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平成29年5月29日から「法定相続情報一覧図」の保管申出・交付が始まりました。

ハイオクガソリン、実は混合

2020-06-28 | その他
ハイオクガソリン、実は混合 「独自開発」のはずが…20年前から各地で
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3ad6b4525872d01bbdf996a0ae598fd5883800

石油元売り5社がオリジナルブランドで販売し、業界団体も「各社が独自技術で開発した」と説明していたハイオクガソリンが、スタンドに出荷する前段階で他社製と混合されていることが毎日新聞の取材で判明した。物流コスト削減を目的に貯蔵タンクを他社と共同利用するようになったためだが、各社は公表していない。複数の関係者は「混合出荷」は約20年前から各地で行われていると証言する。高級ガソリンのハイオクは各社の独自製品と認識して購入する消費者も多く、情報開示のあり方が問われそうだ。

元売り業界は再編が進み現在はENEOS(25日にJXTGエネルギーから社名変更)、出光昭和シェル、コスモ石油の大手3社とキグナス石油、太陽石油の5社体制。ハイオクに独自のブランドを付けて商標使用契約を結んだ系列スタンドに出荷し、太陽を除く4社はホームページで燃費などの性能を宣伝している。各社は取材に混合出荷を認めたが、こうした流通形態を取る地域や開始時期は「他社との契約に関わる」として回答しなかった。

レギュラーガソリンについて各社は公正取引委員会の調査に、物流の効率化のため、タンクの共同利用や、自社の製油所やタンクがない地域で他社のガソリンを買い取って自社製として販売するバーター取引をしていると説明してきた。

この流通形態は1996年の石油輸入の完全自由化をきっかけに加速したが、ハイオクは独自の供給体制を維持しているとされてきた。大手3社の社長らが会長と副会長に就く「石油連盟」も今年6月に削除するまで、ホームページで公開する消費者向けパンフレットに「ハイオクなど各社が独自技術で開発した高品質製品は独自ルートで供給されている」と記載。ほとんどのスタンドは混合出荷やバーター取引を知らずに販売し、資源エネルギー庁も取材に「独自製品と認識している」と答えていた。

各社のハイオクガソリンのブランド名と主な性能
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200627-00000037-mai-soci.view-000
ハイオクガソリンの流通イメージ
https://mainichi.jp/graphs/20200627/mpj/00m/040/004000f/2?inb=ys

2015/11/17
石油元売り、大手5社→3社に統合へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO94094400X11C15A1000000/
石油元売り業界の変遷
https://mainichi.jp/articles/20190327/k00/00m/020/316000c
https://pbs.twimg.com/media/DyzjohSUUAMV75a.jpg

今まで知らなかった?
改めて記事にするまでもなく「タンクの共同利用や、自社の製油所やタンクがない地域で他社のガソリンを買い取って自社製として販売するバーター取引」をしているのは、業界では常識だろう。
コメント
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