久し振りに水曜会の山行に参加しました。 今回もジオンさん企画です。
下山口の養南病院の奥に車をデポして養老公園の駐車場からのスタートです。滝の上流部、コンクリートの飛び石を渡ると急登の始まりです。九十九折れの登山道を進みますが、高度が増すにつれて雪が現れ始めました。急坂が終わり尾根に辿り着いて一休みです。暫く進むと三方山への分岐の標識が見えました。
ここから3分程で三方山の山頂に着きます。展望が開け濃尾平野が一望できました。濃尾平野は少し靄が掛かったような感じですが、遠くの山々ははっきりと確認できました。白山 乗鞍岳 御嶽山に恵那山。山の名は特定出来ませんが中央アルプスあたりがノコギリの歯のように見えます。抜群の眺望です。御嶽山は白煙が上がっているのが肉眼でも、はっきりと見えました。
笹原峠から登り、小倉山園地で小休止です。目指す津屋避難小屋はまだ、先となるので、少し腹ごしらえをしました。風が無く穏やかな陽気です。
ここからは養老山登山道が横にスライドして行く形でアップダウンが有りますが、今までのような登りの連続では有りません。養老山山頂は養老山登山道から10メートルほど入った位置にあります。立派な三角点の標柱が設置されていますが、周りを樹木で覆われ、全く眺望が有りません。
津屋避難小屋を目指し養老山登山道を歩きます。少々のアップダウンが続きます。避難小屋は、まだかまだかと言った感じです。先方を歩くジオンさんからは、「ミンナお腹が空いて、無言に成って来ている」と言う言葉も。
避難小屋に着き、雨戸を開けて中に入ります。皆の持ち寄った食材がザックから出てきてランチの開始です。ランチが終わる時期に若者二人が現れました。トレランでここまで来たが、下に降りる道を教えて欲しいとのことでして、それでは私たちも今から下山するので一緒に降りましようとなりました。
良く喋るお二人。一宮市と江南市の介護士とケアマネージャー。始めは私たちと一緒に歩いていましたが、途中からは先を歩くようになり、走って駐車場に向かいました。
養老公園駐車場(8:42) ― 滝の上(8:54) ― 尾根道(9:33~9:35) ―
三方山山頂(10:08~10:17) ― 小倉山園地(10:48~11:00) ― 養老山(11:27~11:30)
― 多芸ノ台(12:13~12:17) ― 津屋避難小屋(12:40~13:53) ―
東海自然歩道(15:19) ― 駐車地(15:29)
今回のコースを1月20日に「山たまご」さんが歩いていて、参考にしました。
http://www.geocities.jp/tokaigakko/page-444.yoro.html
今回歩いたコースは10年位前に歩いた記憶が有ります。その時は美濃津屋駅に車を停めて、川原越えから養老山へ歩きましたので、今回とは逆のコースで歩きました。
10年以上前に歩いたのであり、同じコースを逆に歩きましたが、初めて歩いたように、新鮮に感じる事が出来ました。1度歩いたコースでも、新鮮に感じられる。それも、山の面白さの1つです。
乱丸さん。提供のGPS軌跡図です。
上から下へ縦走しました。
養老公園の駐車場から歩き始めました。
コンクリートの飛び石が見えてきました。
飛び石を渡って行きます。
この川は養老の滝の上流部です。
飛び石を渡ると、九十九折れの道が始まります。
急な登山道を登って行くと、高度が増すにつれて雪が現れました。
三方山の山頂に着きました。
前方の視界には濃尾平野が広がります。
霞んでモヤって居ますが、遠くの山々ははっきりと見えました。
肉眼でも御嶽山の噴煙が見えます。
岐阜駅前の2本のタワーピル。その先の三角形の山は金華山、そして百々ケ峰が確認できます。
揖斐川や長良川も判ります。
小倉山へ。
あの頂を目指します。
小倉山園地を目指します。
雪を踏んで登ります。
