずは、参議院選の勝利が最優先テーマであり、「連合」の支持の弊害があろうが安定基盤が先決で、安定基盤確立後に、長期的展望の観点で、各人が喧々諤々と論争し、「国家の計」を確立したら良いのです。
鳩山政権の支持率下落傾向を、小沢幹事長の金権体質?、独裁指向?だと原因にすることは、筋違いですね。
「民主党らしさ」とは、多分、「自由闊達な雰囲気」「カネにはクリーン」だったということ連想するが、野党時代と政権与党とは次元が違うのです。
鳩山政権は、積年の自民党主導の政治の「負の遺産」を引き継ぎ、鳩山首相の「政治とカネ」の問題を抱えて、マニフェスト公約を実現が命題で、政権与党になれば、現実に直面しながらでも、強引にでもマニフェスト公約を遂行しなければいけないのに、たかが党内の問題で、「言論自由がない」などは誇大妄想・針小棒大ですね。
「自由闊達な雰囲気」などは、野党時代には許容されても、政権与党では許容範囲が限定されるのは当然なのです。
それより、小沢幹事長を外して、参議選挙に勝利できるかとなれば、疑問ですね。
当方は、「政策調査会の設置を目指す会」の動きは、時期尚早という考えです。
「政策一元化」が原則であれば、「政策一元化」の原則のもとで、政策会議の機能不全であれば、まずは政策会議を充実させる事が第一であり、党と政府との問題なのです。
鳩山政府にとり、当面の最大課題は、普天間基地問題の「海外・県外」での着地です。
極論をいえば、日米安保の意義を問い、安全保障をどうするかの問題です。
民主党の真価が問われるのは、普天間基地問題で、沖縄県内が候補案であれば、政府の支持率下落するでしょうね。
民主党で問われるのは、鳩山政府の政策がマニフェスト公約に準拠しているかであり、党内の執行部批判など子供の「自家中毒」症状でしかないのです。
当方は、本ブログ『長崎県知事選、町田市長選、民主党候補大敗・・・これが民主党の現実の実力』で、
”「鳩山政府、民主党は「生活第一」の政治に、「知恵と汗」をかいているという真剣さが伝わる最大限の努力することが使命です。
鳩山政府、民主党には「政治が変った」という印象を庶民に感じさせるには、「弁解無用、実行あるのみ」の真剣さしかないのです。」”
”「長崎県知事、町田市長選挙に大敗は、民主党には自己反省の良薬になるが、民主党内部の小沢批判などは自家中毒症に陥るだけですね。」”
と書き、民主党の政党力の「ひ弱さ」が地方選の敗戦と原因と書きました。
本ブログ『長崎県知事選挙の大敗は、「政治とカネ」よりも「ひ弱さ」が主要因』では、長崎県知事敗戦について、反小沢グループが「暗に、小沢幹事長の説明責任と進退問題」を言及にしているのに対して、
”「自家中毒を起こす発言であり、「小沢幹事長が辞任すれば参議選挙は勝てるのか」であるが、現在の民主党の政党力では勝てないですね。
参議院選挙に勝つには、組織力の強化が不可欠であり、潜在的な問題を抱えていても「連合」の組織力は不可欠であり、企業・団体を取り組みは不可欠なのです。」”
と、民主党は組織力の強化とマニフェスト公約の実現に挙党一致で取り組みしかないのです。
生方副幹事長は、本日のTV番組で、小沢幹事長では参議選は戦えないとし、小沢幹事長を切れないリーダーシップがない鳩山首相では参議選挙では戦えないとし、暗に、参議選挙前に、鳩山首相の退陣の示唆していましたが、民主党執行部批判は小沢幹事長・鳩山首相批判ということになり、自家中毒症状としか思えないですね。
政権という最大の権力パワーゲームに、個人的な欲求不満を口外するのは、ガキのやることであり、また、感情が高ぶったにしても、性急に、解任させるのも子供の喧嘩ですね。
民主党の体質が野党時代と変らないとなれば、安定政権への基盤の確立は「幻想」になりますね。
「追記」
ネット情報に、生方幸夫副幹事長は、高嶋良充筆頭副幹事長との面談内容を録音し、TV局らに持ち込んだと情報があります。
確かに、TBSのニュースでは、会話の再生場面がありましたね。
生方幸夫副幹事長の言動は、異分子の作為的な感じがしますね。
森永卓郎氏が、本日午後、日本テレビの番組で、過去に、生方幸夫副幹事長と番組で一緒のことがあったが、言い過ぎではないかと思うほど、過激な発言しており、組織として放任できないのではないかと心配するほどだったとコメントしていました。
生方幸夫副幹事長の解任は、組織としては当然の処分ではないかと思いますね。
マアー、生方幸夫副幹事長は典型的な子供ですね。
私思うんですが、早い話、能力不足で副幹事長としての党の職務を遂行・処理できないと言う事だと思います。
それをあのように自分を卑下したくないものでの発言と思います。
まァ~すぐさま、飛びついたTBS・・・のみのさんの水を得たような姿に大笑いですね。
暫くは、うぶかたさん・・マスゴミにチヤホヤされますが、所詮は政を仕切れない方ですので、世間から忘れ去られ、可愛そうなものです。
まっ、暫くは我が世の春を満喫してくださ~いませ。
それにしても、枝野・野田両代議士のコメントは流石ですね!時期総選挙後の民主党を割っての真の二大政党制の一翼を担う人材として証明されましたね。。。。