古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

宮崎県新富町・新田原古墳群30号墳

2011-03-26 08:56:07 | Weblog
宮崎県児湯郡新富町新田山之坊の台地裾にあります。

全長36m、 後円部径24m・高さ3.4m、 前方部幅12m・高さ1.7m 帆立貝式前方後円墳です。
墳丘は一部損傷を受けています。

墳丘北側に周濠があります。

この古墳の築造時期を含め詳しいことは資料が少なく不明です。
新田原古墳群・山之坊支群を構成しています。
この古墳は牛舎の裏にあり、口蹄疫発生前に牛舎の中を通らせてもらって観察したものです。

大正13年、ここ山之坊支群(どの古墳かは不明)から画文帯環状乳神獣鏡が出土しています。
この鏡とまったく同じ形のものが、熊本県和水町・江田船山古墳や埼玉県行田市・稲荷山古墳からも見つかっています。
この鏡はほかの2面の鏡と共に千葉県にある「国立歴史民族博物館」が所蔵しています。


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