Kオジサンの新・山歩きの記

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尾瀬を歩く  (第3日)   至 仏 山 (2,228.0m) へ

2018-07-03 23:26:38 | 岳友 タンネの会

3日目は至仏山に登りました。昨日、尾瀬ヶ原から見上げた至仏山です。高度が高まるに連れて尾瀬ヶ原の景色が広がりました。点在する地塘。曲折した木道。高度がますに連れて尾瀬ヶ原の景色が変わりました。
昨日、あの木道を歩いて来たのだと言う気分がしました。そして、遠くの燧ケ岳と対面しました。
高度が増すに連れて、次々と新しい花が登場しました。至仏山は花の多い山でした。

至仏山荘(06:37) ― 至仏山登山口(06: 44) ― 第2休憩ポイント(08:51)  ― 高天原 ― 
至仏山山頂(10:32~11:04) ― 小至仏山(11:54) ― オヤマ沢田代(12:45) ― 
鳩待峠1.0Kポスト(13:27) ― 鳩待峠登山口(13:44)


見晴に設置してあった尾瀬の案内地図から引用しました。
今日、歩いたコース。至仏山荘から鳩待峠までを歩きました。
万歩計は9.9Kmを現しています。




山の鼻の指示標識です。
この指示標識。
まだ新しいように見えます。
設置されてから歳月が経っていません。




研究見本園の横に木道が有ります。
一直線の木道の先が登山口になります。


至仏山登山口

(06: 44) 
ここが至仏山登山口です。
山登りの開始で、木々の中に入ります。





案内図が設置して有ります。
それに、ここから山頂へは一方通行で、このコースでは降りてこないようにと注意喚起しています。




木々の中を登ります。
大きな木が見えます。





(07:34)
森林限界の表示が有ります。





森林限界を過ぎた辺りです。
古くなった木の階段。
水が流れたりしています。






(07:47)
森林限界を過ぎて振返ると尾瀬ヶ原が広がっていました。
地塘が点在しています。





広角カメラで尾瀬ヶ原を捉えました。
遠く先に燧ケ岳が見えます。

中央辺りに見える構築物は見晴の山小屋です。そして、左の点が東電小屋です。こうして画像を見ると、昨日の場所だなと言う気になれます。





(08:06)
私達を追い抜いて行った尾瀬保護財団の二人。
ロープと鉄杭を持って登っていました。
ロープを張る作業をしています。




ナナカマドに白い花が咲いています。
実がなり、やがて葉が真っ赤に紅葉するのでしょう。






ミネウスユキソウだと思います。




こちらはおなじみ、ニッコウキスゲ。





(08:17)
尾瀬ヶ原。
遠くを望みました。
燧ケ岳が見えます。





(08:17)
同じ場所から見た尾瀬ヶ原。
足元近くの方を望みました。
地塘が点在しています。



第2休憩ポイント

(08:51)
休憩するのに、手頃な場所です。
森林限界を過ぎた辺りにも休憩ポイントがありました。
その場所。
別に第1休憩所とか名が着いている訳ではないです。
それで、勝手にここを第2休憩ポイントとしました。





高度が上がりました。
先ほどの第2休憩ポイントが見おろせます。




尾瀬ヶ原全体を見渡します。




(09:16)
急な木の階段が続きます。
この木の階段。
所々で傷みが来ていました。




ハクサンコザクラだと思います。
雪割草の一種でしょう。




トンボの大群です。
これだけ大量のトンボ。
尾瀬ヶ原の地塘で過ごし、成長して登って来るのではなかろうか。



タカネノバラ。
こんな所にハマナスが咲いていると思いました。
調べてみたらタカネノバラと言う花でした。





(09:18)
急な木製階段です。
後方に尾瀬ヶ原が広がります。




茎が3本出ています。
サンリンソウだろうか。




何と言う花だろう。




(09:49)
急な木製階段。
こちらのご夫婦。
第1休憩ポイントで出合いました。
東京の多摩市から来たと話していました。
私達と抜きつ抜かれつとなり、小至仏まで一緒になりました。





(10:00)
急な木製階段が、まだまだ続きます。
左に回りこんでいます。




左手の方向に小至仏山が見えます。
至仏山頂に登った後、アチラへ向かいます。




チングルマ?




(10:28)
アソコが山頂です。
腰に手を当て、遠くを眺める彼女。
何が見えるでしようか。

ここから右に大きく廻って山頂に到達します。







何と言う花だろう。



至仏山山頂

(10:32)
至仏山の山頂に到着しました。
横浜からの団体の人が訪れています。
団体のナを聞いたら「みろくの会」と言っていました。




山頂の石柱の上側。
周囲の山々を表しています。






(11:06)
昼食を終え、下山を始めました。






小至仏山。
あの方角に向かいます。





小至仏山。





(11:18)
キスミレを撮影する男性。
大きな岩の陰に群生しています。




私も撮影しました。




小至仏山。





(11:25)
小至仏山に向かって歩きます。
今日のKオジサンの後ろ姿です。




小至仏山に向かいます。




平坦な所へ来ました。





小至仏山。





(11:51)
もう直ぐ小至仏山の山頂です。


小至仏山

(11:54)
小至仏山の山頂に来ました。




山頂から下って行きます。
緩やかな木製階段が続きます。





(12:11)
木製階段が続きます。
この先、休憩できるスペースが見えます。




斜面はお花畑のようです。





オゼソウだそうです。
単独で来ていた花に詳しい女性に教えて貰いました。
このオゼソウ。
日本で3箇所しか無い花だそうでした。
ここ至仏山と谷川岳。それに北海道のサロベツ原野と手塩山地に分布しているとなっています。





