ほんと、信州は、何度行っても好き。
と、いうと我がスタッフには驚かれそうですが、
「自称、自然が苦手な私」ですが、
なにもしない、汗かかず筋肉を使わない自然探訪、
いえ傍観が正しいか？は結構好き。
紅葉の頃、連泊して野尻湖湖畔に寛ぐなんて、最高！
出発まで、慌ただしくドタバタ、、、正直この添乗を楽しみに
日々の雑務をこなしてきました。
長時間の列車旅＆連泊だから、これはじっくり寝ることができる。
あ～お客様にはお叱りを受けそうですが、
自然の中での熟睡、ただそれだけを夢見て、出発しました。
(実際、爆睡しました！)
ご覧下さい！この素晴らしい紅葉。
青空に輝く紅葉、ー野尻湖・黒姫界隈は今が見ごろでした。
野尻湖湖畔のホテル・エルボスコに連泊です。
じっくり、癒されました。
季節営業で、今月の後半には冬仕舞い。
春まで閉ざされます。
今回の、旅のハイライトは、「戸隠神社」参拝。
五社参拝して、はじめて戸隠神社をお参りしたといいます。
なんと、20数年来、温めて満を持して参加のお客様は・・・
御歳88歳！
どうしても戸隠の奥社にお参りしたいと、強い思いで参加されました。
もちろん、参加者最高齢。
でも、見えません、どうみてもかくしゃくとして、足取りもかろやか。
万歩計を肌身離さず身につけておられました。
遠くどこを、見つめているでしょうか？
お客様は、ここで足を止められました。
それでも隋神門から杉並木を越えると
石段も増えて、急な登り坂。
でも、最後まで、踏ん張って、荒々しい戸隠山そびえるふもと
奥社を参拝されました。
「これで、もう思い残すことは、、、」何度も繰り返されるのを聞き、
「では、早速次の目標を決めましょう！」
ご一緒したお客様からも、ツッコミが入ります。 
お昼は、中社近くの宿坊・極意で戸隠新そばです。
ズズッ、美味でしたよ！
中社の狛犬、なんとも個性的！
宝光社の苔むす手水舎、水が清い。
火之御子社の本殿には、どうやら動物たちも参拝しているようです。
沢山の木の実のお布施が、、、
芸能の神様ですが？
さて、思いがけず訪ねた、
１０年ぶりにして、今年閉館、黒姫山の麓に佇む「落葉美術館」。
絵本作家・平山夫妻の自宅兼アトリエでの展覧会です。
わずか、７日間の開館にタイミングよく、訪問できました。 
旅行者としては紅葉を楽しみに、赤や黄や、オレンジを期待して旅をしてきました。
でも、ここを訪ねて知りました。
木から落ちた、地の葉にこそ個性があると。
生きた証の姿。
人間も同じ、生きてきた歴史が人の味わいを作る。
やっと、そこで個性という言葉が活きるのかもしれない。
作者は、ここ黒姫を訪ねて、
一枚のオオバヤナギの葉に驚愕したそうです。
「茶色の濃淡の一部分に、明るい緑色が残っていた」
茶色掛かった葉の先の少しの緑に、目がとまったそうです。
その僅かな一枚の面積にあるグラデーションに、
自然のそのものの美しさ、芸術を感じたのだとか。
惜しまれつつ、今日11月３日、閉館となります。
信州の北は、すぐそこのお隣が新潟。
米どころだからでしょうか？
最後のお昼にいただいた名物・笹寿司の美味しかったこと！
ここは、来月にはもう深い雪の中、
積もれば3メートルの積雪になるそうです。
素朴な郷土食、どれも味わい深いお料理でした。
すでに落葉が始まっている、と聞いて、始まった旅でしたが、
実際、訪ねると、なんの、なんの
これぞ、信州の秋。
色とりどりの葉が、自己主張しながら
短く、そしてとてもはかない時間を謳歌していました。
―――自然がつくりだした一枚一枚の落ち葉の意匠は美しく不思議で
林のなかは、つきることのない美術館です。―――
「落葉美術館」にあった、平山画伯のこの言葉を借りるなら
まさに、信州は、ただそこにいるだけで、
秋のアートに包まれるようでした。
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霜月便り、発送しました！
来年の旅作りのために、旅のリクエストカードを同封しております。
ぜひ、ご協力ください！
投函期日11/30まで、よろしくお願いします。
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