Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

土井チャンプと同じレースを走る

2012-07-24 07:22:17 | インポート

Doiiri

今日のレースはアルプスでの合宿を終えたばかりの土井選手がアルゴス・シマノの数名と参加。

我々シマノレーシングとしては、現地で走る2012年日本チャンプ土井選手に走りを学べるまたと無いチャンスとなりました。

最初に決まったアタックには土井選手と入部選手が入りました。

この最初の逃げに乗ると言う行動、簡単なようで実は並大抵の事では出来ません。

なぜなら、多くの選手がその逃げに乗りたいと必死になっているから。

スタート直後からまずこの逃げに乗るための攻防が繰り広げられるのです。

実際、この集団に人員を乗せることが出来なかった有力チームは、この集団を捕まえるためにチーム総出で数十キロにわたるチェイスを行い激しく消耗しました。

もし、全ての有力チームが入れば最後まで逃げ切る可能性が出るし、彼らは後続集団の先頭に立つ必要が無くなり不利な条件が減ったはずです。

最初に出来る逃げ集団はその日のレースの行方を大きく左右し、殆どの場合、その先頭集団に人員を乗せることは不利に働くことはありません。

だからこそ、そのエスケープグループへの参加をどのチームも狙ってくるのです。

その場所にいとも簡単に入ったように見える土井選手は『流石』。

入部選手は『良くやった!』と言ったところです。

結局この逃げは捕まってしまいましたが、チャンスを作る過程を一つずつ組み立てて行く上で、大きな意味を持つものであったと思います。

Doiyuzu

土井選手に導かれ譲キャプがエスケープを試みる。


すっかりヨーロッパに溶け込んでいる土井選手。

以前から知る私としては遠いところへ行ってしまったようで悲しいような気分に・・・なりかけていたその時です!

目撃してしまいました!!!↓↓↓

Doioni

レース前に最後にほおばっていた物。

ジャパニーズソウルフード‘おにぎり’ではあーりませんか!

さっすがNIPPONチャチャチャチャンピオン!!

日本の心を忘れないその姿勢、同国民として深く深く感動しました。

おにぎりを流し込む汁物を‘いも煮’あたりにすれば、山形の方々がひっくり返って喜びますね。きっと

コメント (2)
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