(12:36)
地塘が有る場所。
ここも湿地なのだろうか。






尾瀬ヶ原が見えます。
至仏山から下ってきて、見る角度が変わりました。



鳩待峠2.0Kポスト

(13:27)
鳩待峠まで2.0Kと表示しています。
至仏山との中間点位でしょう。


鳩待峠登山口

(13:44)
鳩待峠登山口まで下山して来ました。
ソーラーのカウントメーターが付いています。
一ノ瀬から入った時にカウントされています。
これで、尾瀬から出た事になります。




鳩待峠の登山口です。
下山して来る時、足元に紙吹雪の紙が散乱していました。
何故だろうと思ったのですが、御祓いに使った白い御幣が木に結んで有りました。
これは1日の開山祭に使ったものであると納得しました。




(13:46)
閑散とした鳩待峠。
盛夏には考えられない程、人が少ないです。





タクシー乗場へ向かっています。
バスは13時40分で既に出発していました。






爆音をたてて飛来したヘリコプター。
尾瀬の山小屋への補給です。
木道の資材もこのヘリで運んだのだろうか。




戸倉へ向うタクシーです。
このタクシーも女性ドライバーです。
乗り合いで私達以外にも単独の男性とカップルが乗車しました。
バスは1時間に1本となっていました。
バスが出た後でしたが、このように運行してもらえて有り難いです。


尾瀬ぷらり館

タクシーが戸倉第1駐車場まで走ってくれました。
右に見えるのが尾瀬ぷらり館です。
ここで入浴しました。
ヌルッとした温泉でした。
尾瀬の山小屋で風呂に入れましたが、石鹸やシャンプーが使えませんでした。
山のアカを落としてサッパリしました。

このお風呂。蛇口の有る洗い場が5箇所ほどでした。
盛夏のシーズンには混雑するだろうと想像しました。



尾瀬ぷらり館の展示コーナーです。
尾瀬の自然の解説。それにクマの剥製も有ります。


感想
至仏山に登りました。
高度が上がるにつれて、尾瀬ヶ原の姿が変わっていきました。
昨日、歩いた木道が見えました。そして、燧ケ岳も。
色々の花にも会えました。
至仏山への登山コースは鳩待峠から登るか山の鼻から登るかです。山の鼻から登った場合、一方通行になっていて、山の鼻へ下山できない事となっていました。至仏山荘に泊まったのであり、当然山の鼻からの登りとなります。高度を上げていきバックの尾瀬ヶ原の景色が変化して行きました。そして小至仏山を経由して鳩待峠に下山するコースを辿れて良かったです。
また、7月1日に山開きがあり、至仏山への登山が解禁となりました。夏休み前の混雑しない時であり尾瀬を味わえて良かったです。

3日間の感想
尾瀬第1駐車場に車を停めて関越交通の尾瀬戸倉案内所の前から大清水までタクシーに乗りました。そして、一ノ瀬までシャトルバスに乗りました。移動がスムーズに進み、良かったです。
帰路も鳩待峠から戸倉へ乗合いタクシーに乗れ、好い具合に戻って来れて良かったです。

初日に三平峠で栃木から来たと言うグループと少しお喋りしました。二日目は黄色いズボンの女性に、ヒュッテでカメラのシャッターを押して貰ったり、危うく忘れ物をするところを救われました。三日目は多摩市のご夫婦と少し、一緒しました。それに単独女性に花の名を教えて貰いました。東電小屋では支配人が色々と説明してくれました。
一期一会の出合い。そんなのも山での楽しい思い出です。

三平峠で出合ったグループが男性1名で女性が4名でした。尾瀬沼ヒュッテで出会ったグループは男性二人に女性が5人でした。最近の傾向で女性の登山熱が高まっているのが判りました。

このメンバーで5月に木曽路の馬籠宿から妻籠宿までを歩きました。街道を歩く人は日本人より外国人が多いほどでした。それで、尾瀬も外国人が多いだろうと予測したのですが、出会ったのは白砂峠で日本人とアメリカ人のカップルだけでした。中国人や韓国人がいたかも知れませんが、判りませんでした。外国人に日本の好い場所を知って貰えるのは好い事だと思いますが、出会った人の少なさに外国人が持つ尾瀬への関心は低いのだと思いました。

最終日。尾瀬を出発した時刻の記録が有りません。でも、温泉で汗を流してから15時頃に帰路に着きました。そして、自宅に着いたのが22時頃で、休憩を含め約7時間かかりました。7時間が遠いのか、近いのか。
尾瀬へ行って来れて良かったです。


コメント
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