うつむくKオジサン。
登りがキツかって、休んでいたのか、意識していない内に撮られていました。
バックの景色が素晴らしいです。
晴れていて、日差しが眩しいです。
もうすぐ、小倉園地に到達です。
小倉園地から。
下に先ほどの三方山が見下ろせます。
小倉園地で全員の記念写真を撮影しました。
小倉園地から養老山を目指します。
右手には霊仙山が見えます。白い所は西南尾根です。
先頭を歩くジオンさんと乱丸さん。
養老山頂登山道を進みます。
養老山頂登山道。
標識がしっかり整備されています。
津屋避難小屋までは80分と表示しています。
登山道を歩くKオジサン。
えらくガニマタで歩いています。
草臥れてきているのでしょうか。
列で登山道を進みます。
多芸ノ台へ来ました。
このあたりの登山道は歩き易い部分です。
冬で、木の葉が落ち、木の間から下界が良く見えます。
やっと津屋避難小屋に到着です。
避難小屋で遅いランチの始まりです。
NOKOさんが素麺を折り、鍋に入れました。
ランチの始まり。
ランチの真っ最中。
Kオジサンの表情。
我ながら好い表情をしていたと思いました。
皆さんから出された食材。
食材をチョイスしたものです。
ランチを終える頃に若者2人が避難小屋に現れました。
下山路を教えてほしいとの事で、一緒に下山しましょうとなりました。
ハーフパイプ上の道を下山し始めました。
落ち葉が貯まり歩きにくい道です。
道と言うよりも・・・・。
やっと、東海自然歩道と交差するところに来ました。
車をデポしておいた駐車地まで下山してきました。
お疲れ様でした。
Kオジサン。
駐車地に辿り着きましたが、ヘロヘロになっていました。
2002年の山行
冒頭で、このコースを10年位前に歩いた記憶が有ります。と書きました。調べてみましたら2002年2月2日の事でした。
山に登った後、印象が段々薄れていきます。
あの時、川原越えの谷を登って行く時に、「パーン、パーン」と銃声がしました。イノシシ狩りをやっていたのです。銃声で怖い思いも有りました。川原越え~北に進むと暫くして東屋に到達しました。
あの時の記憶で、一番残っている事は下山してきてタクシーを土産物屋から呼んで貰った事です。時間が経つに連れて10の記憶が8となり、5となり、最終的には2程度の記憶となります。
始めの計画では養老駅から津屋駅へ近鉄(当時)で戻る計画でしたが、下りて来るのが遅くなってしまったのです。この時のことは「せきすいの山遊録」に載っています。もう、閉じてしまったホームページですが、http://tendoh.fc2web.com/index.htmで開き、07山遊録をクリックして、2002年2月2日の養老山を開きますと、その時の模様が見れます。
このホームページを見ると、各務原の出発が8時となっています。登り始めるのが遅く、その結果、下山して来るのが遅くなったのです。各務原を6時位に出発していれば、こんな結果にはならなかったのだと思います。振り返ってみますと、まだまだ、登山知識が乏しく未熟な時期でした。それでも、アレから13年が経ちます。
津屋避難小屋の前で。
小倉山園地でのコーヒータイム。
山の面白さ。
今回のコースはジオンさん企画。
歩いてみて、色々の事を振り返り、1つ1つの山の思い出を懐古することが出来ました。こういう事が出来るのも山の面白さでしょう。
今回、登った後に皆さんから画像を戴きました。自分の姿の画像を他の人からヤフーボックスで貰う。そういう事が出来るのも、一緒に登った仲間が有ればこそです。一緒出来て、改めて良かったと振り返っています。
それに、今回のような下山口に車をデポして置いて縦走が出来るのは、一緒できる仲間が居るからこそです。有り難いことです。
下山して来る時はヘロヘロの状態でしたが登ってみて、楽しめたと感慨に耽っています。