やっぱりトレーニング無理でした。朝起きたら一面の銀世界。でも、外で遊ぶ子供たちの声を聞いていると、トレーニングに出られない焦りなど無くなりましたね。
室内トレーニングに出ようと、車に向かうと足もとを1羽の野鳥が行ったり来たりして居るではありませんか!偶然かと思い、びっくりさせないように素知らぬ振りをしていたのですが、むしろ鳥の方がこちらを意識して近くに寄ってきている感じ。
でも、すぐに理由はわかりました。餌を落とさないものかと、観察しているんですよね。車の中に何かないかと探してみるものの、結局食べ物は見当たらず・・・可哀そうでしたが、仕方ありません。雪の欠片を投げたら、一生懸命見つめていました。ごめんよ・・・
警戒心の強い野生の小鳥が人の傍に寄るなんて珍しい。
それを見つめていて、ふと昔の思い出が蘇りました。私がまだ小さなころ、雪で白銀の世界になった中、友達と彼のお父さんと田んぼに出かけた。「見ててみろよ」と言って、おじさんは、雪に埋もれた藁の山をひっくり返した。ほんのしばらくすると、辺りが騒がしくなる。「ほら」と、おじさんが指さしたのは、すぐ脇から始まる山の斜面からそり出た木。そこには怖いくらい多くの鳥達が集まり、一斉にこちらを見ていた。「雪が降ると地面が雪に覆われて餌が無くなるから、雪の間に除く藁に、何か食べ物が無いものかと集まるんだよ」とその時教えてもらった。
この鳥が寄り添ってこなかったら、一生思い出さなかったかもしれない、幼き頃の思い出。
小鳥さんありがとぅ。
何か感慨深いものがあり、ひとり雪だるまを作ってみた。ぶさいくに出来上がりました・・・。