昨日のブログ記事に、多くの生徒さんが書き込みしてくれました。なんだか本当にうれしいです。皆ありがとう!
昨日簡単に書きましたが、静岡県志太郡にある岡部町立岡部中学校に講演のお誘いを頂きました。
この学校に縁のある方から、最初にお話を頂いた当初は。「とあるクラスに是非来ていただけませんか?給食でもご一緒に」と言うものでした。給食は義務教育を終えた大人にとって、また食べたいものNO1に挙げられる憧れの食事。行きたかったのですが、シーズン中であったため時間が取れづに断念していました。
そして、レースシーズンを終え、改めてお誘いを頂いたので、ついに行ける事になったわけです。給食を食べに!!
んが!!
蓋を開ければ、300人以上いる全校生徒の前で喋るとの事。そりゃもう緊張で、1週間前から落ち着かない日々が続いておりました。
しかも要請書の最後には
講演の最後数分間、自転車技の披露の時間を作っておりますので。。。
って???
技の披露?
数分間???
それ完全に種目間違っています・・・
当日まず案内された場所は校長室。
校長室を前に「いえ、あの、校長先生から直々にお叱りを受けるような事はしていませんが!」と思ってしまったのは、20年前の条件反射だったのだろうか。なんと言っても、人生で踏み入れた事は、片手で数えるくらいしかありませんからね。
そこでの会話。
校長先生 「今日は最後に自転車で何か見せてくれるんですって?」
私 「いや、あの、技と言いましても種目が違いまして・・・しかも体育館で自転車走らせて良いんですか?跡とかついちゃいますよ・・・」
校長先生 「ええ・・・やっちゃってくださぁ~い。」
じ、実に軽く言われてしまいました。
「あ、そう言えば階段もあるよ」
とも・・・。どうして階段自転車で登れるの知っているのでしょう。
と、言う事で全校生徒300人+先生方の前で30分喋った後に技の披露させて頂きました。もう最後は開き直りです。マウンテンバイクを引っ張り出して、ウィリーで大暴走。なぜか不自然に体育館真中に設置された階段をポンポン登って行き、反対側の壁をダイブ!
わーっはっは。体育館を自転車で暴走。なんとも罰当たりな光景です!
前半の喋りでは、難しかった生徒との意思の疎通は、ウィリーを経て深く結ばれたのです!!たぶん。
それの証拠に昨日の書き込み見て下さい!100%ウィリーに対する感謝の気持ちこれはもう、訳解らないけどインパクトを与えたので成功と言って良いでしょう!
でも生徒の皆さん。
ロード選手は早く長く走れるけど、普通ウィリーとかできません。それだけは覚えておいてね
講演も終わり、クラスにて給食を御馳走になり、昼休みには長蛇のサイン会。その後は岡部町の良い所を沢山案内して頂きました。
いや~。はじめての体験でしたが、貴重な事であったし、生徒との会話も楽しかったです。
はたしてロードレースの事が伝わったかは疑問ですが、ウィリーとかジャンプに憧れて自転車に乗りまくって、何故か今のロード選手になった私にとって、まんざら偽りでは無かったのかもしれません。
自分のルーツを知ってもらったのだから、これはこれで真実だったのです!
と、開き直りました。
岡中の皆さん。また会いましょう。あ、そう言えば、体育館の床、拭きに行かせてください
写真提供は、秋山かおりさんです。また他の写真頂いたら載せますね。生徒の皆さん待ってってよ。