犬か猫どちら派ですか?
と質問されたなら、私はどちらかと言えば猫と答えます。
幼少期、実家には双方いましたが、犬は庭で番犬役、猫は家の中でコミュニケーションを取りあう仲間のような存在だったことが影響しているのかもしれません。
ごめんよワンちゃん。
下の写真は2012年7月、欧州への遠征中に滞在した宿泊施設の彼らです。
人に忠実な目を向け、勇敢、賢明、凛とした佇まいに品性を感じます。確実に私より賢そう…。私は彼らを尊敬していますが、適いそうもない劣等感を感じているのかもしれない、とすら思わされます。
猫はまた全く異なる魅力を感じます。何かに依存することなくわが道をゆく。しなやかな身のこなしに妖艶な美しさすら感じますが、ゴロゴロ喉を鳴らしトロけるほど甘えてくる時はもうたまりません。
と、彼らの事を勝手に上から目線で評価してしまいましたが、ふと彼らが人に対して実際、どう思っているのか疑問に感じてきました。
「新しいお客はん、賢いかどうかは置いといて、頭なでるのめちゃうまいわん。ところで練習行った方がいいんちゃうん?チャンピオンなれへんでー。」
「このニーちゃんごつごつしてるけど寝るときの風よけに丁度いいニャー。ところで練習行った方がいいんちゃうん?チャンピオンなれへんでー。」
等と彼らは私たちの事を評価しているかもしれません。
人は人からどう評価されるか気になるし、想像すると怖かったりするものです。
考えてもキリがないので、自分が理想とする人物を目指すしかないのかもしれません。
人を友とみなす他の生き物からも一目置かれるような存在であれたなら良いですね。
それには彼らの特性(習性や感情)を理解して自分がそのように振る舞う必要があるのかもしれません。
結局人とのコミュニケーションと同じなのでしょうか。
「NTTプロサイクリングチームは皆が家族のように温かく接してくれます。シマノレーシングと同じ雰囲気で活動できています。」
入部チャンプの話です。
言語も十分で無い彼が、多くのチームメイトから慕われていたであろう話の幾つかを聞きました。
もちろん、過密なレース活動、極限まですり減らされた精神状態となればぶつかり合う事も出てくるはず、決してその中の話では無かったことは確かです。
しかし、そんな中でも他者の感情を理解し修正してゆく能力が彼にはあるのだろうな。
と、動物と戯れる彼の写真を見ていて感じました。
動物と接する事で、人とのコミュニケーションに活かせる事が多く学べそうです。
やはり動物が居る生活に憧れます。
休み時間に、会社の敷地に生える木にとまる小鳥に話しかけてみるのはいかがでしょう。きっとあなたの周りから人が距離を取り始めます。それはハードルが高すぎるのでやめておきましょう。