銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

モン・サン・ミシェルにて

2015年11月10日 | 見かけだおしNのつぶやき

「安芸の宮島みたいなもんやな」

さらには、「清荒神さんに近いかな」

あれま、ローカルすぎ!

身も蓋もないかんじですが、、、

で、大概の方があわてて、

「でも、一度は行ってみるもんよ」

「一度は、ね」

今から行こうとされる方の出鼻くじく会話、

何度 見て、聞いてきたことでしょうか!

世界遺産のMont-Saint-Michelもこれではかたなし、、、

 

でも、こういう方の大半が、パリからの強行軍の日帰り旅行経験者。

5時間近くかけて、やっと到着したら、

ハイハイ、こちらこちらとばかりにコンベアに乗せられ、

まずは巨大オムレツをいただき、

お腹いっぱいで、荒神さんの坂を、いえ、モン・サン・ミシェルの

急な坂道と急な石段をふうふう登ります。

そして、何かがあるはずと期待マックスに踏ん張り、上を上をと目指します。

ところが、すでにきらびやかなバラ窓の教会を見てきただけに、

行けども行けども簡素な礼拝堂に、少し肩すかし、、、

そして、これまた急な下り坂、地獄路を、ふらふらに降りたら

休む間もなく、今度は流暢な日本語で、

塩キャラメルや塩バタークッキーの客引きの洗礼。

でも、それそこは日本人だから、一箱おまけの10個まとめ買い。

しかも狭い小道には人がひしめき合い、大きな荷物両手に

右往左往とバスへ急げ急げ、、、

と、多かれ少なかれこんなかんじでは?

そして、これは私の経験でもあって、冒頭のとおり、

私もお客様に訊かれると

「1度は、ね」と含み笑いで応えてきました。

 

でも、今回ご一緒したお客様のおかげで、

されど、Mont-Saint-Michelの実力を知らされました!

 

まず、今回ご一緒したお客様は、足がお悪いので杖が手放せません。

説明会では、

「私は、下で待っています」と話されていました。

 

ところが、実際は、やはり長旅でここまで来たのだからと、

とにかく、一歩一歩踏みしめ、長くきつい石段を登って行かれました。

上にはきっと何かが待っている、それを目指して、

ゆっくりゆっくりと。

何度も何度も石のベンチで休憩されては、また立ち上がって。

頂上には、もちろん眺望のいい景観が待っています。

でも、その方は、こう仰ったのです。

「念願の場所に一緒に来れた。

主人や兄、弟の写真も持って来たから、どうしてもここまで来たかった」

念願・・・どんな思いがおありだったのでしょうか。

多分景色もろくにご覧になっていません。

足元や壁に手をやるのに終始必死でしたから。

それでも、ふらふらになりながら、下山後は、

「本当に聞きしに勝る素晴らしい場所でした。

本当に来て良かった」と。

 

島内に宿泊したことで、こんな景色にも出会えました。

 

夕陽に染まります。

朝焼けに染まります。

人気のない朝の散歩路。

路地に入って道に迷う楽しみ。

宿泊した島内のホテル「テラスプーラール」

 

やはり、世界中の人々を魅了してきた場所に間違いありませんでした。

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