納得できない「不開示の理由」

先の記事の、行政文書開示決定通知書の不開示理由は納得できるものではないが、仮に、「登記情報システムには重大な脆弱性がある。」という、不開示理由が正確であるなら、脆弱なシステムであることを認識しながら、２年以上も何らの対策をすることもなく、放置していたことになる。

「不動産登記オンライン申請システム操作手引書」を開示
http://blog.goo.ne.jp/nnn_go/e/f0418b5f5a3241a36fc9b6cc3a824d0e

新オンライン登記申請システムの説明などする前に、最優先で、脆弱性に対応すべきである。

尖閣ビデオと海保

０１年１２月に鹿児島県奄美大島沖の東シナ海で発生した北朝鮮工作船事件では、事件から２日後に巡視船が工作船からロケット弾などで銃撃されて被弾する模様も公開した。

海上保安庁は、今回の衝突事件が発生した９月７日午前の段階では、映像を公開する準備を進めていた。報道機関に提供する方針だった。
だが、半日もしないうちに提供は取りやめになった。海保は理由を説明していないが、ある政府関係者は「官邸からストップがかかったと聞いている」と明かす。

毎日新聞　2010年11月11日　東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c.html
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c2.html
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c3.html
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c4.html

本件は、本来公開すべきものを公開しなかったところに最大の問題がある。

登記所の端末操作手引書

京都地方法務局に行政文書開示請求をして、登記所内部の端末操作手引書の開示を受けましたので公開いたします。
http://nnn2005.com/tbs2.aspx

但し、京都地方法務局長の行政文書開示決定通知書では、不動産登記及び商業・法人登記のデーター処理システム（登記情報システム）は、端末の操作手引書を見ただけで、システムに侵入することができる、極めて脆弱なシステムであるため、一部（本当は全部）不開示になっております。