超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

現実に観測されないものは存在しない!

2010-04-21 06:21:14 | Weblog
誤解は理解である、
アンリアルの中にリアル、
簡単でないものの簡単な表現、
これをゲーデル・クリーネの定理で解読して見よう。
これらは村上春樹の文章である。

*。
ゲーデルの不完全性定理のKleene理解を、クリーネの定理と呼ぼう。
即ち、矛盾は無矛盾である。
このような言い方ができる。
それは証明できない。

何故なら、矛盾にも、正しいものと間違ってものがあり、
これを言葉で区別できないからだ。

矛盾にも無矛盾にも、正しいものと間違ったものがある。
それは言葉で区別できない。

言葉以前の純粋直感で理解する。
それが「確かさ」だ。

    *。
すると、誤解にも理解であるものがある。
アンリアルでも、アンリアルとリアルがある。

*。
言葉の上で、チョウチョが羽ばたけば、台風が起きる。
これを台風は、チョウチョの羽ばたきと書ける。

これが日本文化伝統の、シンプリフィケーションであろう。

*。
矛盾の中に、間違った矛盾と正しい矛盾がある。
どちらかは、無矛盾である。

矛盾の中に無矛盾がある。
始めの矛盾は言葉であり、後の無矛盾は現実である。

言葉と現実は違う。
それを言葉で言うと、矛盾は無矛盾であると書ける。

   *。
言葉現象と現実現象は、不確定性原理で遮断されている。

これを知れば、誤解は理解であるという場合もある訳だ。

*。
例えば、光は粒であり波である。
それを誤解は理解であるとか、理解は誤解であるともいえる。

誤解と理解のパラドックスの解消が、第三世界である。
こういうパラドックスの解消もある。

*。
誤解と理解、アンリアルとリアル、簡単と複雑、
これをパラドックスとし、それを解消する。
すると新しい世界ができることがある。
できないこともある。

それを現実で検証する。
これが観測の理論だ。

観測して初めて、それが検証される。
これが量子力学だ。

*。
誤解に中に理解を観測することもある。
アンリアルの中にリアルを観測することもある。

簡単化が測定であることもある。

*。
こういう新世界に達した。

    *。
矛盾の中に、無矛盾を観測することもある。

言葉の矛盾と、現実の無矛盾は違う。
言葉に矛盾はあっても、現実には矛盾はない!

これが観測の理論であり、理性は新世界に抜けた。

*。
国家や民主主義などは、現実のものではない。
それは言葉の特性だ。

現実に観測されないものは、存在しない!

村上春樹の世界的人気 自己療養

2010-04-21 05:22:31 | Weblog
消費産業は、人を消費と空しさのパラドックスに切り裂いた。
このパラドックスの解消の一つは、自己療養である。

村上春樹の小説のスタイルは、
自分を完全に理解してくれることにある。
従って、読者を完全に理解することが彼の目標である。

即ち、彼の小説は、読者を自己療養することである。

*。
村上春樹の小説は、読者を自己療養させるのだ。
即ち、スモーク・サーモンのサンドイッチやビール、
美しい音楽や快適な男女関係、
洗練された文章や絡み合った言葉の解読の喜び。

ここに読書を誘い、自己療養させるのだ。

*。
中国での抜群の人気は、
消費社会が始まって、その空しさを、解消する文学が必要だったことにある。

自己療養文学の必要、これが世界の村上春樹人気である。

*。
村上春樹文学のキーワードは、「自己療養」である。

    *。
ここで問題なことは、自分を完全に理解する人やことの探索にある。
こんなことは常識で、ありえないことだ。

これを彼は理解していない。

*。
つまり、永遠の青春症候群だ。
これでは何時までも大人になれない。

大人は消費の快楽に、逃げない。
これを断罪するのが大人だ。

*。
永遠の少年症候群は、
精神障害や自殺や犯罪に陥る。

    *。
村上春樹こそはオウム真理教そのものだ。

彼はオウム真理教であって、それを否定している。
このオウム真理教の否定と肯定のパラドックスに切り裂かれている。

オウム真理教に逃げ込んではいけない。

*。
サリンジャーにこういう話がある。
彼の町に一軒の雑貨屋ある。

彼はここに出かけて来て、
サリンジャーはあるかと聞く。
ここにありますというと、家に帰る。

これが彼のアイデンティティだ。

*。
村上春樹はオウム真理教であって、
オウム真理教を描くことで、自己確認をしているのではないか。
それが1Q84ではないか。

村上春樹のパラドックスの解消は、オウム真理教の確認にある。
それが彼のアイデンティティだ。

*。
ここに病的現象を見る。
これは発振現象だ。
自己の解体現象だ。

自己を解体しつつ、自己を確認する。
否定の肯定だ。
パラドックスに閉じ込められている。

    *。
このパラドックスの解消は、大人になることだ。

これを発振させることは、犯罪だ。
永遠の少年症候群は、精神障害や自殺や犯罪と、共存している。

永遠の少年現象は、自己破壊であり、一種の自殺だ

彼の読み手が、大人になる経過として彼を読むならよい。
そうしないと、自己破壊が待っている。

*。
自分を完全に理解してくれるものはいない。
それを知り、その孤独に耐えるのが大人だ。

永遠の少年は、このパラドックスの井戸に落ちたのだ。
ここから出るのが青春だ。

     *。
消費に快楽や満足を求めない。
これが大人だ。

大人の消えた寂しい世界が現代だ。

*。
村上春樹の世界的人気現象は、こう読める。
パラドックスの井戸に落ちたのだ。

そこで癒しや救いを求める。
パラドックスに閉じ込められたのだ!

*。
自己療養しても、始めと終わりは変わらない。
村上春樹自身よく知っている。

自己療養から抜け出すのが大人だ。
青春は自己療養ではない。